昨日2日午後岸田首相は総理大臣官邸で、トヨタ自動車豊田章男社長や経団連の十倉会長らと会談し 次世代の自動車関連産業の強化を図るため、官民で連携して取り組む考えを示し併せて続的な賃上げの実現にも協力を要請しました。
下の写真は豊田章男社長
TVで立ち話するトヨタ社長の発言を聞くと「カーボンニュートラルは代替えを考えないといけない」風に聞こえましたが、官製の表現をとると「両者が言いたい事」を表明した様に見えました。中身はこれですから、大物狸が2匹風の発言に聞こえました。
三者揃って「カーボンニュートラルを乗り越え、賃上げは他業界の手本となる様」頑張ってください。
お願いします!!
NHK:
岸田総理大臣は、トヨタ自動車の社長や経団連の十倉会長らと会談し 、次世代の自動車関連産業の強化を図るため、官民で連携して取り組む考えを示したうえで、次世代の自動車関連産業の強化を図るため、官民で連携して取り組む考えを示し要請しました。
岸田総理大臣は2日午後、総理大臣官邸で、トヨタ自動車の豊田章男社長や経団連の豊田章男、自動車関連産業の実情や、次世代に向けた課題を聞いたうえで意見を交わしました。これを受けて、岸田総理大臣は「関連産業のすそ野の広い自動車産業は、わが国の経済・雇用の大黒柱だ。脱炭素化やデジタル化などの大変革、歴史的転換点に立つ中で、経済や雇用を守り抜くために、さらなる成長にチャレンジしていく必要がある」と述べました。そして「モビリティ産業」とも呼ばれる次世代の自動車関連産業の強化を図るため、官民で連携して取り組む考えを示しました。
そのうえで「これまでの賃上げや取り引きの適正化についての積極的な取り組みも、政府として高く評価している。引き続き協力いただけるよう、よろしくお願いしたい」と述べ持続的な賃上げの実現にも協力を要請しました。
トヨタ 豊田社長「未来へ動くキックオフができた」
トヨタ自動車の豊田章男社長は「自動車産業に関わる既存の550万人だけを守るということではなく、それを起爆剤にして大きく日本の競争力を強化し、日本の未来に向けて動き出しましょうというキックオフができた。2050年のカーボンニュートラルに向けても直接、消費者に向き合うわれわれ自動車産業をペースメーカーにして頂くことに理解が得られたと思う」と述べました。
経団連の十倉会長「成長通じ賃上げも可能に」
経団連の十倉会長は「日本のモビリティー産業は非常に影響力がある裾野の広い産業で、日本経済を強くするためにGX=グリーントランスフォーメーションや、DX=デジタルトランスフォーメーションの投資をする際のペースメーカーとなるよう、短期と中長期の視点で取り組んでいくということを申し上げた。それによって経済の成長を通じた分厚い中間層の実現や賃上げも可能になる」と述べ、会談を通じて目指すべき方向性は共有できたという認識を示しました。
(以下省略)