自動車各社とも、車のリコールの報道をよく聞きますが、
我が家の愛車にも通知が届きました。
使用者の観点からすると、日本のモノ作りも危ないのかと
つい考えてしまいがちですが、
情報公開が進んでいるからなので、良いことですね。
(相方からM社を除きなさいと:懲りない会社やーと
10年前株で損をした相方は怒り心頭、まあまあ)
そんな訳で、引き取りに来させばよいものを、先日
リコール修理へ車を持って行きました。
多分洗車してくれるはずとの期待からと、もう一つ
約二時間の待ち時間に、『法華寺』さんの境内にある
会津八一の歌碑に会いに行ってまいりました。
もう少し後の10月22日以降でしたら正倉院展に合わせて、
国宝の十一面観音菩薩立像等の御開帳もあるのにと
お思いでしょうが・・・ゆっくりできないのですもの。
境内の中には、昨年香道体験には伺っておりましたが・・・
現在のような伽藍、本堂・鐘楼・南大門に再興されたのは、
豊臣秀頼と淀君で、関ヶ原の戦いの後の慶長六年1601年で、
平城京跡から歩くと、南大門(重要文化財)に至りますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/b5/f7687bdaa6282248c4de72f731024dd5_s.jpg)
閉まっており、法華滅罪之寺の石碑が横に。
格式ある門跡寺院であることを示す「筋塀」が
白い筋が5本あり最高位、さもありなん。
塀沿いに東に進むと、朱塗りの赤門(東門)があり入り口に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/ca/8c578b9c85d4700a52bab4ef1266ed40_s.jpg)
本堂と華楽園の拝観料は700円ですが、時間がないので
本堂だけ500円を支払い、会津八一さんの歌碑はどこにと
お聞きすると、直ぐそこにと教えていただけました。
袴腰のついた入母屋造の鐘楼堂を本堂へ向かうと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/94/3012da2bc41f269474ffc484c51ff049_s.jpg)
直ぐ側に、さぬき庵治石の歌碑が、でもひびが二つも、
裏に、昭和40年11月3日入江泰吉光枝建之と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/07/c1beec89b9d772a378a484bca284992b_s.jpg)
『ふぢはらのおほききさきを
うつしみにあひみるごとく
あかきくちびる』
「藤原の大き后をうつしみに相見るごとく赤き唇」
早く歌碑の十一面観音菩薩立像さんに会いたいもの、
十一面観音菩薩立像(国宝、榧かや材の一木造)
十一面観音菩薩立像ご分身(白檀の一木造)
でも、本堂前には日通の美術品輸送車が停まっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/91/3780ff0b6550dc23aa95cec1722ee8ae_s.jpg)
ブラブラしておりますと、南大門横に歌碑を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/a6/93414d1278c61271f69e325e8f4a9785_s.jpg)
『いにしへの古き堤は年ふかみ池の渚に水草生ひにけり』
万葉歌碑(山部赤人万葉集巻三 378 門跡:久我高照尼筆)
ー詠故太上大臣藤原家之山池歌ーと
不比等の邸宅跡に建てられたのが、法華寺ですから
護摩堂があるこんな池をさしているのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/2b/dbb1f64515d06c084463f17e6c2083a8_s.jpg)
護摩堂反対側に、赤い花『ギョリュウバイ・御柳梅』が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/c2/b91a735b65e6ae3f2a24f550883215f3_s.jpg)
ほどなくして車は出て行き、本堂の障子が開き、
お二人の尼僧様が二人の学者?をお見送りに出てこられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/75/5186919f01a8bc6818dbf26fb6c48a8d_s.jpg)
さあ本堂内へ入らせていただくと、私だけ。
扉の閉まった御本尊の十一面観音菩薩立像と四神、
そしてインド政府から頂かれた立派な白檀一木造の
十一面観音菩薩ご分身にご挨拶をしておりますと、
右手の維摩居士像(重文)の庫裡から読経の声が・・・
(維摩居士像は木心乾漆造、高さ92,7cm、天平時代の作)
堂内全体ににひびきわたります。
唱和されているお声を聴かせていただいておりますと、
自然と手を合わせます。和やかな気分に・・・
十一面観音菩薩さまに抱かれたようにも感じられ
偶然の暫しの時に感謝です。
先ほどの車や学者風の方たちから考えてみますと、
どこかの美術館への出張から帰られたばかりで、
お戻りの読経だったのではないでしょうか?
なんと、イタリアでの文化庁主催の『日本仏像展』へ
ローマ市クイリナーレ宮でこの7月から9月まで開催でした。
遠いところまで、日本のためご苦労様です。
読経が終わられ、シーンとしお堂内を巡っておりますと
1歳過ぎの子を連れられた妊婦さんとお母様がお参りに。
安産にと私も一度孫のために、『お守り犬』を頂いており、
光明皇后様のお考えのもので、護摩木の灰と土を混ぜ合わせ
寺伝どうりに尼僧さまの手によります。
また厄除けにもなるとのことです。(HPから)
10月22日から御本尊様のご開帳に是非足を運んでくだされば。
車は、云わずと洗車していただいておりました。アリガトウ
我が家の愛車にも通知が届きました。
使用者の観点からすると、日本のモノ作りも危ないのかと
つい考えてしまいがちですが、
情報公開が進んでいるからなので、良いことですね。
(相方からM社を除きなさいと:懲りない会社やーと
10年前株で損をした相方は怒り心頭、まあまあ)
そんな訳で、引き取りに来させばよいものを、先日
リコール修理へ車を持って行きました。
多分洗車してくれるはずとの期待からと、もう一つ
約二時間の待ち時間に、『法華寺』さんの境内にある
会津八一の歌碑に会いに行ってまいりました。
もう少し後の10月22日以降でしたら正倉院展に合わせて、
国宝の十一面観音菩薩立像等の御開帳もあるのにと
お思いでしょうが・・・ゆっくりできないのですもの。
境内の中には、昨年香道体験には伺っておりましたが・・・
現在のような伽藍、本堂・鐘楼・南大門に再興されたのは、
豊臣秀頼と淀君で、関ヶ原の戦いの後の慶長六年1601年で、
平城京跡から歩くと、南大門(重要文化財)に至りますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/b5/f7687bdaa6282248c4de72f731024dd5_s.jpg)
閉まっており、法華滅罪之寺の石碑が横に。
格式ある門跡寺院であることを示す「筋塀」が
白い筋が5本あり最高位、さもありなん。
塀沿いに東に進むと、朱塗りの赤門(東門)があり入り口に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/8c/82d0449c75a37c6948b0a714bd08cf38_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/ca/8c578b9c85d4700a52bab4ef1266ed40_s.jpg)
本堂と華楽園の拝観料は700円ですが、時間がないので
本堂だけ500円を支払い、会津八一さんの歌碑はどこにと
お聞きすると、直ぐそこにと教えていただけました。
袴腰のついた入母屋造の鐘楼堂を本堂へ向かうと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/94/3012da2bc41f269474ffc484c51ff049_s.jpg)
直ぐ側に、さぬき庵治石の歌碑が、でもひびが二つも、
裏に、昭和40年11月3日入江泰吉光枝建之と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/1f/841ffd3c4e1dc221cfd2e2a96beb6070_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/77/51cf403bc4ab4c222715dd6e4ad1d445_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/07/c1beec89b9d772a378a484bca284992b_s.jpg)
『ふぢはらのおほききさきを
うつしみにあひみるごとく
あかきくちびる』
「藤原の大き后をうつしみに相見るごとく赤き唇」
早く歌碑の十一面観音菩薩立像さんに会いたいもの、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/5e/316aad7c7ed29caf24996a52ba41583f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/99/538a19101df29c9139cf4a058e75ceb0_s.jpg)
でも、本堂前には日通の美術品輸送車が停まっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/91/3780ff0b6550dc23aa95cec1722ee8ae_s.jpg)
ブラブラしておりますと、南大門横に歌碑を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/da/fbd2061b890f99dcc2e7723990e61085_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/a6/93414d1278c61271f69e325e8f4a9785_s.jpg)
『いにしへの古き堤は年ふかみ池の渚に水草生ひにけり』
万葉歌碑(山部赤人万葉集巻三 378 門跡:久我高照尼筆)
ー詠故太上大臣藤原家之山池歌ーと
不比等の邸宅跡に建てられたのが、法華寺ですから
護摩堂があるこんな池をさしているのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/2b/dbb1f64515d06c084463f17e6c2083a8_s.jpg)
護摩堂反対側に、赤い花『ギョリュウバイ・御柳梅』が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/d4/d4a28a0584bf926734dc296acdb4694a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/c2/b91a735b65e6ae3f2a24f550883215f3_s.jpg)
ほどなくして車は出て行き、本堂の障子が開き、
お二人の尼僧様が二人の学者?をお見送りに出てこられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/76/e55cf341312ee60baf656a2a1f4436d7_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/75/5186919f01a8bc6818dbf26fb6c48a8d_s.jpg)
さあ本堂内へ入らせていただくと、私だけ。
扉の閉まった御本尊の十一面観音菩薩立像と四神、
そしてインド政府から頂かれた立派な白檀一木造の
十一面観音菩薩ご分身にご挨拶をしておりますと、
右手の維摩居士像(重文)の庫裡から読経の声が・・・
(維摩居士像は木心乾漆造、高さ92,7cm、天平時代の作)
堂内全体ににひびきわたります。
唱和されているお声を聴かせていただいておりますと、
自然と手を合わせます。和やかな気分に・・・
十一面観音菩薩さまに抱かれたようにも感じられ
偶然の暫しの時に感謝です。
先ほどの車や学者風の方たちから考えてみますと、
どこかの美術館への出張から帰られたばかりで、
お戻りの読経だったのではないでしょうか?
なんと、イタリアでの文化庁主催の『日本仏像展』へ
ローマ市クイリナーレ宮でこの7月から9月まで開催でした。
遠いところまで、日本のためご苦労様です。
読経が終わられ、シーンとしお堂内を巡っておりますと
1歳過ぎの子を連れられた妊婦さんとお母様がお参りに。
安産にと私も一度孫のために、『お守り犬』を頂いており、
光明皇后様のお考えのもので、護摩木の灰と土を混ぜ合わせ
寺伝どうりに尼僧さまの手によります。
また厄除けにもなるとのことです。(HPから)
10月22日から御本尊様のご開帳に是非足を運んでくだされば。
車は、云わずと洗車していただいておりました。アリガトウ