今日も厚い雲の覆われた朝、大気が不安定で昼過ぎから雨に、
気温も低く梅雨寒なのでは、でも梅雨入りはいまだに。
8時
このような色あいで描かれる絵画に水墨画がありますね。
自在な描線とともに、墨の濃淡やぼかしなどを用いることで、
見えないもの、動き、音や香り、さらに色までもが不思議と
脳裏に浮かび、精神性までもが伝わってまいります。
現在奈良の大和文華館では所蔵する水墨画の名品が展示され、
中国・唐時代に成立し、日本に伝わったは鎌倉時代、そして
室町時代には代表絵画になり、さらに個性溢れる画家が登場
する江戸時代まで、水墨画の流れがたどれるでしょう。
なお所蔵された7件の雪村作品も一挙公開され、7月1日までに。
展示作品は38件(重要文化財8件、重要美術品1件含む)
いつもの様に、展示室正面の三作品は
左:光琳筆銹絵菊図角皿 尾形乾山作 江戸中期
鉄と呉須で描き透明釉を、文字は花中 真隠逸・・
中:雲龍図扇面(扇面貼交手筥 懸子裏)尾形光琳筆 江戸中期
重要文化財、金色の渦巻きが
左:光琳筆銹絵山水文四方火入 尾形乾山作 1711年頃
青々光琳の落款
Ⅰ.【鎌倉・南北朝時代】
1.羅漢図 三幅 眉間寺旧蔵 鎌倉時代
16羅漢図から三幅で、南宋から元の羅漢図に基づき南都で制作
眉間寺は奈良佐保路にあったが廃寺に、
右手に竹杖を持った羅漢、巻貝に乗られた羅漢、椅子に腰かけ
左手で指差し、従者とともに見上げる場面。
羅漢図
2. 白衣観音図 愚谿右慧筆 南北朝時代
前は洗練された筆で、後方の背景は粗い筆遣い
白衣観音図
3. 竹雀図 可翁筆 南北朝時代 重要文化財
中世水墨画の名作、右側が切れており空間はもっと広かった
竹の動きを見つめる雀が自己の精神性を写し出すようにも
竹雀図
Ⅱ.【室町時代】
5.松梅佳処図 蘭坡景し天隠竜沢賛 室町時代
歳寒三友の題材、老松と老梅、岩に笹そして水が
6. 維摩居士像 文清筆 室町時代 重要文化財
細線と淡隅の上から淡朱で肉身を表し、表情は真に迫る
維摩居士像
7. 山水図屏風 伝周文筆 室町時代 重要文化財
周文は相国寺の画僧、如拙に学び雪舟の師
左隻一部 右隻一部
11.雪舟像 雪舟落款 室町時代
12.瀟湘八景図画帖 鑑貞筆 室町時代
15.奔湍図 伝狩野元信筆 室町時代 重要美術品
水の轟音が聞こえませんか
奔湍図
16.瀑布図 伝狩野元信筆 室町時代
Ⅲ.【雪村作品一緒公開】 七作品
18.呂洞賓図 雪村周継筆 室町時代 重要文化財
張りのある太い濃墨線で衣装が細筆で顔を、薄墨、濃墨は
龍に動きがみられます。
呂洞賓図
19.花鳥図屏風 雪村周継筆 室町時代 六曲一双 重文
右隻には早春で動を、左隻には夏の夜で静が表される。
花鳥図屏風一部
20.潭底月図 雪村周継筆 1583年 室町時代
大胆な描き方で
21.自画像 雪村周継筆 室町時代 重要文化財
上空の月が冷たく輝いておりますね。
自画像
22.楼閣山水図 雪村周継筆 室町時代
23.書画図 雪村周継筆 室町時代
24.孔子観欹(イ)器図 雪村周継筆 室町時代
Ⅳ.【江戸時代】
25.雪舟写山水図 尾形光琳筆 江戸時代
26.鶴図 尾形光琳筆 江戸中期
30.釣瓶に鶏図 伊藤若冲筆 江戸時代
31.鱈図 円山応挙筆 江戸時代
大胆に鱈がはみ出して描かれております。
33.澗泉松声図 浦上玉堂筆 江戸時代
参考出品
37.書状 上嶋源之丞宛 尾形光琳筆 江戸中期
絵画は日常の書状のように伸びやかに描くべきだと
書状
38.墨蹟 無相居士像賛 大慧宗杲筆1157年中国南宋 重文
墨蹟 無相居士像賛
最後にユーモラスなカエルさまの登場、さすが南岳
32.殿様蛙行列図屏風 渡辺南岳筆 江戸時代
笑ってしまいますね。
これで記憶が飛んだようで思い出せず、もう一度?
