定昇維持、一時金も回復=大手が一斉回答-10年春闘(時事通信) - goo ニュース
昨日17日は大手企業の労働組合の賃上げと一時金に対する一斉回答日であった様です。
概ね「定昇の維持」と「一時金の回復」がされたと報じられています。
まあ一時金は企業の業績を反映するので斑が有るのは認めるとして「ベースアップ」が0回答ですから組合側は負けですよね。
本来なら組合の指導者は「回答に不満だ!」とスト通告をすべき所、金属労協の西原浩一郎議長(自動車総連会長)は、「賃金については全体として確保できた」とコメントしてました。確か賃上げは「労働者の生活を維持する最低限の要求」だった筈でしたがね。
この人たちの業界用語を一般の日本語に直せば「後ろに向けて正々堂々退却した」との意味でしょう。
1960年代の日本の景気が良い頃でさえ「爺たちが若者で一所懸命賃上げ闘争でストをやっても(ストの結果)賃上げは僅かでした」
この不況期に労働者がストをやらないでどうして賃金が上がるでしょうか? 上がる訳がありません。
まあ大手の労働組合員は労働者の上澄みになってしまい大手企業は「多数の季節工や臨時工を雇用し労賃の調整はここの首切りで調整しています」から労働組合員は完全に会社に買い殺されてしまいました。
本当は「正規雇用を増やせ!」と要求するのが筋ですがそれを無視した結果でしょう。
その結果自動車産業は社内留保10数兆円と言われながら臨時工で賃金を圧縮し世界に進出しましたが「作りすぎと急激な拡大」で創業以来のピンチに見舞われています。
さて月末までに電車が止まったりバスが走らないような事があるでしょうか?
多分無いでしょうね。既存の労働組合とその幹部では「賃上げを勝ち取る」なんて出来ないと爺は思いました。
時事通信:
自動車、電機、鉄鋼などの大手主要企業は17日午前、金属労協(IMF-JC)傘下の労働組合の春闘要求に一斉に回答した。2010年春闘ではベースアップ(ベア)要求を見送る労組が大半で、多くの企業が定期昇給(定昇)を維持した。一時金については、業績低迷により大幅に低下した前年の実績額から引き上げる回答が相次いだ。
集中回答を受けて記者会見した金属労協の西原浩一郎議長(自動車総連会長)は、「賃金については全体として確保できた。一時金については総じて厳しい交渉となったが、組合員が粘り強く引き出した結果だ」と述べた。
金属労協本部では、傘下労組から報告された回答内容がホワイトボードに書き込まれた。自動車はリード役のトヨタ自動車の一時金が5カ月プラス6万円と満額割れとなったが、日産自動車、ホンダは満額回答した。賃金はトヨタが定昇維持、日産は定昇相当の6000円のほか、若年層への評価特別配分200円を上乗せした。
電機も大手各社は定昇を維持した。一時金は日立製作所、シャープが前年実績を上回ったが、三菱電機は下回った。三菱重工や住友金属も、回答額は要求額をそれぞれ4万円下回った。
大手電機労組が統一要求した産業別最低賃金の引き上げは、要求の半額の500円で決着。非正規労働者の処遇底上げにつながる効果がある。労働災害や通勤途上災害の企業負担も要求通り増額されたが、時間外賃金の割増率引き上げについては経営側がコスト増につながると反論し、見送られた。 (引用終わり)
昨日17日は大手企業の労働組合の賃上げと一時金に対する一斉回答日であった様です。
概ね「定昇の維持」と「一時金の回復」がされたと報じられています。
まあ一時金は企業の業績を反映するので斑が有るのは認めるとして「ベースアップ」が0回答ですから組合側は負けですよね。
本来なら組合の指導者は「回答に不満だ!」とスト通告をすべき所、金属労協の西原浩一郎議長(自動車総連会長)は、「賃金については全体として確保できた」とコメントしてました。確か賃上げは「労働者の生活を維持する最低限の要求」だった筈でしたがね。
この人たちの業界用語を一般の日本語に直せば「後ろに向けて正々堂々退却した」との意味でしょう。
1960年代の日本の景気が良い頃でさえ「爺たちが若者で一所懸命賃上げ闘争でストをやっても(ストの結果)賃上げは僅かでした」
この不況期に労働者がストをやらないでどうして賃金が上がるでしょうか? 上がる訳がありません。
まあ大手の労働組合員は労働者の上澄みになってしまい大手企業は「多数の季節工や臨時工を雇用し労賃の調整はここの首切りで調整しています」から労働組合員は完全に会社に買い殺されてしまいました。
本当は「正規雇用を増やせ!」と要求するのが筋ですがそれを無視した結果でしょう。
その結果自動車産業は社内留保10数兆円と言われながら臨時工で賃金を圧縮し世界に進出しましたが「作りすぎと急激な拡大」で創業以来のピンチに見舞われています。
さて月末までに電車が止まったりバスが走らないような事があるでしょうか?
多分無いでしょうね。既存の労働組合とその幹部では「賃上げを勝ち取る」なんて出来ないと爺は思いました。
時事通信:
自動車、電機、鉄鋼などの大手主要企業は17日午前、金属労協(IMF-JC)傘下の労働組合の春闘要求に一斉に回答した。2010年春闘ではベースアップ(ベア)要求を見送る労組が大半で、多くの企業が定期昇給(定昇)を維持した。一時金については、業績低迷により大幅に低下した前年の実績額から引き上げる回答が相次いだ。
集中回答を受けて記者会見した金属労協の西原浩一郎議長(自動車総連会長)は、「賃金については全体として確保できた。一時金については総じて厳しい交渉となったが、組合員が粘り強く引き出した結果だ」と述べた。
金属労協本部では、傘下労組から報告された回答内容がホワイトボードに書き込まれた。自動車はリード役のトヨタ自動車の一時金が5カ月プラス6万円と満額割れとなったが、日産自動車、ホンダは満額回答した。賃金はトヨタが定昇維持、日産は定昇相当の6000円のほか、若年層への評価特別配分200円を上乗せした。
電機も大手各社は定昇を維持した。一時金は日立製作所、シャープが前年実績を上回ったが、三菱電機は下回った。三菱重工や住友金属も、回答額は要求額をそれぞれ4万円下回った。
大手電機労組が統一要求した産業別最低賃金の引き上げは、要求の半額の500円で決着。非正規労働者の処遇底上げにつながる効果がある。労働災害や通勤途上災害の企業負担も要求通り増額されたが、時間外賃金の割増率引き上げについては経営側がコスト増につながると反論し、見送られた。 (引用終わり)