安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

特急ひばり復活運転

2007-11-18 21:11:05 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
特急ひばり復活運転(JR東日本仙台支社)
http://www.jr-sendai.com/news/pdf/20071107_01.pdf

今年は、東北本線開業120周年、陸羽東線開業90周年、東北新幹線開業25周年、山形新幹線開業15周年、仙山線交流電化50周年など、東北地方の鉄道にはおめでた続きの年である。

そのおめでたの一環ということなのだろうが、我が愛する583系が東北本線を走るらしい。これは這ってでも行かねば。

ところで、イベント列車といえば最近、JR東日本に対して腹立たしいことがある。指定席券が取れないのだ。
9月、磐越西線のイベントSLに乗ろうと思い、発売開始初日の午前中に行ったときは売り切れで取れなかった。
2月、千葉県でのSLのイベント運転時に至っては、午前半休まで取って発売初日に並び、発売開始時間の10時ちょうどにマルス端末操作をしてもらった。…が、それでも取れなかったのだ。

9月の磐越西線SLのチケット争奪に失敗して数日経ったとき、妻が新聞に折り込まれていたチラシを見て「ねえ、こんなものが載ってるよ」と私に見せてくれた。よく見ると、それは私がチケットを取ろうとして失敗した例のイベントSLを使ったパックツアーだった。

マルスがなかった国鉄時代にも、職員が近親者のために手を回し、こっそりチケットを確保するというような小さな不正はあったのかもしれない。しかし、最近のJR東日本は度を超えていないだろうか。時刻表に「一般発売あり」と期待を持たせるような表記をしておきながら、実際にはパックツアーが指定席券の大半を押さえてしまっている。それを知らず、半休まで取って発売初日に並んで徒労に終わった私こそいい面の皮だったというわけだ。
発売初日の発売開始時刻に行っても買えないような指定席券なら、それはもはや「一般発売」ではない。寝台特急「トワイライトエクスプレス」のスイートルーム寝台券のように初めから発売枠が1枚しかなく、買う方もそれをわかった上で買いに来ているのならともかく、一般の人たちもたくさん乗りに来るイベント列車の指定席券が何をやっても入手できない事態になっているなら、せめて時刻表にそんなふざけた表記をするな、と言いたいのである。

そうでなくとも、周遊券の廃止以降、鉄道ファンは安く手軽に鉄道旅行する道をことごとく奪われながら、それでも何とかして安くて効率的に鉄道の魅力を感じようと知恵を絞っている。JR東日本の今の営業政策は、鉄道ファンにとって最後に残されたこのささやかな楽しみすら奪うものだ。「乗りたいならパックツアーを予約してJRにカネを落とせ。それができないなら乗るな」というなら、残念だがこちらにも考えがある。

そういうわけで、私は、JR東日本のイベント列車に対する幻想を捨てた。JR東日本のこの極端な儲け第一主義が是正されない限り、JR東日本管内のイベント列車にはもう乗らない。どんな魅力的な列車が走ろうと、もはや指定席券を買いに出向くことはない。もちろん、583系「ひばり」も同様だ。
ただし撮影には行こうと思う。1968年登場の583系も来年でデビュー40周年。40年を花道に引退という流れにもなりかねず、ここで満足のいく撮影ができなかったら一生悔いを残すことになると思うからだ。
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