王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

捕鯨船侵入事件 元船長取調べ

2010-03-13 07:46:09 | 環境
領事らと接見後、取り調べ=過去の事件も「鋭意捜査」-捕鯨船侵入事件・海保(時事通信) - goo ニュース

12日朝のTVニュースショーで観音崎沖を東京湾に向かう第2昭南丸が写りました。
その周りを多分警護の艦艇が4隻で囲んでいました。
それが東京湾の中に入ると取材の艦艇も含めて大小10隻以上の船に囲まれて走っています。空には複数のヘリまで飛んでいました。
何か大イベント並みの出迎えでした。

さて夕刻のTVニュースではシーシェパード(SS)の元船長ニュージーランド籍のピーター・ベスーン容疑者(44)の身柄は東京海上保安部の江東庁舎に移送され簡単な取調べも終わったそうです。

とりあえずは2月15日の南極海辺りの第2昭南丸侵入の件でしょうが1月6日に小型高速船アディ・ギル号で突入し第2昭南丸の進路妨害とか薬品入りのビンを投げたりレーザービームを照射したり件なども取り調べる事になるのでしょうかね?
恐らくSSは「始めに捕鯨反対ありき」ですからそれを大前提に彼(とか彼ら)のやった事は違法性を免れるとでも主張するのでしょうか?

裁判を通じて「反捕鯨の主張を世界にアッピールしよう」との作戦の様ですから日本側もしっかり「調査捕鯨の必要性」と「食文化の違い」を訴えないと「小さな違法に裁判で勝っても鯨を殺す残酷な日本人というマイナスイメージを撒かれるかもしれません」
昔は日本でも鯨はご馳走でした。爺も子どもの頃は「鯨のステーキはよだれが垂れるほどのご馳走でした」よ!
今でも日本沿岸の鯨捕食はありと思いますが平成の今南氷洋まで出かけて鯨を捕まえて食べる必要があるか爺はやや疑問を感じています。

図ったように(どうも図っているらしいのですが)クロマグロの漁獲制限が問題となりここでも日本は苦しい立場のようです。
漁獲制限量の10倍も他国からクロマグロを輸入して食べている行為も問題といえば問題に思えます。
昔は握りずしなんて「法事かなにかでお客さんがきた時に子供用に取り分けてくれた1貫か2貫しか食べられなかった」
小さいお子さんが「トロだいちゅきー」と回転すしで味わうのはそれはそれで良いのだけど大きな絵柄で見ると飽食とか過食の極みかもしれない。まあ悩ましいことです。

鯨の件では海外からデモ隊が裁判に押しかけますかね
いろいろ配慮しなければいけない事が多くなっているがSS元船長の件は淡々と冷静に推移を眺めないといけないでしょう。


時事通信:
反捕鯨団体シー・シェパード(SS)による調査捕鯨船「第2昭南丸」への侵入事件で、東京海上保安部は12日午後、艦船侵入容疑で逮捕したSSの小型高速船「アディ・ギル(AG)号」船長でニュージーランド国籍のピーター・ベスーン容疑者(44)の身柄を東京都江東区の庁舎に移送、同容疑者が同国領事や弁護士と接見した後の同日夕、簡単な取り調べを行った。

 13日から本格的に、同容疑者から当時の事情を聴く。

 一方、同保安部は12日午後、第2昭南丸を東京港から横浜海上防災基地(横浜市)に移し、実況見分した。

 記者会見した武留井武男東京海上保安部長によると、ベスーン容疑者は逮捕状を読み上げられた際、うなずきながら素直に逮捕に応じた。「わたしが第2昭南丸に侵入したことに間違いない」と、容疑を認めているという。

 逮捕容疑によると、ベスーン容疑者は先月15日午前9時ごろ、仏領ケルゲレン島の南南西約925キロの海上で、昭南丸に水上バイクで近づき、防護ネットを切って船内に侵入した疑い。

 ベスーン容疑者はその後、船員法に基づき昭南丸船長の管理下に置かれたが、船内ではほかの乗組員と同じ食事を取っており、船員とのトラブルなどもなかったという。

 武留井部長は会見で「一連の(調査捕鯨)妨害行為にもSSがかかわっていたと認識している」と指摘。過去の調査捕鯨妨害事件についても「鋭意、厳正に捜査していきたい」と話し、これらについてもベスーン容疑者から事情を聴く。  (引用終わり)

写真:晴海ふ頭の第2昭南丸
コメント
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