王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

新幹線3人殺傷、無期懲役の地裁判決被告は万歳三唱

2019-12-19 10:41:08 | 駄目だ! こりゃ
昨日18日横浜地裁小田原支部で「ここをクリック⇒男性1人殺害女性2名にけがを負わせた事件の容疑者、小島一朗」に対し求刑通りの無期懲役の判決を言い渡しました。
この裁判は裁判員裁判で行われたそうですから裁判員の方は「永山基準」に戸惑いがあったのではないかと思われます。
本件は「小島容疑者が殺人と傷害事件を起こしたことは間違いありませんから、弁護側は(容疑者がそうせざるを得なかった理由をあれこれ述べ)情状酌量を願う」作戦で検察側は「永山基準」を参考に極刑で求刑が無期懲役でした。
そこには裁判官を入れた市民の目線なるものの反映られません。 脂汗 >
そして判決後、この容疑者は、控訴はしない。バンザイ三唱
します。と言って、「バンザイ」を三唱ならぬ四唱したとか。
法廷も随分馬鹿にされたものです!!
最近は「誰でも良かった殺人」はじめ「女児凌辱殺害」など被害者が一人だからとの理由で「死刑にならない」判決にかなり批判が出ています。
ところで23歳小島容疑者は事前に手順を決めています。
曰く「無期懲役になりたいので“永山基準”を参考に1名殺害にとどめる」と決め、2人連れの婦人を狙ったところ、勇気ある男性が止めに入って尊い犠牲となり、彼は「1人殺害2人傷害」と願ってもない結果を得ました!
日本では法務大臣の椅子は軽いようです。
戦後歴代では「死刑は(個人的信条で)反対の方が何人か就任」安倍政権下で「うちわもどきの配布物を作り選挙違反を疑われた小母さん」や「妻の公職選挙法違反問題を避けるため辞任した前法相河井克行氏」等など、自分の頭のハエを追うに忙しくて「法務省下の大官僚組織を改革する意欲や見識そして知識もありません。 怒 >

悪化する犯罪に対応する法体制の構築が出来ないままでいます。
悩ましい問題です。

朝日新聞:
神奈川県内を走行中の東海道新幹線で昨年6月、乗客の男性を刃物で殺害し、女性2人にけがを負わせたとして、殺人などの罪に問われた住所不定、無職小島一朗被告(23)の裁判員裁判の判決公判が18日、横浜地裁小田原支部であった。佐脇有紀裁判長は、「あまりにも人の命を軽視し、動機は極めて自己中心的で身勝手である」として求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
 判決が言い渡され、被告人席に戻るように告げられると、小島被告は立ち上がって「控訴はしません。万歳三唱します」と述べ、手を上げて3回万歳をした。
 小島被告はこれまでの公判で、1人で生きていくことが難しいと考えたとして、「一生刑務所に入りたかった。無期懲役になりたい」と話していた。「刑務所を出たらまた人を殺す」とも述べた。
 検察側は論告で「落ち度のない人を狙った計画的な無差別殺人で、暴力テロとも呼べるもの」と指摘。一方で被告の成育歴や祖母の電話の内容を曲解したという事件のきっかけを考慮すると、他者の言動に悪意があると思い込む被告の傾向が影響した可能性もあるとして死刑を避け、無期懲役を求刑した。
 弁護側も他の事件の量刑との公平性に配慮するよう求め、被告が法廷で偽悪的に振る舞っていて、長期の収監で反省も期待できるとしていた。
 判決によると、小島被告は昨年6月9日夜、新横浜―小田原駅間を走行中の東海道新幹線「のぞみ265号」(新大阪駅行き)で、両隣の女性2人を刃物で切りつけ、それぞれ全治1年、17日のけがを負わせた。さらに止めに入った兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん(当時38)の首などを切りつけ殺害した。(山下寛久)
(引用終わり)
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「性行為に合意なし」伊藤詩織さん勝訴元TBS記者に330万円賠償命令東京地裁

2019-12-19 09:22:31 | 社会
昨日18日午前東京地裁で伊藤詩織さん(30)が性的暴行を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(53)に1100万円の慰謝料を求めた訴訟」で「性行為には合意がなかった」として山口氏に330万円の支払いを命じました。
判決後「勝訴」のテレ幕を掲げる伊藤さん(ネットより)

今朝までボケーとTVのニュースショーを見ていた浜爺は「この裁判が民事である事を理解していませんでした」
その後あちこちググると元TBSの記者の山口氏はTVのインタビューに「私は刑事事件では無実だ!」との発言をしていました。
なるほど、伊藤さんは彼を「準強姦容疑」で被害届を提出しましたが、東京地検は16年7月不起訴、検察審査会も17年9月に不起訴処分相当の議決しています。
彼の写真を張り付けるのはやめておきます。 汗 >

民事一審勝訴は伊藤さんに力を与えましたが、山口氏は直ちに控訴と言ってましたから、道のりは長そうです。
さて この判決を受け同日の記者会見で菅官房長官は、この件に直接コメントとはないとしています。 但し「性犯罪や性暴力は性別を問わず人権を著しく踏みにじる、決して許されない行為だ。 政府として被害者に寄り添い支援してゆく」と付け加えました。
#Me too 事件で 海外メディアの反応が強いようです! 逆輸入で「刑事事件も含め見直しになりますかね?!」
静かに見守りましょうね。

写真:一審勝訴の伊藤さん

毎日新聞:
ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、性的暴行を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(53)に1100万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は18日、「性行為には合意がなかった」として山口氏に330万円を支払うよう命じた。
 判決によると、伊藤さんは山口氏に就職の相談を持ちかけたことをきっかけに2015年4月、東京都内の飲食店で飲酒。その後、ホテルに入った。
 地裁は、伊藤さんが当時、強度の深酔い状態にあり、自らの意思でホテルには行っていないとした。さらに、その日のうちに産婦人科を受診し、数日後には友人や警察に相談していることを挙げ、合意のない性行為だったと認めた。
 山口氏は「同意があった」と反論したが、地裁は、伊藤さんが意識を回復した後も、山口氏が体を押さえつけて性行為を続けようとしたと指摘し、「信用性に重大な疑念がある」と退けた。
 山口氏は、伊藤さんに記者会見などで名誉を傷つけられたとして1億3000万円の賠償を求め反訴していたが、地裁は名誉毀損(きそん)には当たらないとして請求を棄却した。
 東京地検は16年7月、準強姦(ごうかん)容疑で書類送検された山口氏を容疑不十分で不起訴処分とし、検察審査会も17年9月に不起訴相当と議決している。【巽賢司】(引用終わり)
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