数日前、夜のBS放送でロンドン郊外SOHOの町の由来と現在の他者を受け入れ、LGBTにも寛容な街になった経過を映像付きで流しているのを見ました。
海外の名所案内として見ていても十分楽しめましたが、昔は大貴族の領地だったが、彼らの移転後、働く人の町になり、多くのフランスを始め、食えなくなった海外からの移民を受け入れ大きくなったそうで、特にウエストエンドは戦前はスラム街だったところが再開発で現在の劇場やレストランさらにはバーなどが並ぶ街になった様です。
そんな映像を見た後だったので、この記事に有る入管難民法改正案が賛成多数で可決成立した事を知り何だかなー? と思っています。
前日8日の当別委員会で令和新撰組の山本太郎参院議員が採決に反対し、議長を囲む議員らに飛び掛かり、議員2人に怪我をさせたとかが問題としてニュースになっていましたが、「なぜ前回廃案になった案に微調整で可決されたのか」、維新の会の存在が光り立民の孤高が責められるだけで済む問題なのかなーと思っています。明治政府誕生以来、朝鮮、台湾や中国人の出かせぎや大日本帝国誕生で移民が増えたといっても外国人の受け入れに寛容で有った事は一度も有りません。国としては「外国人は原則入れない」立場なのだろうと思います。その一方で、日本の若者は3Kを嫌い、労働者の不足は「外国人技能実習生」名義でおざなりに受け入れ、受け入れ側によりピンハネが絶えない様ですし、また一部悪い奴もいるのも事実の様です。それでも質の高い労働者には家族込みの移住も認めなければ人が集まらないのも事実なようです。
日本全体で「質の良い労働者を受け入れるには、地方自治体はじめ関係業界一体となって動かなければ、機能しません。外国人が地域の半分以上なんて自治体がある位ですからね。
ヨーロッパのアフリカに近い国の海岸寄りでは毎日の様にアフリカから難民がボロ船で渡ってきて、目の前で難破すれ例も少なくないとか。それらの国の難民受け入れの手法を研究すれば、3500人ほどの難民申請の処理の方法位難が得付くだろうと思うのですが、おそらくこんなことをやっても「票にならない」と考える議員さんが大勢と言うのが残念ながら実情なのですかね!!
若い有権者が政治に関心を持たない事もにより「老議員が居座り、新しい価値観を持つ若者に入れ替わらない」所に問題が解決しない根底にあるのかも知れません。
写真:入管難民法改正案が賛成多数で可決、成立した参院本会議=9日午後、参院本会議場(矢島康弘撮影)© 産経新聞
産経新聞:
外国人の送還や収容のルールを見直す入管難民法改正案が9日、参院本会議で自民、公明、日本維新の会、国民民主などの賛成多数により可決、成立した。不法滞在などで強制退去を命じられても本国への送還を拒む外国人の長期収容を解消するのが狙い。
出入国在留管理庁によると、強制退去処分が出た外国人のうち本国への送還を拒んでいるのは令和3年末時点で3224人。その約半数は難民認定の申請中で、入管法の規定で送還が停止されていた。入管庁は、難民に該当しないのに規定を悪用・誤用する例が含まれているとみている。
改正入管法では、難民認定申請中でも送還が停止される申請回数を2回に限定し、3回目以降の申請は相当の理由を示さなければ送還できるようにする。これまで原則、施設に収容してきた不法滞在者に対し、支援者などの「監理人」をつけることを条件に施設外で生活を認める「監理措置」制度も創設する。
施設に収容した場合は収容期間に上限は設けず、収容の必要性を3カ月ごとに見直す。送還を拒み、航空機内で暴れるなどの行為は刑事罰の対象とする。
戦争からの避難者など、条約上の難民には当たらず法相の裁量で保護していた外国人に対し、「補完的保護対象者」として就労できる定住資格を与える制度も新設する。
与野党協議では難民を認定する第三者機関設置の検討を付則に盛り込んだ案も検討されたが、協議は決裂し付則は盛り込まれず、成立した改正入管法は政府案の微修正にとどまった。
政府は3年の通常国会に旧改正案を提出。名古屋出入国在留管理局で同3月、スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題を巡り与野党が対立し、廃案となっていた。
(引用終わり)