英・蘭へ「借金返せぬ」アイスランド国民投票(読売新聞) - goo ニュース
リーマンショックの影響で金融立国で名を上げていたアイスランドが大損こいてGDPの4分の1にも上る負債(50億ドル前後)を背負い込んでしまったようです。
この資金繰りについてロシアから45億ユーロ(約54億ドル)の借り入れ交渉をするとの話を爺も取上げました。08年10月の話です。
その結果がどうなったか爺は勿論知る訳がありません。
英蘭が返せと言ってる50億ドルは2年前のロシアからの借款と金額的にほぼ見合いですから「英蘭政府が肩代わり」していたのかもわかりません。
英蘭に50億ドルを15年掛けて返済する法案に大統領が拒否権を発動し「国民投票」となりました。
7日昼の時点で開票率98% その内
返済否決が98%ですから返済否決が決まりました
爺がこれまで書いているようにドルの過剰流通の世界では投資の失敗で巨額のドルが闇に消えて行きます。 かくして:
貸した金は返らない。借りた金は返さない(返せない)。という世界が出来てチャラ(清算)です。
英蘭政府も直ぐ返さなくて良いとは言えないので30年年賦の金利2%とか40年年賦とか返済のリスケジュールに応じざるを得ないでしょう。
余り強行に返済を迫ると(今回は)中国からの借款なんて話が流れています。
外貨準備が世界一でドルを2兆ドルほど持っていますから50億ドル位ピーナッツ一つですよ。当然北極海にプレゼンスする足場を作り移民の3万人も送り出せば人口31万人のアイスランドはいろいろ大変でしょうね。
まあそうしない様アイスランドと英蘭政府のせめぎ合いがあるでしょう。
あまり情報は流れないと思いますがアイスランド政府のタフな交渉術は見ものでしょうね。
気の弱い日本人にはいろいろ参考になることが多いと思います。
これも注目ですね。
読売新聞:
【ロンドン=大内佐紀】国家経済が 破綻 ( はたん ) 状態にあるアイスランドで6日、英国とオランダへの債務約50億ドル(約4500億円)を今後15年間で返済すると定めた法案への賛否を問う国民投票が行われ、7日昼までの集計(開票率98%)で反対が93%と、圧倒的多数による否決が決まった。賛成はわずか1・8%だった。
政府は、英・オランダ両国と返済条件について再交渉を迫られ、アイスランドの国際信用の一層の低下は避けられない情勢となった。国際通貨基金(IMF)などからの融資は凍結され、欧州連合(EU)加盟交渉にも悪影響が出る見込みだ。
問題の債務は、経営破綻したアイスランドのランズバンキ銀行をネット経由で利用していた英・オランダ両国の約40万人に対し、両国政府が預金者保護のため立て替え弁済した資金。アイスランド議会は昨年末、15年間かけて両国に返済する法案を小差で可決したが、グリムソン大統領が「国民は納得していない」と署名を拒否。憲法の規定により、法案への賛否を問う初の国民投票が実施された。
アイスランド国民の間では、「自分たちの預金が危ういのに、なぜ高利息を狙ってアイスランドの銀行を利用した外国人だけを保護し、その費用負担までしなければならないのか」との不満が強く、それが9割以上の法案反対につながった。
アイスランド外務省は6日深夜、「英・オランダ両国との返済条件見直し交渉を今後とも続ける。合意が得られると確信している」とする声明を発表し、政府には債務返済の意思があることを示した。だが、再交渉が早期妥結する見通しはなく、アイスランド経済の苦境はさらに深まることになりそうだ。(引用終わり)
リーマンショックの影響で金融立国で名を上げていたアイスランドが大損こいてGDPの4分の1にも上る負債(50億ドル前後)を背負い込んでしまったようです。
この資金繰りについてロシアから45億ユーロ(約54億ドル)の借り入れ交渉をするとの話を爺も取上げました。08年10月の話です。
その結果がどうなったか爺は勿論知る訳がありません。
英蘭が返せと言ってる50億ドルは2年前のロシアからの借款と金額的にほぼ見合いですから「英蘭政府が肩代わり」していたのかもわかりません。
英蘭に50億ドルを15年掛けて返済する法案に大統領が拒否権を発動し「国民投票」となりました。
7日昼の時点で開票率98% その内
返済否決が98%ですから返済否決が決まりました
爺がこれまで書いているようにドルの過剰流通の世界では投資の失敗で巨額のドルが闇に消えて行きます。 かくして:
貸した金は返らない。借りた金は返さない(返せない)。という世界が出来てチャラ(清算)です。
英蘭政府も直ぐ返さなくて良いとは言えないので30年年賦の金利2%とか40年年賦とか返済のリスケジュールに応じざるを得ないでしょう。
余り強行に返済を迫ると(今回は)中国からの借款なんて話が流れています。
外貨準備が世界一でドルを2兆ドルほど持っていますから50億ドル位ピーナッツ一つですよ。当然北極海にプレゼンスする足場を作り移民の3万人も送り出せば人口31万人のアイスランドはいろいろ大変でしょうね。
まあそうしない様アイスランドと英蘭政府のせめぎ合いがあるでしょう。
あまり情報は流れないと思いますがアイスランド政府のタフな交渉術は見ものでしょうね。
気の弱い日本人にはいろいろ参考になることが多いと思います。
これも注目ですね。
読売新聞:
【ロンドン=大内佐紀】国家経済が 破綻 ( はたん ) 状態にあるアイスランドで6日、英国とオランダへの債務約50億ドル(約4500億円)を今後15年間で返済すると定めた法案への賛否を問う国民投票が行われ、7日昼までの集計(開票率98%)で反対が93%と、圧倒的多数による否決が決まった。賛成はわずか1・8%だった。
政府は、英・オランダ両国と返済条件について再交渉を迫られ、アイスランドの国際信用の一層の低下は避けられない情勢となった。国際通貨基金(IMF)などからの融資は凍結され、欧州連合(EU)加盟交渉にも悪影響が出る見込みだ。
問題の債務は、経営破綻したアイスランドのランズバンキ銀行をネット経由で利用していた英・オランダ両国の約40万人に対し、両国政府が預金者保護のため立て替え弁済した資金。アイスランド議会は昨年末、15年間かけて両国に返済する法案を小差で可決したが、グリムソン大統領が「国民は納得していない」と署名を拒否。憲法の規定により、法案への賛否を問う初の国民投票が実施された。
アイスランド国民の間では、「自分たちの預金が危ういのに、なぜ高利息を狙ってアイスランドの銀行を利用した外国人だけを保護し、その費用負担までしなければならないのか」との不満が強く、それが9割以上の法案反対につながった。
アイスランド外務省は6日深夜、「英・オランダ両国との返済条件見直し交渉を今後とも続ける。合意が得られると確信している」とする声明を発表し、政府には債務返済の意思があることを示した。だが、再交渉が早期妥結する見通しはなく、アイスランド経済の苦境はさらに深まることになりそうだ。(引用終わり)