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【JR不採用問題】国労、「雇用」を断念し終結へ

2011-07-04 20:12:54 | 鉄道・公共交通/交通政策
JR不採用問題:国労系、復帰断念 闘争終結へ(毎日新聞)

1987年の国鉄分割民営化の際、JRに採用されなかった国労・全動労(現在の建交労)の組合員らがJR等への雇用を求めて24年間争ってきたJR不採用問題(国鉄闘争)は、記事のとおり、国労系がJRへの雇用を断念し、闘いを終結させることになった。復帰を求める原告団員らをとりまとめてきた「4者4団体」は解散、全国36の国労闘争団も解散の見通しだが、JRからの「ゼロ回答」に納得できないとする建交労は、雇用を求める活動を続けていくという。

4者4団体のひとつ「国鉄闘争共闘会議」の総会に関しては、当ブログ管理人にも参加案内が来ていたが、反原発闘争が多忙を極めていることもあり参加は見送った。雇用が全く獲得できないままの「流れ解散」に対する当ブログの「せめてもの抵抗としての不参加」と捉えていただいて結構である。

関係者の高齢化を考えれば、この段階での闘争終結はやむを得ない選択肢ではあろう。しかし、普天間基地移設を「最低でも国外・県外」と公約しておきながら、政権獲得後はいとも簡単にこの公約を投げ捨て、社民党を切り捨てて暴走するような政権に自らの運命を委ねた「政治交渉」路線が敗北したことは明らかだ。政治交渉を否定はしないが、政治と行政(国交省・運輸機構)を逃げ隠れできない立場に追い込むような運動には結局、取り組まないまま。そんな煮え切らない状況での解散は承服しがたいというのが本心だ。

建交労にしても、「ゼロ回答」が納得できず闘争継続とするその心意気や善しであるが、それならばなぜ裁判の段階で「地位確認」を入れておかなかったのか。裁判の段階で地位確認を要求しないまま、今頃になって雇用と騒ぐから足元を見られるのである。

関係者から伝え聞いた情報によれば、JR7社は連名で雇用拒否の声明を出し、3党(民主・国民新・社民各党)や国土交通省の雇用要請にも応じるそぶりすらなかったそうだ。4者4団体側が「謝罪」するなら面接くらいは受けさせてやる、という不遜きわまりない態度だったという。

そもそも、何も悪いことをしてない被解雇者が何ゆえに、何に対して謝罪する必要があるのか。25年も経ってなお被解雇者に新たな屈辱を強制しようとするJRの態度に、当ブログは自分が当事者でないにもかかわらず、はらわたが煮えくりかえるほどの怒りを覚えた。4者4団体がこの不遜きわまりない要求を拒否したのは当然である。このことは、当ブログ読者の皆さまにはぜひ知っておいてほしい。

これも関係者から伝え聞いた情報だが、雇用の要求をあきらめる代わりに、JR東日本の株式を保有する被解雇者らが中心になってJR東日本に対する株主代表訴訟を準備しているという。信濃川からの不正取水による取水停止処分などの影響で、電力を東電から買わざるを得なくなるなどした結果、会社に損害がもたらされた責任を経営者に問うものだ。

当ブログにとって相手に不足はない。江戸の仇を長崎で討つというわけではないが、被解雇者たちが雇用を断念させられた恨みを、当ブログが「代理戦争」で晴らそうではないか。4者4団体は「株式を持っている原告団員」に参加を呼びかけているが、株主代表訴訟は株主なら誰でも原告になることができる。原告を被解雇者に限定する必要はないはずだ。当ブログ管理人は、できれば原告のひとりとしてこの訴訟に加わる用意がある。この日のために株式を取得して待ち望んできたのだから。

最後に、政治交渉継続を表明した建交労、和解を拒否してJR復帰に向けた裁判を続ける動労千葉争議団に対する当ブログの態度を表明しておこう。建交労の一貫しない方針に対しては、当ブログとして言いたいことは山ほどあるが、それでも復帰を実現しなければならない。なにしろ建交労は全員が北海道の組合員であり、キハ281系のトンネル火災など大事故が続いているJR北海道に緊張感を取り戻す意味からも、彼らを職場に戻すことが必要だ。

動労千葉の闘いも重要である。彼らが行っていた葛西敬之・JR東海元会長の証人申請が却下されるなど、裁判の見通しは必ずしも明るくはない。しかし、和解金を勝ち取ること以上に重要なものがあると信じて闘いを続ける動労千葉争議団にはあまりにも支援が少なすぎる。大半の人にとっては忘れているかもしれないが、2006年までは国労、建交労、動労千葉は「1047連絡会」として1つの同じテーブルに着いていたのだ。同じ相手に対して同じ要求を掲げて闘っている人たちを支援しない理由は見あたらない。

動労千葉が特定政治党派の影響を強く受けていることはこの運動に関わってきた人なら誰でも知っている公然の秘密だが、少なくともJR総連に巣くう政治党派と異なり、こちらは闘う相手を間違えるという決定的な誤りは昔も今も犯したことがない。戦術に若干、思うところがあるとしても、彼らがJRを相手に裁判で雇用を争う唯一の勢力となった今、世間はもっと彼らを支援すべきではないかと当ブログは考えている。

鉄道ファンの立場から見たJR不採用問題の終結というテーマについても述べなければならないが、それはまた場を改めたい。

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