王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

NATO首脳会議 フィンランド・スウェーデン 加盟手続き開始へ

2022-06-30 10:23:56 | 外交
29日マドリードで行われたNATOの首脳会議で「北欧のフィンランドとスウェーデンの2か国の加盟」に向けた手続きを開始する。それと共に、ロシアについて「直接的な脅威」と位置づけ加盟国の防衛態勢を大幅に強化することを決定しました。この会議の前のG7サミットに比べると会議の主張が良く分かります。2014年前後の「ロシアによるウクライナのクリミア半島占領」に対するNATOの対応に比べると「この2月ロシアによるウクライナの侵攻」がロシアに対する危機感を改めて認識させたのは間違いありません。
2か国の参加についてはトルコのエルドアン大統領が「2国によるクルド人テロ組織の援助」に抗議して反対の立場でしたが、バイデン大統領の説得も有り、参加を認める立場に変わり2国の参加が決定しました。
エルドアン大統領と関係国代表〈ネットより)

ロシアはフィンランドとスウェーデンに外交的圧力を加えていますが、手遅れでしょうね?! 更にG7サミット前にはバルト三国のエストニアが、ここをクリック⇒「ロシア鉄道におるカリーニングラードへのEUの制裁対象になっている物資の運び込みを禁止」をしたのを受け21日にロシアの安全保障会議のニコライ・パトルシェフ(Nikolai Patrushev)書記は「深刻な結果を伴うことになると警告した」 事でロシア軍がスヴァウキ ギャップに軍を派遣か? と戦史を研究している専門家から警告が出ています。
まあ、ここをクリック⇒26日前後のウクライナ北東部のセベロドネツク市のウクライナ軍の撤退と南部戦線でのウクライナ軍の反攻とどちらが勝っているか良く分からない状態に加え,エストニアとフィンランド、スウェーデン2国と三方面で軍事行動をとるかどうかは判りませんが、プーチン大統領が国体維持の危機と判断し、核兵器の使用を認めるような事が有ると第三次世界大戦になるのは間違いありません。それは嫌ですね!!
NATO常備軍も4万人から30万人へ増強と言いますから、今度はNATOも本気になったと思われます。岸田首相も中国に対する東の抑えとして役割を期待されているようですが、参院選を勝利しなければいけませんね。
責める方も守る方も暑い夏になるのは間違いありません。

写真:NATO首脳の記念写真

NHK:
NATO=北大西洋条約機構は29日、スペインで始まった首脳会議で北欧のフィンランドとスウェーデンの2か国の加盟に向けた手続きを正式に開始することを決めるとともに、ロシアについて「直接的な脅威」と位置づけ加盟国の防衛態勢を大幅に強化することを決定しました。
NATOの首脳会議はスペインのマドリードで29日から始まり、各国が合意した文書「マドリード首脳会議宣言」を発表しました。

この中では北欧のフィンランドとスウェーデンの2か国の加盟に向けた手続きを正式に始めるとしています。

NATOのストルテンベルグ事務総長は「加盟国は批准の手続きをできるだけ早く進める用意がある」と述べ、NATOに加盟する30か国すべての承認を経て早期加盟の実現に期待を示しました。

両国の加盟を巡っては難色を示していたトルコのエルドアン大統領が28日、北欧2か国の首脳とNATOのストルテンベルグ事務総長と会談し加盟を支持する姿勢に転じていました。
ロシアは「直接的な脅威」 防衛態勢大幅強化へ
一方、NATOは今後およそ10年の活動指針などをまとめた「戦略概念」を採択しました。

この中ではロシアについてこれまでの「戦略的パートナー」から「もっとも重大で直接的な脅威」と位置づけ、加盟国の防衛態勢を大幅に強化するとしています。

また「戦略概念」では中国についてNATOの安全保障や利益、価値観に課題をもたらす存在として初めて言及しました。

NATOは29日、岸田総理大臣を含むアジア太平洋の4か国の首脳も交え、世界が直面する課題について意見を交わしました。

NATOのストルテンベルグ事務総長は記者会見で中国について「核兵器を含む軍備を大幅に増強し周辺国に強くあたり、台湾を脅迫している。ルールに基づく国際秩序を守るためパートナーと結束しなければならない」と述べ、海洋の安全保障やサイバー攻撃への対策を巡り日本などとの協力を強化する考えを示しました。
今後の手続きは
NATOの新規加盟に向けた手続きは北大西洋条約の第10条に基づいて進められます。

今回フィンランドとスウェーデンの2か国について、各国は「加盟議定書」に署名することで合意しました。今後、各国がこの「加盟議定書」に署名しそれぞれの国内で批准すると、両国を北大西洋条約の当事国として認めたことになります。

