ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

大山ソロツー(2日目)

2010-05-05 21:19:39 | ツーリング・旅行


ツーリングの2日目、5月初日の朝を迎えます。

5時頃からガサゴサと音が聞こえます。
どうやら出発の支度を始めているようです。

快く思っていない人もいるでしょうね。
早く出る人と、ゆっくり寝る人のサイトを分けるのが良い方法かもしれません。

  

6時にはバイクに荷物を積み終えていました。
関東方面の方が多くて、これから山口方面に向かうそうです。
みなさんバイクへの荷物の積み方に腐心されているのがわかります。

  

この方は、方向指示器の位置をテールランプ横にずらしています。
シートに荷物を載せて、その上にアルミの椅子を置くことで座面をフラットにしています。
ステイはなく、積み方とロープでガッチリと固定されていました。


       

この方はホンダ製のアメリカンです。
オール自作のキャリアを付けています。
フェンダーの裏にある金具に固定してあり、見た目以上にガッチリしています。
そこに工具ボックスを載せて、コンパクトにまとめたバックを止めています。
二人のアイデアと努力に脱帽です。



あっしは急ぐこともないので、のんびりと朝食を食べます。
テントやシュラフをきちんと乾燥させてから出発します。
撤収が苦手なだけかもしれませんが・・・


9時に出ましたが、まだ数台のバイクが残っていました。
大山に上がるまで、海岸沿いを走ります。

海が右手に見えて、気持ち良く走行します。
青い空と青い海、爽やかな風と潮の香りが歓迎してくれているようです。

 



途中、道の駅ハワイで休憩します。
ここには「幸せのベル」があります。
ベルを買って願い事を書き込み、ハッピードームに結びつけ、金を2回鳴らすと願い事が叶うとあります。

若いカップルが二人で鐘を鳴らし、手を繋いで去っていきました。
微笑ましくて、二人の前途を祝福してあげたくなりました。

       


道の駅のショップでは、色んなフクロウの置物が売られていました。
このカップルのフクロウが可愛かったですね。

  



風力発電の羽根がゆっくりと回っています。
ここを過ぎると、遠くに大山が見えてきました。
良いお天気だけど、山には雲がかかっています。

  


 



お昼時になってきたので、食堂を探します。
テント泊で節約しているので、美味しいものと食べたいな。
そう思っていると、味処「楽」の看板がありました。

      



       

本日営業中とあるので入ってみます。
真っ先に目に入ったのは、「会席◯,000円から」の文字
高っと思ったけど、そのまま座敷へ。
持ってきてくれたメニューを見たら、食べられそうな値段の定食があってホッとしました。

山菜天ぷら定食1,800円を頼みました。
出てきた定食は豪華版です。
竹の子、山うど、こしあぶら、椎茸などの天ぷらに、タケノコご飯です。
それに3品の小鉢と茶碗蒸しが付きます。

吸い物をいただくと、唸る美味しさです。
どの料理もすごく美味しいです。
山菜の天ぷらは、春を感じさせてくれる香りがあります。
久しぶりに美味しい日本料理です。

こんな田舎で、こんなに美味しい料理が食べられて最高です。
近ければ、常連になったでしょう。
こちら方面に行かれるなら、お勧めしたいお店です。



大山へ上がるルートは、何本もあります。
米子からのメインルートの24号線と倉吉近くからの44号線は以前走ったので別の道を走ることにします。
「牧歌的な風景の中を快走」と書かれている30号線を選びます。




 


 


 

交通量が少ない綺麗な道です。
広々とした空間は、心にゆとりをもたらしてくれるようです。

ここにもピンクの八重桜がありました。
お決まりのBMWとの記念撮影です。
そう言えば、自分が写った写真は一枚もなかったなあ~。


  









 


走るにつれて、刻々と変わってゆく大山の景色に見とれてしまいます。

なんども何度もバイクを停め、カメラを取り出しては写真を撮ります。
同じ山なのに、撮る位置によって表情を変えるのが面白いです。


外周道路を走って、3時にモンベルのある大山寺に着きます。
大山には、何カ所もキャンプ場があります。
昼食の時に、蒜山ちかくのキャンプ場か、鏡ヶ成キャンプ場に絞ります。
モンベルで聞くと、すぐそばに下山キャンプ場があるからと言われ行ってみることに。

センターハウスには誰もいません。
今はオフシーズンなので、自己責任で自由に使ってもいいそうです。

無料だし環境も良さそうなので、ここに泊まることにしました。
ここのファミリーテントサイトに張らせてもらいます。
板張りなので傾斜がなくフラットで、すこぶる快適です。

       

晩飯の買い出しに行きますが、近くでは食材の入手はできないみたいです。
諦めて、手持ちの食材でしのぎます。

パックのご飯、いわしの蒲焼きの缶詰、道の駅で買ったじゃがいもとアスパラガス、砂たまごと言うゆで卵、パン、ソーセージ・・・で適当に作ることにします。


買い出しがなくなったので、大山寺へ行きます。
長い坂道を上ると寺の門に着きます。

入口には、ソメイヨシノの桜が咲いているではありませんか。
夜は寒いのだろうと想像します。

そこからも長い階段を上ります。
旅の安全を願って鐘を撞きました。

       


       



テントに戻って、明るいうちに食事をします。
陽が落ちると、途端に気温が下がります。
1kmほど歩いたところの旅館で入浴させてくれると聞きましたが、行く気になれません。

寒いので、早々とシュラフに潜り込みます。
他の宿泊者もみんなテントに入ったようで静かです。
遠くの話し声が、間近にいるように聞こえます。

夜中にトイレに行きたくて目覚めます。
空を見上げると、一面の星空です。
四国の山中で見た星よりも多いようです。
今度来る時には、ちゃんとした防寒具を持ってきて夜空を眺めたいです。

真夜中に、また歯が痛みだしました。
行く前から調子が良くありませんでした。
テントの中で歯ブラシをだして、気休めに磨きます。
早く朝が来ないかなと・・・

放浪の旅には、何よりもまず健康な身体が必要なようですね^^@