王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

20日 マクロン仏大統領、議会過半数割れで政権運営・改革推進が困難に

2022-06-23 09:48:31 | 海外
19日投開票の国民議会(下院)選挙の決選投票でマクロン大統領の率いる中道の与党連合は245議席にとどまり、安定多数(289議席)を大きく下回りました。大統領が掲げる経済改革推進には、他党との連携が必要となると報じられています。連立政権を組むか法案ごとに野党と協議をする少数与党かの選択を迫られるそうです。フランスの政界の体質など知る由も有りませんが、ここ5年1強と言われたマクロン政権の政策に変更が必要の様です。
ロシアのウクライナ侵攻に際しても、マクロン政権は「(少なくとも)米国や英国の如く、ウクライナの望む兵器の供給は即叶える」様な姿勢とは一線を引いて見えました。一部ではロシア寄りでないか?との声も有った様です。
それとメルケル前首相に替わったシュルツ首相も、そもそもエネルギー政策でロシア寄りだったメルケル政権の政策を大きく変えるのにてんやわんやの様で、ウクライナ寄りの武器援助には腰が引けて見えます。EU側のジョンソン首相も「新型コロナ対策に不十分な政権閣僚の姿勢を問われ」辛うじて党首の座を守りました。頼みのバイデン大統領も国内のインフレ問題で国民の不満が募り「中間選挙」での共和党の追い上げと併せウクライナにほいほいと武器援助もどうなのかなー?と懸念されます。まあ、ロシアのプーチン大統領と我慢比べなのでしょうかね?? 国内でも安倍一強と言われて何年になるでしょうか? 具体性のない「骨太の方針」は「骨粗しょう症」にしか見えませんが、賃上げにも物価抑制にも具体策を欠いて7月10日の参院選を迎えます。できれば資本主義陣営の改革がロシアのそれを上回って欲しいのですが事態は複雑です。

写真:(恐らく)投票所におけるマクロン大統領

ロイター:
[パリ 20日 ロイター] - 19日のフランス国民議会(下院、577議席)選挙の決選投票でマクロン大統領率いる中道の与党連合は245議席の獲得にとどまり、安定過半数(289議席)を大きく割り込んだ。大統領が掲げる経済改革推進には、他党との連携が必要となる。
マクロン大統領は連立政権か法案ごとに野党と協議する少数与党政権かの選択を迫られる。いずれの合意もなければフランス経済の混乱は避けられない。
オリビア・グレゴワール政府報道官はラジオで「複雑になるだろう。われわれは議会の穏健派に連携を呼びかける」と述べた。
選挙の最終集計結果によると、急進左派のメランション氏率いる左派連合「人民環境社会新連合」(NUPES)は131議席で野党最大勢力となった。マリーヌ・ルペン氏率いる極右「国民連合(RN)」は89議席、保守派の共和党は61議席を獲得した。
バークレイズのフィリップ・ギュダン氏は「このように分裂した議会は政治の膠着につながる可能性が高く、改革推進は大幅に遅れるだろう」と指摘。「欧州におけるフランスの地位が低下し、既に弱い財政のリスクになる可能性がある」と述べた。
マクロン大統領に近い関係筋によると、同氏は新議会で会派を形成できる全ての党を招いて21─22日に協議を行う見通し。
急進左派や極右の有力者からは、ボルヌ首相の退陣を求める声も上がっている。
グレゴワール報道官は、マクロン大統領が近く内閣改造を行うと述べた。
大統領が共和党との連立を模索するか、もしくは少数与党政権を選ぶかが焦点の1つとなる。
共和党のジャコブ党首は野党にとどまる考えを示し、この立場は「ほぼ全員一致」としている。ただ、一部の有力議員は政権と協力してキングメーカーになるべきとの見方を示唆している。
与党連合と共和党は退職年齢引き上げや原子力への支持など経済政策の相性が良く、両勢力の議席を合わせれば過半数を上回る。
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23日 日経平均 大引け 小反発、材料乏しく方向感見いだせず

2022-06-23 09:24:27 | 為替 ドル 株式
[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比21円70銭高の2万6171円25銭と、小幅に反発して取引を終えた。
欧米中銀の金利上げで世界景気の後退は依然として根強く、日経平均がNY株の連動して上げるにはマーケターの心理が変わらぬと上値が重いとコメントされています。21円高で大引けました。

ロイター:
[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比21円70銭高の2万6171円25銭と、小幅に反発して取引を終えた。
目新しい材料に乏しく、個別物色を中心とした相場展開が続き、1日を通して方向感のない値動きとなった。
日経平均は朝方、マイナス圏でスタートしたものの、個別材料を手掛かりとした物色がみられ、すぐにプラス圏に浮上。一時、前営業日比約250円高の2万6401円97銭まで上昇した。ただ、材料難で相場全体の方向感は見いだせず、欧米のPMI指標の発表を控え、徐々に様子見姿勢も強まった。後場はプラス圏とマイナス圏をいったりきたりし、一進一退の展開となった。
市場では、各主要中銀による利上げで、世界景気の後退懸念は依然として根強く、投資家のセンチメントが改善するまでは日経平均は上値の重い状況が続くとの見方が聞かれる。
(以下省略)

ここからは前引け:
23日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、午前終値は前日比2円84銭(0.01%)安の2万6146円71銭だった。 
寄り付き」一巡後はNY株の小反発に反応し寄り付き一巡後180円高で揉み合いましたが、その後積極的に買いを入れる雰囲気にかけ2円安で引けました。引き続き後場を追ってみます。

日経新聞:
23日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、午前終値は前日比2円84銭(0.01%)安の2万6146円71銭だった。 世界経済の減速への懸念から、自動車や機械など景気敏感株の一部が売られた。半面、内需関連を中心に買いが入り、下値を支えた。上げ幅は200円を超える場面があったが、積極的に買いを入れる雰囲気には乏しかった。 
(以下省略)

ここからは寄り付き:
 23日の日経平均株価は、ここをクリック⇒前日比14.66円安の2万6134.89円で寄り付いた。
今朝早朝閉まったNYのダウ平均とナスダック総合共FRB議長の発言を受け小安く引けました。その影響でしょうか東京の日経も14円安で寄り付いています。寄り付き一巡後は180円ほど上げて揉み合っています。引き続き前場を追ってみます。

株探ニュース:
 23日の日経平均株価は前日比14.66円安の2万6134.89円で寄り付いた。
 (引用終わり)
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22日 NYダウ平均 47ドル安の3万483ドル

2022-06-23 07:04:17 | 為替 ドル 株式
【ニューヨーク=小林泰明】22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は、ここをクリック⇒前日比47・12ドル安の3万483・13ドルだった。
同日(現地時間)FRBのパウエル議長は「インフレを引き下げることに強くコミットしている」と発言し、イベントは終わったとのマーケターの反応でダウ平均は上げましたが、インフレ警戒に対する警戒感の為、上値は重く47ドル安と小幅ですが下げて引けました。ナスダック総合も16ポイント安で共に小安く引けました。

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰明】22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比47・12ドル安の3万483・13ドルだった。 
 米連邦準備制度理事会(FRB)による急速な利上げが景気後退を招くとの懸念が根強く、小幅に下落して取引を終えた。
 IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は16・22ポイント安の1万1053・08だった。
(引用終わり)
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