先に報告した拡張のための耕転作業の時のことです。
翅アリが沢山いましたが、このアリの結婚飛行シーズンは初夏の筈です。
見たところ雄アリばかりで、翅アリの女王を見ませんでしたが、このコロニーはこれだけの翅アリを来年の初夏まで養うのでしょうか?
この雄アリたちは、冬が近づいて養い切れないと分かれば殺されてしまいそうな気がます。
アリの巣を暴いたり壊してしまうことはよくありまして、こちらには特に多い気がする
オオハリアリの
巣を暴いてしまった時は、刺される可能性がありますので、身の危険を感じます。
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オオハリアリ(
日本産アリ類画像データベースより)
・オオハリアリについて書いた
6月13日の日記
オオハリアリに刺された時は猛烈な痛痒さがあり、小さなハチに刺されたのとほぼ同じ症状です。
ハチとの違いは、オオハリアリは皮膚の露出したところを刺すことはあまりなく、殆ど服の下に潜り込んで刺すため、アリに刺されたと気付かないことが多いのです。
但し、前にも書いた通り平常時に遭遇しても積極的に刺すことはなく、刺すのは巣を壊した時に巣や幼虫、サナギなどを守ろうとしてのものです。
対策としては、服やズボンの中に入りこまれないようにすることと、オオハリアリがいると分かっている場所で行動する場合の靴は、長靴の着用が好ましいです。
長靴の場合は、ズボンに到達するまでの距離がありますので、怒って這い上って来ても、ズボンや服に辿りつく前に静かになる可能性が高いからです。
もし、靴下も含めてズボンや服にアリが付いてしまうと『相手の存在=巣を壊した敵の存在』と認識されてしまうので、気付かないうちに中に入り込まれ、間違いなく刺されてしまうでしょう。
刺された場合は仕方がないと諦めずに、服を脱いでアリを払い落すか刺された箇所を中心に服の上からアリを叩き潰す努力をすべきです。
何故ならば、入りこんだオオハリアリは、その毒が尽きるまで何ヶ所も刺しますので、被害を最初の一撃だけで済むようにしなくてはなりません。
以上がオオハリアリ対策です。
因みにオオハリアリと比べれば、被害としては微々たるものですが、
トビイロシワアリも
毒針を持っていますので、怒った状態(大きくアゴを開いている)で這い上がって来た時は、そのまま放っておかずに必ず払い落しましょう。