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発達障害中学・生徒のせい? (2)一度に一つのことしか覚えられない |
たとえば、ADHDの第一の特徴は、
<作業記憶が一つしかない>
ということだ。
一度に一つのことしか覚えられないのだ。
LDは、
<ある特定の能力だけが>
落ちている。
だからこそ、対応すべき「正しい、方法・技術」が必要だ。
教員は、本を読み、書いてあることをそのままするしかない。
自己流では対処できない。
① 一時一事。一度に一つのことだけを指示する。
② 細分化する。スモールステップで授業する。
③ ほめる。どんな小さなことでもほめまくる。
他にもいろいろあるだろうが、最初にすべきはこの三つに尽きる気がする。
その先に、目に見えないずっと先に、その子は
「やりとげる経験をして」
「ほめられる喜びの実感を得て」
「根気が身についていく」
かもしれないし、そうできないかもしれない。
中学校の教員ができることはすべきだから、小学校のせいにしても仕方はない。
だが、事実として、小学校三、四年からずっと放って置かれた生徒を
中学で教えなおすことは大変な困難を伴う。
「小中連携」に必要性があるとしたら、
学習障害の「現状」と「対処方法」についてこそ、連携すべきだ。
■ブログ内発達症対応リンク■
発達障害の基礎 定義・授業対応等①
ADHD児を叱っても無駄
発達障害・掲示物を黒板周りに貼ってはならない
発達障害の基礎 発達障害研修会感想2006年度
発達障害の基礎1・ADHD特徴と褒める事
発達障害の基礎2・ADHD低い自己評価と不安
●発達障害中学(1)ほめられたことがない
(2)一度に一つのことしか覚えられない
(3)筆箱の中には必要なものだけを
(4)筆箱は定期的にチェック
(5)片付けるってどうすること