気温も低く梅雨寒なのでは、でも梅雨入りはいまだに。
8時
このような色あいで描かれる絵画に水墨画がありますね。
自在な描線とともに、墨の濃淡やぼかしなどを用いることで、
見えないもの、動き、音や香り、さらに色までもが不思議と
脳裏に浮かび、精神性までもが伝わってまいります。
現在奈良の大和文華館では所蔵する水墨画の名品が展示され、
中国・唐時代に成立し、日本に伝わったは鎌倉時代、そして
室町時代には代表絵画になり、さらに個性溢れる画家が登場
する江戸時代まで、水墨画の流れがたどれるでしょう。
なお所蔵された7件の雪村作品も一挙公開され、7月1日までに。
展示作品は38件(重要文化財8件、重要美術品1件含む)
いつもの様に、展示室正面の三作品は
左:光琳筆銹絵菊図角皿 尾形乾山作 江戸中期
鉄と呉須で描き透明釉を、文字は花中 真隠逸・・
中:雲龍図扇面(扇面貼交手筥 懸子裏)尾形光琳筆 江戸中期
重要文化財、金色の渦巻きが
左:光琳筆銹絵山水文四方火入 尾形乾山作 1711年頃
青々光琳の落款
Ⅰ.【鎌倉・南北朝時代】
1.羅漢図 三幅 眉間寺旧蔵 鎌倉時代
16羅漢図から三幅で、南宋から元の羅漢図に基づき南都で制作
眉間寺は奈良佐保路にあったが廃寺に、
右手に竹杖を持った羅漢、巻貝に乗られた羅漢、椅子に腰かけ
左手で指差し、従者とともに見上げる場面。
羅漢図
2. 白衣観音図 愚谿右慧筆 南北朝時代
前は洗練された筆で、後方の背景は粗い筆遣い
白衣観音図
3. 竹雀図 可翁筆 南北朝時代 重要文化財
中世水墨画の名作、右側が切れており空間はもっと広かった
竹の動きを見つめる雀が自己の精神性を写し出すようにも
竹雀図
Ⅱ.【室町時代】
5.松梅佳処図 蘭坡景し天隠竜沢賛 室町時代
歳寒三友の題材、老松と老梅、岩に笹そして水が
6. 維摩居士像 文清筆 室町時代 重要文化財
細線と淡隅の上から淡朱で肉身を表し、表情は真に迫る
維摩居士像
7. 山水図屏風 伝周文筆 室町時代 重要文化財
周文は相国寺の画僧、如拙に学び雪舟の師
左隻一部 右隻一部
11.雪舟像 雪舟落款 室町時代
12.瀟湘八景図画帖 鑑貞筆 室町時代
15.奔湍図 伝狩野元信筆 室町時代 重要美術品
水の轟音が聞こえませんか
奔湍図
16.瀑布図 伝狩野元信筆 室町時代
Ⅲ.【雪村作品一緒公開】 七作品
18.呂洞賓図 雪村周継筆 室町時代 重要文化財
張りのある太い濃墨線で衣装が細筆で顔を、薄墨、濃墨は
龍に動きがみられます。
呂洞賓図
19.花鳥図屏風 雪村周継筆 室町時代 六曲一双 重文
右隻には早春で動を、左隻には夏の夜で静が表される。
花鳥図屏風一部
20.潭底月図 雪村周継筆 1583年 室町時代
大胆な描き方で
21.自画像 雪村周継筆 室町時代 重要文化財
上空の月が冷たく輝いておりますね。
自画像
22.楼閣山水図 雪村周継筆 室町時代
23.書画図 雪村周継筆 室町時代
24.孔子観欹(イ)器図 雪村周継筆 室町時代
Ⅳ.【江戸時代】
25.雪舟写山水図 尾形光琳筆 江戸時代
26.鶴図 尾形光琳筆 江戸中期
30.釣瓶に鶏図 伊藤若冲筆 江戸時代
31.鱈図 円山応挙筆 江戸時代
大胆に鱈がはみ出して描かれております。
33.澗泉松声図 浦上玉堂筆 江戸時代
参考出品
37.書状 上嶋源之丞宛 尾形光琳筆 江戸中期
絵画は日常の書状のように伸びやかに描くべきだと
書状
38.墨蹟 無相居士像賛 大慧宗杲筆1157年中国南宋 重文
墨蹟 無相居士像賛
最後にユーモラスなカエルさまの登場、さすが南岳
32.殿様蛙行列図屏風 渡辺南岳筆 江戸時代
笑ってしまいますね。
これで記憶が飛んだようで思い出せず、もう一度?