すべての国が批准すると、NATOの事務総長がフィンランドとスウェーデンに加盟を呼びかけます。

そして両国が国内の手続きを経て、アメリカの国務省に加盟文書を提出すると正式にNATOの加盟国となります。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 NATOに支援要請
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日に開かれたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議にオンラインで参加し、さらなる軍事支援と資金援助が必要だと訴えました。

ゼレンスキー大統領は「これはロシアがウクライナだけに行っている戦争ではない。将来の世界秩序がどうなるかを決める戦争だ」と訴えました。

そして「ウクライナはあなたたちが持っている最新のミサイルと防空システムが必要だ。それらを提供することでウクライナの市民を恐怖に陥れようとするロシアの戦術を完全に断ち切ることができる」と述べさらなる軍事支援を求めました。

また資金援助についても月50億ドル、日本円にしておよそ6800億円という具体的な金額を提示して必要性を訴えました。

さらにゼレンスキー大統領はフィンランドとスウェーデンのNATO加盟をめぐる動きを歓迎する一方で「ヨーロッパの防衛などに対する私たちの貢献はまだ不十分なのか。あと何が必要なのだろうか。ウクライナのための安全が保障される空間を見いだしてほしい」と述べ、ウクライナのNATO加盟に向けた議論を始めてほしいと訴えました。
(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

30日 日経平均 大引け 続落、値がさ株が引き続き軟調 世界景気減速を警戒

2022-06-30 09:26:11 | 為替 ドル 株式
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比411円56銭安の2万6393円04銭と続落して取引を終えた。
ついに世界景気の減速が意識されだしました。その警戒感から今日の日経平均は一貫して下げ411円安で大引けました。
国内で5月の鉱工業生産指数は前月比7.2%低下と事前予測を大きく下回る結果で、日本株の重しとなった他、上海のロックダウンの影響が部品調達に足かせとなり今後の感染者の推移も不安定の材料の様です。

ロイター:
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比411円56銭安の2万6393円04銭と続落して取引を終えた。
世界景気減速への警戒が続いており、全体的に売りが広がった。後場には半導体関連など値がさ株の下げが加速し、相場を押し下げる要因となった。
日経平均は朝方小安くスタートした後、徐々に下げ幅を拡大。朝方発表の5月鉱工業生産指数は前月比7.2%低下と事前予測を大きく下回る結果で、市場は悪化を予想していたものの、日本株の重しとなった。
後場に入ると前場は堅調だった内需セクターにも売りが出て、日経平均は下げが加速。東京都では新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向となっており、経済正常化が後ずれしかねないとの思惑も内需株の重しになった。
生産の落ち込みは中国でのロックダウン(都市封鎖)が部品調達に影響を及ぼしたことが要因で、足元では規制は緩和されているものの「今後も中国で感染者が増加したら規制を強めるのではないかとの悲観的な見方につながり、投資家はリスクを意識せざるを得なくなった」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー、浪岡宏氏)という。
(以下省略)



ここからは前引け:
30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比243円55銭(0.91%)安の2万6561円05銭だった。
今朝早朝閉まったNY株の下げが効いて来てる様で日経平均も売りが優勢で、値がさの半導体関連銘柄の売りがでて指数を下げているとコメントされています。
引き続き後場を追ってみます。

日経新聞:
30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比243円55銭(0.91%)安の2万6561円05銭だった。 米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが世界景気の減速を招くとの警戒感から売り優勢。値がさの半導体関連銘柄に売りが出て指数を押し下げた。 
(以下省略)

ここからは寄り付き:
30日の日経平均株価は、ここをクリック⇒前日比51.32円安の2万6753.28円で寄り付いた。
今朝早朝閉まったNY株はダウ平均が小幅上げ、ナスダック総合は3ポイント安とまちまちでした。東京ではIT関連株が売られましたかね? 寄り付き一巡後は100円安前後で揉み合っています。引き続き前場を追ってみます。

株探ニュース:
30日の日経平均株価は前日比51.32円安の2万6753.28円で寄り付いた。
 (引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29日 NYダウ平均 3日ぶり反発、82ドル高の3万1029ドル

2022-06-30 07:15:48 | 為替 ドル 株式
【ニューヨーク=小林泰裕】29日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は、ここをクリック⇒前日比82・32ドル高の3万1029・31ドルだった。値上がりは3営業日ぶり。 
今朝早朝閉まったNYダウ平均は、長期金利が低下した事を受け3日ぶりに小幅反発し82ドル高で引けました。ナスダック総合は3ポイント安で僅かに下落でした。金融引き締めに対する警戒感と長期金利の下げの間でNYのマーケターは落ち着きませんね。

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰裕】29日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比82・32ドル高の3万1029・31ドルだった。値上がりは3営業日ぶり。
米長期金利が低下したことを受け、アップルやマイクロソフトなどの銘柄が上昇した。一方、景気後退への懸念は根強く、上値は重かった。
 IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は3・65ポイント安の1万1177・89だった。
(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする