オーディオに興味を持ち出して、半世紀以上が過ぎた。
振り返ると、中学生の時に初めて作った真空管ラジオにレコードプレーヤを繋いで聴いた時の感動が始まりだ。
それからオーディオ機器が次々に変わり、今のシステムに落ち着いたのは25年ほど前。
リディーマーというスピーカーシステムに出合って、再生音楽による感動を知った。
それ以降、我が家のオーディオシステムは基本変わっていない。
ところが、10年ほど前からこれまでのような感動が徐々に薄れてきたように感じる。
スピーカーのセッティングか、アンプなどの機器の劣化か、あっしの耳の衰えか?
いろいろ試行錯誤するが、本来の性能が発揮できていない。
ノイズ対策が必要か?
これまで200V電源、ノイズカットトランス、仮想アースなどを試したが、今は外している。
高周波ノイズ対策は多岐にわたり、効果の見極めが難しいと感じる。
共立エレショップのHPを見ていたら、電源ノイズフィルターなるものが目に入る。
双信電機製汎用EMIフィルターを組み込んだ組立キット(WP-NF100V10A)だ。
現在のPCオーディオは共立グループ店で調達したもので、直感で使えるかもしれないと判断。
キットといっても簡単なもので、アルミケースにはパーツは取り付けられていて配線をドライバーで付けるだけ。
開封して、あっという間に組立完了。
プリメインアンプの電源部にセットする。
試聴すると、音がスッキリして楽器の位置がよく分かる。
空間再生能力が上がり、音にキレが出てきたようだ。
頬が緩む。
先ずは、結果良好で良かった。