私と親父の持っている不動産は、今私たち家族が住んでいる家と土地しかありません。
相続は親父から切り出したことで、その登記済証を司法書士事務所から受け取ったのは、12月4日のことでした。
今住んでいる家と土地の元々の名義は、こちらに越して来て手に入れた時からそれそれ親父と私半々ずつの持ち分にしてありました。
今の不動産の価値は、手に入れた時の三分の一にも満たなくなってしまいましたが、私は両親との同居のために今までの蓄えの全てを出さざるを得なくなり、更には住宅ローンを組むことになってしまいました。
その後の数年間で、勤め先の好業績の追い風を受けてローンを繰り上げ返済して無借金にはなりましたが、私と妻との老後のための蓄財はそこからが再スタートになりました。
今の家は私の両親との同居を果たすためのものであり、バリヤフリーの導入に加え、普通の家庭の倍くらいはある広い一階トイレとバスルームは、親達の介護を頭に描いてのものでした。
果たせるかな、それらの全ては母親のために役立つ結果となり、私は半分まで肩の荷を下ろすことになったのです。
いずれは相続するとはいえ、親父は将来的に私と兄との間でのごたごたの種にならないよう配慮してくれました。
母親のこともありましたので、落ち着いた今頃が潮時と考えて、切り出したのでしょう。
家は私のものになりましたが、まだまだ親との暮らしは続きます。
日本の将来を不安に感じることが多いこの頃ですが、親父には何不自由・不便なく暮らして欲しいと願っています。
相続は親父から切り出したことで、その登記済証を司法書士事務所から受け取ったのは、12月4日のことでした。
今住んでいる家と土地の元々の名義は、こちらに越して来て手に入れた時からそれそれ親父と私半々ずつの持ち分にしてありました。
今の不動産の価値は、手に入れた時の三分の一にも満たなくなってしまいましたが、私は両親との同居のために今までの蓄えの全てを出さざるを得なくなり、更には住宅ローンを組むことになってしまいました。
その後の数年間で、勤め先の好業績の追い風を受けてローンを繰り上げ返済して無借金にはなりましたが、私と妻との老後のための蓄財はそこからが再スタートになりました。
今の家は私の両親との同居を果たすためのものであり、バリヤフリーの導入に加え、普通の家庭の倍くらいはある広い一階トイレとバスルームは、親達の介護を頭に描いてのものでした。
果たせるかな、それらの全ては母親のために役立つ結果となり、私は半分まで肩の荷を下ろすことになったのです。
いずれは相続するとはいえ、親父は将来的に私と兄との間でのごたごたの種にならないよう配慮してくれました。
母親のこともありましたので、落ち着いた今頃が潮時と考えて、切り出したのでしょう。
家は私のものになりましたが、まだまだ親との暮らしは続きます。
日本の将来を不安に感じることが多いこの頃ですが、親父には何不自由・不便なく暮らして欲しいと願っています。