安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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南相馬市で明らかになった「破局的汚染」

2012-02-21 22:39:19 | 原発問題/一般
南相馬市で「108万ベクレル」 市民団体、土壌を測定(東京)

南相馬市で、1kg当たり108万ベクレルという殺人的レベルの高い放射能汚染土が見つかった。原子力安全委員会の指針に従って平方メートル当たりに換算すると、7020万ベクレル。空間線量で247μSv/h。一般公衆の年間被曝限度1mSvにわずか4時間で達してしまう。

内部被曝に詳しい矢ヶ崎克馬・琉球大名誉教授は「驚く数字です。どのような状態で降下しているのか大変に気になります。セシウムのみならず、α線核種、β線核種など、他の核種もあることは間違いありません。危険です。近づかないで下さい」とコメントしている。

今ごろになって、なぜこのような破滅的レベルの高濃度汚染が見つかったのか明らかでないが、南相馬市議会議員・大山こういち氏のブログによると、激しく汚染された土壌から謎の「黒い物質」が見つかったという。

この黒い物質について、大山氏は「核燃料棒の破片」ではないかとの見方をしている。3号機の爆発の際に飛び散った燃料の破片ではないかというのだ。

南相馬市は、福島県発表の環境放射能測定値を見る限り、福島県内で放射線量が高い方ではないが、福島第1原発からは20~30km程度しか離れておらず、燃料棒の破片が直接飛来したとしても決して不思議ではない。

大山氏の推測が事実なら、南相馬市はもはや人が住む場所ではない。市全域を放棄せざるを得ないほどの事態である。単に空間線量だけで判断をしてはならない。原発に近いということは、これほど大きな危険を伴うことなのだ。

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