王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

郵政改革 亀井案を承認

2010-03-31 08:34:43 | 政治
亀井案を容認=「閣内にいるから」-仙谷氏・郵政改革(時事通信) - goo ニュース

去る28日の日曜日朝のTV番組で亀井金融・郵政改革担当相が「郵政改革案」をぶち上げたところ菅副総理・財務相が「そんな事聞いていない」発言に続き仙谷国家戦略担当相も「話が無くて法ができるか」と発言しマスコミは「又もや閣内不一致」と囃し立てた。

その為であろう30日夕刻閣僚懇談会が開かれ「首相一任と決まり」聞いていない派も矛を収め「骨格案通り」との首相裁定がおりた。
まあ聞いていない派も首相の前で反対意見を述べておけば後日の(不具合が起きた際の)責任論から逃れられる。

普天間基地移設問題が最たるものであるけど、この内閣はどうやら閣僚会議或いは関係閣僚会議をしっかり官房長官辺りを軸として行っていない様に見える。
自公政権時代は1省の法案と言えども「事務次官会議で了解を得ないと閣議に上がらなかった」とか。
それでは官僚が国策を決めるとの反省から「事務次官会議の廃止」は良かったけど「閣僚会議」が行われていないか連絡が不十分なのか行っても中身が無いのか機能していない。
国会議員大臣が政策を提案しても関係者が集まって政策論争をする場が無いかあっても対立意見の調整が出来ないので「言いっぱなし、聞く耳持たない」が出ているのであろう。
会社で言えば「役員会」が行われず「行われても意見集約が出来ず」不十分なまま「社長一任」で役員は責任逃れ。これでは先に大声を出した(亀井大臣)方が有利であろう。

国債発行残高の急増と税収の落ち込み、加えて大きな政府型の多額の歳出をどう鳩山内閣は整理統合して行くのだろうか?
菅さんや仙谷大臣による「特別会計の洗い直し」に期待していたのだがさっぱり声が聞こえてこない。


時事通信:
仙谷由人国家戦略担当相は30日夜、鳩山由紀夫首相が郵政改革案をめぐり、亀井静香金融・郵政改革担当相が示した骨格案通りに了承したことについて、「だって閣内にいるんだもん。そういうことだ」と記者団に述べ、受け入れる考えを示した。

 仙谷氏は、郵便貯金の預入限度額の引き上げに対し、地方の中小金融機関の経営に影響するなどとして反発していたが、これ以上の混乱は好ましくないと判断したものだ。

 閣僚懇談会で首相に判断を一任したことについて、仙谷氏は「わたしの方からも総理に一任しようと話した」と語った。ただ、限度額の具体的な引き上げ幅については「聞いていない」と述べるにとどめた。  (引用終わり)
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