昨日の夜、岸田首相が記者会見で「寺田総務相の辞表を受理し、(事実上の)更迭をした」事を知りました。
G20で外遊前に、葉梨康弘・前法相を更迭、帰国直後に寺田総務相を更迭とドタバタ劇に自民党内からも不満の声が上がっているとか?!
山際前経済再生相から数えれば3人の閣僚交代になりました。
さて、寺田氏に話を戻すと「政治資金収支報告書の不適切な記載などが次々と発覚」し国会会期末を12月10日に控え、今年度第2次補正予算案などの審議日程に影響が出る事を懸念しての決断と思われますが、思惑通り行きますかね?
後任には民主党の外相を務めた松本剛明氏を充てる方針との事。
松本議員 この顔は見たことが有ります(ネットより)

野党側は次に「秋葉賢也復興相による”金と政治”の追及」に手ぐすね引いて待っていると別紙では伝えています。秋葉議員は「政党支部が義兄の団体に600万円の寄付」と政治と金の問題を抱えている様です。
余り予断を持たず、事態の推移を確りと見守りたいと思います。
写真:辞表提出後、記者団の取材に応じる寺田総務相(20日午後7時51分、首相公邸で)=黒瀬祐生撮影 【読売新聞社】
読売新聞オンライン:
岸田首相は20日、政治資金収支報告書の不適切な記載などが次々と発覚した寺田稔総務相(64)に辞表を提出させ、更迭した。後任には松本剛明・元外相(63)を充てる方針だ。岸田内閣では、臨時国会中の約1か月間で閣僚3人が辞任しており、政権運営に大きな打撃となった。
首相は首相公邸で寺田氏から辞表を受け取った後、「国会中、相次いで閣僚が辞任することとなり、深くおわびする。私自身、任命責任を重く受け止めている」と記者団に述べ、陳謝した。寺田氏は自らの疑惑に関し、「議員活動は続ける中で確認できたことは発表する」と記者団に語った。
松本氏は衆院兵庫11区選出で当選8回。民主党政権で外相を務め、2017年に自民党に入党し、麻生派に所属している。首相は21日午前に松本氏の人事を決める方針だが、国会会期末を12月10日に控え、今年度第2次補正予算案などの審議日程に影響が出るのは必至だ。
寺田氏は10月以降、自身が代表を務める自民党支部が妻に賃料を支払っている問題を手始めに、政治資金規正法や公職選挙法に違反する疑惑が報じられた。自身の後援会の政治資金収支報告書では、約3年にわたって故人が会計責任者となり、報告書に添付した領収書11枚で宛名の筆跡が酷似し、偽造した疑いが浮上した。16日には、昨年の衆院選で地方議員らに違法に報酬を支払ったとの疑惑も指摘された。
寺田氏は「何ら問題ない」などと強調したが、野党は政治資金規正法などを所管する閣僚として不適任だとして、辞任を求めていた。
政府・自民内では、国会審議への影響を懸念し、辞任論が拡大した。首相は19日の記者
見で、「適切なタイミングで首相として判断したい」などと述べ、更迭を示唆した。
岸田内閣の閣僚の辞任は、山際大志郎・前経済再生相、葉梨康弘・前法相に続き3人目となる。山際氏は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係が相次いで判明し、10月24日に辞任した。葉梨氏は、死刑執行に関する職務を軽視するような発言をした責任をとり、今月11日に辞任した。
寺田氏は首相と同じ広島県選出で岸田派に所属する。元財務官僚で、義理の祖父の池田勇人・元首相や義理の叔父の池田行彦・元外相の地盤を引き継ぎ、2004年に初当選した。首相補佐官を務めた後、今年8月の内閣改造で初入閣した。
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