気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

不時の茶事、吸物と八寸の実習講座

2018-05-25 19:22:12 | お稽古
今朝から気温が上り、奈良も今年初めて30.9℃の真夏日に、
庭の中も花たち、大山蓮華も四輪目の開花、残りは、一輪だけ
ですが、今週末の自宅稽古にでも・・・

隅っこの方では、サボテンの紅い花が咲きだし、この鉢は、
なぜかサフランモドキとサボテンが同居し、十日前には
サフランモドキが咲き出し、萎んだばかりなのに。
 5/15
なんと突然モロヘイヤの苗に不時着した『アゲハチョウ』
かなり弱っており、飛べないのかヨタヨタと・・・、
そっとしてあげなくては。


先日の「茶の湯の書」講座は『不時の茶事
不時の茶事とはGoo辞書によれば、
”茶事七式(暁の茶事、朝の茶事、正午の茶事、夜咄  の茶事、
 不時  の茶事、飯後 の茶事、跡見  の茶事)の一つで、
 不意に訪ねてきた客をもてなすための、臨時の茶会。”と

裏千家茶道教科14、茶事下(淡交社)p217のたった一頁だけ
でも耳の痛ーい言葉が・・・
”時季に関わらず、何時でも茶人なら客をもてなせる技量は
 備わっていてよいはずです。・・・中略・・・
 この茶事には何の約束ごともないので日頃の茶人の修練
 技量が即座にあらわれ、それだけにむずかしく、
 より味わい深いのです。”と 

今日と同じような天気の日の京都、講座時間は二時間ほど、
指示のあった持参物、八寸盆、青竹中節箸、吸物と八寸の食材、
食材は千円以下で、どの程度のものかと悩みましたが・・・
吸物は、菊菜蕾、ワイルドベリー、松の実、タピオカ
八寸は、小鮎甘露煮、ベビ-コ-ン
教えて頂いた要点を書きだしますと

茶事の所要時間は、1時間~1時間半
必要最低限
汲み出し
初座;初炭、吸い物、八寸一献、菓子
後座;濃茶、薄茶

初炭の種火は、消し炭で(2分で着火)
   釜の中は、湯にする(水であれば極少量にする)
吸い物は出汁をとる時間がないので出汁の出る食材を使用
   (*香合拝見5分の間に準備ができるように)
   昆布茶、梅昆布茶、真薯、蒲鉾、海藻、庄内麩、生麩など
   冷凍、乾物利用 出汁も冷凍
八寸は缶詰めを用いればいい(ム-ル貝、牡蠣など)
一献
菓子は、冷凍、竿物として
濃茶
薄茶は点てだしでもよい

講義の後は、短時間での吸い物、八寸作り、
色々、アイデアある美味しい吸い物、八寸出来上がり
楽しく講座が終わりました。