28日競泳女子200メートル個人メドレーで大橋悠依ゆい(25)選手が金メダルを獲得しました。400メートル個人メドレーの金から、ここをクリック⇒3日目の2度目の喜びになりました。おめでとうございます。
1着を確認した瞬間〈ネットより)
予選での泳ぎでは3着でなかったかと思いました。本戦はあまり期待できないのでないかと思っていました。
勝負は動画で見ましたが,老妻はTVのLive を見た様で最後は息継ぎをしなかったと言ってました。動画でのコースは端の方でしたから、本戦進出の成績は4あまり良く無かった様です。それはとも角、最後の50メートルが凄かったと記事にもありました。
2種目金とは本人も水泳陣も面目を大いに施しました。重ねておめでとうございます。
写真:金メダルを見せる大橋悠依(ゆい)選手〈ネットより)
東京新聞:
競泳女子200メートル個人メドレーで大橋悠依ゆい(25)=イトマン東進=が金メダルを獲得。日本競泳女子で初の2冠を達成した。
◆息継ぎもせず最後に逆転
混戦のデッドヒートが待っていた。首位とは0秒07差。150メートルを2位で折り返し、最後の自由形に突入した。残り15メートル。必死に足を打ち続けるが、まだ確信はない。「ちょっと厳しいかも、と思って泳いでいた」
だが、大橋に焦りはなかった。自分の体がきつければ、ライバルも同じ状況のはず。「全力を出し切ったと言えるようにしよう」。息継ぎなしのスパートをかけ、残り3メートルになった。「抜かしたかな」。タッチまで神経を研ぎ澄ませる。0秒13差で逆転した。
女子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した大橋の自由形
涙を流して喜んだ400メートル個人メドレー制覇から3日。200メートルでは笑顔をはじけさせ、今大会2冠を果たした。「正直、全然実感がない。本当に自分がやったことなのかな」と驚いた。
◆米国勢に照準絞り
序盤から自然体だった。「はやる気持ちを抑えながら、うまく泳ぐ」。得意の背泳ぎで2位に浮上し、好調だった平泳ぎへ。磨いたターンから滑らかに泳ぎ、力まずに進んだ。マークしていたのは隣にいた米国勢。想定よりも並んだ状態で最終局面を迎えた。
勝負の伏線は準決勝にもあった。全体5位での決勝進出に「ラッキー」と思えたのは、決勝で中心ではなく端に寄った2コースを泳げるから。最後の自由形は、自分の右側に米国勢がいることになる。大橋は呼吸時に左を向いて水面から顔を出すから、ライバルは視界に入らなくて済む。大外のコースから虎視眈々たんたんと上位を狙い、相手の位置を気にせず最後まで自らの泳ぎに徹した。
◆心技体の全力勝負
「けっこう頭脳戦の部分もある」と前夜にはライバルたちの過去のタイムをインターネットで調べ、頭に入れた。持てる力を総動員し、この1本に懸けた。その結果の2個目の金メダル。「純粋に自信もあったし、すごく楽しんでレースをできた」。さわやかに語った表情がまぶしかった。 (磯部旭弘)
(引用終わり)