それは、前から疑っていた堆肥を一切使わないことです。
昨日から収穫を始めた新しい畑に苗を植え付けたのは6月29日でしたが、苗を植え付ける前にしたことは耕運機を繰り返しかけて雑草対策をしただけです。
元々この畑でのサツマイモ栽培の目的は、長いことはびこっていた雑草を抑え込むことだけでしたが、コガネムシによる食害を受けたイモの発生率が2%にも満たないことが分かったため、仮説(堆肥の施用はコガネムシ類発生の原因となる)の検証結果に成り得ると判断しました。
出版社の「農業図書」が発行した「やさしい園芸作物セミナー 図解 作物」によれば、サツマイモを植える前の施肥量として、10アール当たりで堆肥を1000キロ施すことと書かれていますが、それくらい大量の堆肥の施用ともなれば当然ながらコガネムシ類の大量発生も予想されますので、併せてアドマイヤー粒剤の施用なども行っていると考えられます。(この本にはサツマイモの害虫についての紹介がありませんでした)
アマチュアが専門書を読んでも、プロの間では常識として存在する害虫対策をすっ飛ばして部分的な情報だけを鵜呑みにした結果で、残念なことになってしまうのです。
因みにサツマイモの畝の間でトウモロコシ栽培もしていましたが、そのトウモロコシにも堆肥は一切使用せず、肥料は元肥えも追肥も化成肥料のみで通しましたので、結果的にそれが良かったのです。
サツマイモ栽培には、堆肥を一切使わないこと。
今シーズンそれを学んだことは貴重でしたが、年々堆肥の施用が増えるに従ってコガネムシ類による食害が増えることに気付かなかったのは、怠慢としか言いようがありません。
堆肥は使っていませんが、トウモロコシの収穫残渣をサツマイモの畝の脇に積んでありました。
トウモロコシの収穫残渣は5~8キロをヒモで束ねたものですが、5ヶ月くらいの間に分解してボロボロになっており、5束分くらい(200リットル以上)の収穫残渣が収穫コンテナ1つに収まってしまうくらいになってしまいました。
ひと株に付くイモの量も十分ですし、べニアズマの赤はとても鮮やかです。
しかし、コガネムシ類による食害はなくても、遅くなった収穫でよくあるヒビ割れイモが結構ありました。
今日もサツマイモ掘りのイベントをしました。
今日は遅くまでやりましたが、まだひと畝と三分の二が残っています。
畑から引上げた時の荷台の様子です。
今日持ち帰ったイモは60キロくらいです。
この畑では屑イモの割合が少ないので、たったひと畝分を掘っただけでも、持ち帰る量が半端ではありません。
これでも収穫イベントで持ち帰ってもらった分やご近所へのおすそ分けした分が50キロはありました。
自宅の駐車場で水をかけて表面に付いた土を洗い流しましたが、イモの裏側の土は流れませんので、仕上げ洗いは後日になります。
ヒビ割れたり掘り上げる時に傷つけてしまったイモは、例年通り無料で利用してもらうことにしています。
★2020/6/12 情報を追加します。
現在はコガネムシの幼虫による食害対策として、堆肥を一切使わないことに加え、サツマイモの畝間で晩生種の大豆を栽培しています。
大豆の種類(早生、中生、晩生種は、サツマイモの収穫時期に合わせると良いと思います。
大豆の株がサツマイモの収穫時期まで枯れずにいることで、コガネムシに対する忌避効果が持続すると考えています。
この方法は2年間の実績があります。
尚、枝豆を植えても食害が多い場合は、以下のことが考えられます。
1.大豆がサツマイモの収穫時期より早く枯れてしまっている。
2.サツマイモの畝の両端の枝豆の効果が途切れた部分でコガネムシの幼虫が発生し、畝の奥にまで入り込んでいる。
3.サツマイモの畝と大豆の畝の間隔が離れ過ぎている。(限界距離は不明/1メートル以内なら実績で効果ありと考えています)
2020年度の対策実施状況は、ブログ内検索ワード「コガネムシの幼虫」でご確認ください。
