オーディオで素晴らしい音楽再生をされているmixiのマイミクの「上様」宅を訪ねてきました。
ブログにアップするお願いをしたら、「お世辞はいらないから、思ったことを書いて!」と言われました。
良い機会なので、ブログの記述についてお話をします。
あっしのブログには、お世辞は一切ありません。
自分が良いと感じたものだけを記事にしているから、イイことばかり書いているように見えるのかもしれません。
良くないものは、初めから書かないのです。
食べ物の記事でも同じです。
他の人にも味わって欲しいと思うお店だけを載せています。
ただ、人それぞれ感じ方が違うため評価が変わるかもしれませんが・・・。
決して、ブログの更新を優先しているわけではないのです。
今回は人気のないオーディオの記事ですが、自分にとって外せない内容なのでアップします。
あっしのオーディオ装置は大きく分けると2系統あります。
その1つはアルテックSP(スピーカ)のラインです。
上様とは、JR阪和線「鶴ヶ丘駅」近くのオーディオショップ「オーディオ南海 西田辺店」で知り合いました。
二十歳の時に買ったバレンシアというSPが思ったように鳴りません。
今から10年ほど前、アルテックのスピーカを上手く鳴らしているという上様のシステムを聴かせてもらいました。
同じスピーカとは思えない鳴り方に驚き、同じマッキントッシュのプリアンプとアルテックのパワーアンプを購入したことがあります。
久しぶりにオーディオ南海に行くと上様がいて、SPをKisoAcoustic社のHB-1に換え、EMTのレコードプレーヤも手放したそうです。
デジタルオーディオを導入して、レコード再生も必要ないと感じたのだそうです。
オーディオ装置は良い音楽を聴くための道具であり、それが聴けるならメーカーや製品にこだわらないと言いきります。
先日、JazzAudioさん宅でMacを使ったデジタルオーディオの素晴らしさを知ったところです。
アルティックをあれほど上手く鳴らし込んでいた上様なら、windowsによるデジタルオーディオをどんなふうに再生しているのか興味がありました。
土曜日のお昼に、ワクワクしながら向かいました。
オーディオの部屋に入って、驚きました。
6畳ほどの広さしかありません。
転居される前はもっと広い部屋だったので、同じような部屋を想像していたのです。
早速、音楽を聴かせてもらいます。
コンピュータの画面をクリックするだけで、次から次へに違う音楽が聴けます。
CDを探してから、プレーヤにセットする手間が省けるだけでも凄いことです。
KisoAcousticのHB-1
FMアコースティックのプリアンプとパワーアンプ
(この3枚はmixiの上様のフォトから流用させてもらいました)
システムは過去の面影は一切なく、小型スピーカ(HB-1)をFMアコースティックのプリアンプとパワーアンプでドライブしています。
ベンツなどの高級車が買えるほどの値段で、あっしには逆立ちしても無理な機器です。
オーディオの難しいところは、このような超高級な機器を繋いだからといって、ただちに良い音楽が再生ができないところでしょう。
逆に、高級品であればあるほど扱いが難しく、ハードルが高いと言えるかもしれません。
彼のシステムからは素晴らしい音楽が奏でられています。
響きに余韻があって、部屋の狭さを感じさせません。
ボリュームを上げても、嫌な音がしません。
特に、コンサートやライブでの演奏が見事に再生され、その会場にいるような感動が味わえます。
現実の音と再生音楽との違いは、音のスピード感だと考えています。
この装置は、生の楽器の持つスピード感に近いからこそ、感動を覚えるのでしょう。
驚くなかれ、気がつけば5時間もずーっと聴いていました。
それでも聴き疲れはなく、もっと聴いていたいという気持ちになりました。
windowsパソコンによるデジタルオーディオの評価は、一般的にはあまり良くありません。
しかし、彼が自作したパソコンから聞こえる音楽には、ノイズやギスギスしたところは全くありません。
無駄を省いたというシンプルな構成のパソコンの話は、この音を聴くと納得してしまいます。
先のJazzAudioさんと、今回の上様システムは、どちらも甲乙つけがたく素晴らしいものでした。
あっしも二人を見習って、デジタルオーディオに足を踏み入れたいと秘かに考えています・・・