円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

発達障害中学(3)筆箱の中には必要なものだけを

2010-04-04 17:33:54 | 発達障害対応1~5
わかる目次
発達障害中学・生徒のせい?
(3)筆箱の中には必要なものだけを

「筆箱の中には必要なものだけを入れさせる」

とものの本にはある。
「なにも、そこまでやらなくても」
とぼくは少し前まで思っていた。

しかし、あるときわかった。
筆箱の中まで管理しなければ低学力は克服できないのだ。
話を聞くことができない生徒は、ほぼ例外なくいつも何かをいじっている。
筆箱の中がぎゅうぎゅうにつまっている。
又はからっぽ。
ぎゅうぎゅうにつまっているのに、
「鉛筆」
「赤鉛筆」
「消しゴム」
「短い定規」
だけは入っていないことが多い。
それがわかってからぼくは、学年の最初の授業で次のことをしている。

① 教科書のアイロンを全員にさせる。
 (教科書を広げて両手で押し付け手を離しても閉じないようにする)
② 筆箱の中に入れるべきものの指定。
③ 指定したとおり入れてあるか一斉にチェック。

こうするだけで、一年間の授業が大きく変わる。
生徒の集中力と、手早さが変わるからだ。
今までは生徒が、
「なぜ筆箱の中まで指定されるのか」
という文句を言ったとき、
「勉強に関係ないものは学校にもって来るべきではないからだ」
と答えていた。
今は違う。
「鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、短い定規以外のものを筆箱に入れる人は、
学力が落ちるからです。
頭が悪くなるのです。」


これは事実なのだ。

■ブログ内発達症対応リンク■
発達障害の基礎 定義・授業対応等①
ADHD児を叱っても無駄
発達障害・掲示物を黒板周りに貼ってはならない
発達障害の基礎 発達障害研修会感想2006年度
発達障害の基礎1・ADHD特徴と褒める事
発達障害の基礎2・ADHD低い自己評価と不安
●発達障害中学(1)ほめられたことがない
(2)一度に一つのことしか覚えられない
(3)筆箱の中には必要なものだけを
(4)筆箱は定期的にチェック
(5)片付けるってどうすること

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発達障害中学(4)筆箱は定期的... | トップ | 発達障害中学(2)一度に一つの... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

発達障害対応1~5」カテゴリの最新記事