昨日から収穫を始めた新しい畑に苗を植え付けたのは6月29日でしたが、苗を植え付ける前にしたことは耕運機を繰り返しかけて雑草対策をしただけです。
元々この畑でのサツマイモ栽培の目的は、長いことはびこっていた雑草を抑え込むことだけでしたが、コガネムシによる食害を受けたイモの発生率が2%にも満たないことが分かったため、仮説(堆肥の施用はコガネムシ類発生の原因となる)の検証結果に成り得ると判断しました。
出版社の「農業図書」が発行した「やさしい園芸作物セミナー 図解 作物」によれば、サツマイモを植える前の施肥量として、10アール当たりで堆肥を1000キロ施すことと書かれていますが、それくらい大量の堆肥の施用ともなれば当然ながらコガネムシ類の大量発生も予想されますので、併せてアドマイヤー粒剤の施用なども行っていると考えられます。(この本にはサツマイモの害虫についての紹介がありませんでした)
アマチュアが専門書を読んでも、プロの間では常識として存在する害虫対策をすっ飛ばして部分的な情報だけを鵜呑みにした結果で、残念なことになってしまうのです。
因みにサツマイモの畝の間でトウモロコシ栽培もしていましたが、そのトウモロコシにも堆肥は一切使用せず、肥料は元肥えも追肥も化成肥料のみで通しましたので、結果的にそれが良かったのです。
サツマイモ栽培には、堆肥を一切使わないこと。
今シーズンそれを学んだことは貴重でしたが、年々堆肥の施用が増えるに従ってコガネムシ類による食害が増えることに気付かなかったのは、怠慢としか言いようがありません。
堆肥は使っていませんが、トウモロコシの収穫残渣をサツマイモの畝の脇に積んでありました。
トウモロコシの収穫残渣は5~8キロをヒモで束ねたものですが、5ヶ月くらいの間に分解してボロボロになっており、5束分くらい(200リットル以上)の収穫残渣が収穫コンテナ1つに収まってしまうくらいになってしまいました。
ひと株に付くイモの量も十分ですし、べニアズマの赤はとても鮮やかです。
しかし、コガネムシ類による食害はなくても、遅くなった収穫でよくあるヒビ割れイモが結構ありました。
今日もサツマイモ掘りのイベントをしました。
今日は遅くまでやりましたが、まだひと畝と三分の二が残っています。
畑から引上げた時の荷台の様子です。
今日持ち帰ったイモは60キロくらいです。
この畑では屑イモの割合が少ないので、たったひと畝分を掘っただけでも、持ち帰る量が半端ではありません。
これでも収穫イベントで持ち帰ってもらった分やご近所へのおすそ分けした分が50キロはありました。
自宅の駐車場で水をかけて表面に付いた土を洗い流しましたが、イモの裏側の土は流れませんので、仕上げ洗いは後日になります。
ヒビ割れたり掘り上げる時に傷つけてしまったイモは、例年通り無料で利用してもらうことにしています。
★2020/6/12 情報を追加します。
現在はコガネムシの幼虫による食害対策として、堆肥を一切使わないことに加え、サツマイモの畝間で晩生種の大豆を栽培しています。
大豆の種類(早生、中生、晩生種は、サツマイモの収穫時期に合わせると良いと思います。
大豆の株がサツマイモの収穫時期まで枯れずにいることで、コガネムシに対する忌避効果が持続すると考えています。
この方法は2年間の実績があります。
尚、枝豆を植えても食害が多い場合は、以下のことが考えられます。
1.大豆がサツマイモの収穫時期より早く枯れてしまっている。
2.サツマイモの畝の両端の枝豆の効果が途切れた部分でコガネムシの幼虫が発生し、畝の奥にまで入り込んでいる。
3.サツマイモの畝と大豆の畝の間隔が離れ過ぎている。(限界距離は不明/1メートル以内なら実績で効果ありと考えています)
2020年度の対策実施状況は、ブログ内検索ワード「コガネムシの幼虫」でご確認ください。