IV号D型の続きです。
前回の最後に、次回はスミ入れ・ウォッシングの作業を行うと予告していましたが、
足回りのウエザリングを見返すと、ちょっと単調に思えるので追加作業をしてからスミ入れをすることにしました。
▼中間的な濃さの泥汚れをクレオスグレッシュブラウンを使ってつけていきます。
サスペンションの根本あたりを中心にしてつけていきました。
▼次に湿った泥としてクレオスウエザリングペーストマッドブラウンをつけてみました。
このマテリアルはまさに泥のようなので、そのまま使うと泥が付き過ぎた状態になってしまいます。
そのため専用の溶剤で薄めて使っています。
▼マッドブラウンをつけた後、さらにウエザリング専用うすめ液を使って車体に馴染ませました。
▼こんな感じになりました。単調だった泥汚れが、湿った泥から乾燥した泥へと変化をつけることができました。
▼転輪類の泥汚れも少し変化を与えます。同じくマッドブラウンを泥が溜まりそうなところへつけていきます。
ここも車体につけた時に使った専用溶剤でうすめたマッドブラウンを使います。
▼クレオスウエザリング専用うすめ液をつかって馴染ませていきます。
IV号の転輪は数が多いことをこの作業で実感しますね。
▼履帯をはめてこんな感じに仕上がりました。
▼さあ、やっとスミ入れ作業に進みました。
▼今回使用した塗料は、タミヤパネルラインのダークブラウンです。
薄め液は、タミヤエナメル溶剤を使いました。
▼スミ入れしてはみ出した部分は、タミヤエナメル溶剤で広げながら修正していきます。
広げることでウォッシングを兼ねることになります。
今回はここまでです。次回は錆表現を少し追加したいと思います。あとコマンダーの塗装が残っていました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
まるで本物の泥ですね。
最初の方の写真は、転輪を外して修理してるみたいです(◎_◎;)
湿った泥と乾いた泥の表現が素晴らしいです。
また、墨入れ作業中の写真から、細部にまで気を配って情報を追加されたことがよく分かります。
>まるで本物の泥ですね。<
泥表現用の商品を使った甲斐がありました。
タミヤ、クレオスと国産品なので手に入れやすく、海外品に比べてお財布に優しいです😄
>最初の方の写真は、転輪を外して修理してるみたいです(◎_◎;)<
言われてみれば確かにそうですね。気がつきませんでした😲
修理中のディオラマに合いそうです。
>湿った泥と乾いた泥の表現が素晴らしいです。<
ありがとうございます。
塗装だけでは、ちょっと単調な気がして足してみました。
以前にもこういう作業をやった覚えがあるので、はっきり言えばそれを忘れていたんですね😅
思い出してよかったです(恥)。
>細部にまで気を配って情報を追加されたことがよく分かります。<
今回はフィルタリングを省く予定です。その分、埃とかスミ入れや錆でカバーしようと思っています。
いやはや、こんな事になってるなんて・・・凄いです。
ちゃんと泥が立体的になってるなんて驚きです。
しかもしっかりウェットな感じが表現されてます。
気力が足りないなんて言い訳垂れてた自分が恥ずかしくなりました。
勉強になりました。ありがとうございます。
>ちゃんと泥が立体的になってるなんて驚きです。<
タミヤテクスチャーペイントを盛りましたが、ちょっとつけ過ぎた感がありました。
埃色を塗装しただけの時はちょっと落ち込みましたが、ウェット感を出して変化をつけたことで改善されホッとしています。
>気力が足りないなんて言い訳垂れてた自分が恥ずかしくなりました。<
週4日夜勤をされていては気力も体力も厳しいと思います。
そんな状況でいつも通り制作していくのは難しいとお察しいたします。
むしろそのような状況であれだけの完成品を仕上げていられるのはすごいと思います。
湿った泥から乾燥した泥への変化の表現、素晴らしいです\(^0^)/
Ⅲ、Ⅳ号系列はここが良く見えるため、とても効果がありますね。
クレオスのウエザリングペースト(マッドブラウン)は持ってはいますが...
複数の素材を用いるところまでは頭が回りませんでした(^^;
しかし仮に使ったところで、hajime様のようにリアルな表現はとっても無理💦
ヘタに手を出さず、眺めるだけにしておいた方がよさそうです(笑)。
ピグメントを使った場合は乾燥した少し砂っぽい感じになりますが、ウェザリングペーストを使うと湿ったままの重い泥の様な感じになるのが良く判ります。
どういう戦線で戦った戦車なのかによって使い分けるという方法もアリなのかも知れません。(やってもいない人間が偉そうに・・すんません🙇♂️)
墨入れ、ウォッシングが進むとチッピングが馴染んで効果が一層引き立ってきてきます。
動輪の歯の部分だけが銀色に光っているのも迫力があります。
>湿った泥から乾燥した泥への変化の表現、素晴らしいです\(^0^)/
Ⅲ、Ⅳ号系列はここが良く見えるため、とても効果がありますね。<
ありがとうございます。確かにIII、IV号系列はここの面積が広いので目立ちますね。
スプレー技法で泥のはがれ、ウエザリングマテリアル数種で泥の色調変化を試してみました。
泥剥がれはイマイチでしたが、色調変化はうまくいってホッとしています。
>クレオスのウエザリングペースト(マッドブラウン)は持ってはいますが...<
ウエザリングペーストは泥のベースとしては、タミヤのテクスチャーペイントより使い易い感じがします。
タミヤは粒子が荒すぎて塗りにくいです。
クレオスは専用の薄め液をつかえば加減が付け易いので、ウエザリングのマテリアルとしては優れていると思います。
AMMOなどの海外製品は海外モデラーがよく使っていますが、こちとら日本だって日本製品で十分賄えると思いたくて使いました。ちょっとひがみ根性がでてしまいましたね😅
ぜひ、黒猫2号様もお試しの程を。
>足回りの泥汚れの追加、凄い迫力でまるで本物の泥です。<
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。
フランス戦もパリに近づけば舗装道路を進撃して、乾燥した埃汚れの状態だと思うのですが、今回はまだ国境を越えたばかりで泥や水溜りを越してきた名残がある状態にしました。
>どういう戦線で戦った戦車なのかによって使い分けるという方法もアリなのかも知れません。<
これは非常に大事な事だと思います。
当然のことながら実際に戦場に行ったわけではありませんが、灼熱の砂漠地帯なのか極寒のソ連なのか、天気も晴天なのか豪雨なのかで車体の状態は違ってきます。
乾燥地帯を走っているのか、泥沼地帯にいるのか、などなどを踏まえてどんなウエザリングにするのか悩みます。
チッピング、スミ入れなどは楽しいウエザリング作業です。
作業をすることで状態がどんどん変わっていくところが楽しいです。
起動輪の歯を光らせると迫力が出ますよね。動いてきたっていう感じもしていいです😄