「Saturday Jazz Time」のコンサートへ行ってきました。
アンテベル(堺市立美原文化会館)が開館されて以来、定期的に開催されているジャズコンサートです。
今回は50回を記念しての開催で、宇根崎緑さんのヴォーカルも楽しめるとのことです。
演奏はいつものとおり「中野ひろし&スイングガイズオーケストラ」です。
堺市民会館の閉館から5年が経過し、ようやくフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)として10月1日にオープンします。
これを機に「sacayメイト」の会員になりました。
会員になると、堺市のコンサートなどのイベント情報がメールで送信され、予約もしやすくなります。
直近のメールを開くと、今回の「Saturday Jazz Time」の コンサート情報がありました。
以前から、このコンサート名は知っていましたが、内容まで見ていませんでした。
見ると、入場料はたったの1,000円!
すぐに申し込みを済ませ、堺市に戻ってきた高校からの友人に連絡。
音楽好きの友人は、月に平均2回はコンサートに足を運ぶそうです。
このチケットも購入済みだという。
一緒に行くことになり、彼の高級車に乗せてもらって会場へ。
開場の40分前なのに高齢者はすでに来場しています。
座って待てるソファーの数が少なく、気を利かせて少し早めに会場に入れてくれました。
親の介護などがあって、ライブ演奏を聴くのは本当に久しぶりです。
音楽は自宅のオーディオ装置で聴いていますが、演奏が始まると再生音楽との違いに驚き、改めて生演奏は素晴らしいと思いました。
リズムセクション
ブラスセクション
ピアノ、ベース、ドラムのリズムセクションとサックス、トロンボーン、トランペットのブラスセクションの16人構成です。
これまでは映画音楽など親しみやすい曲を盛り込んでいたそうですが、今回は50回記念ということでJAZZだけとなりました。
スタンダードな曲ばかりなので、皆さん楽しんでいるようです。
それぞれのパートが織りなすメロディがハーモニーとなりホールに響き渡ります。
音は軽やかで、楽器の音色が心地いいです。
ソロパートは聞きごたえがありました。
特に、トランペットのハイトーンは素晴らしい!
音が頭上スレスレを突き抜けるような出方で、音楽に陶酔してしまいそう。
ずっと聴いていたい気分です。
中野ひろしさんのサックスは、流石の演奏です。
他の方とは一味違った、熟練のテクニックを感じます。
バリトンサックスは全曲に渡り低音部をしっかりと支えていました。
1本だけなのによく耳に入って来ます。
次回のコンサートでは、ソロがあれば嬉しいですね。
宇根崎緑さんのヴォーカルははじめてでしたが、余裕の発声でリズムに乗った素敵な歌声を聴かせてくれました。
CDアルバムを数枚出されているそうなので、チェックしたいです。
約2時間の演奏はあっという間。
実のところ、千円という入場料なので、あまり期待していませんでした。
咳と痰が酷くて演奏中に出ないように抑えるのがキツかったですが、演奏終了後は爽やか気分になりました。
ネットで簡単に音楽がダウンロードできて、どこでも手軽に音楽が聴ける環境にあります。
そのためでしょうか、人気コンサート以外は会場を埋め尽くすほどの入りは期待できないと聞きます。
今回の観客数を見ても、全座席の半分も埋まっていなかったようです。
人気ビッグバンドのニューハードやシャープス&フラッツさえ、今はなくなってしまい寂しい限りです。
中野ひろしさんはあっしよりもずっと先輩ですが、おしゃべりがとても愉快で演奏とともに楽しめました。
今回のコンサートでは、若い女性演奏者が6人もおられたのが印象に残りました。
このような楽しい演奏会をこれからも続けていただきたいです。
次回は、8月17日(土)19時開演で、演奏曲はラテン特集となっています。
たった千円で素晴らしい音楽を聴けて、素敵な週末なりますよ。
ぜひ多くの方に会場へ足を運んでいただき、一緒にホールに鳴り響く大きな拍手をおくりたいです。
(撮影:ソニーRX100)