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頭髪四色中を立て直した話11

2023-09-23 15:28:55 | 生活指導
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2023-09-23
頭髪四色中を立て直した話11
中学1、2年でできなくても、年が上がれば、どんなことも上達する。
そう言う教員がいるがそんなことはない。
1年生の育て方がが全てだ。
1年生でできるようにさせられなかったことは、2、3年で取り戻せない。
こんな教員がけっこういる。
「もう、2年生なのに、何でできないの」
できないよ。
教員が1年生のとき、育てなかったのに1年歳を取っただけでできるようになるはずがない。
1年生の4月が全てなのだ。


四色校で授業、行事が正常化しても【掃除】だけは卒業式までどうにもならなかった。
その理由は五つある。
① 1年生の4月、最初の掃除の時間の前に【方法】【組織】を固めなかったからだ。
② 掃除に【評価】をしなかったからだ。
③ 掃除の【やり方】を具体的に教えなかったからだ。
④ 掃除が【生徒にとって最もやりたくないこと】だからだ。
⑤ 付け加えれば、担任が【一緒に掃除をしない】からだ。

掃除なんてできるのが当たり前だと、教員は育ちがいいから思っている。
掃除のような下賤な行為を、担任が手伝うものではないという人もたまにいる。
よほど幸せな教員生活だったのだ。
掃除だけ、なぜ逃げて生徒が平気なのか、分からない教員もいる。
掃除は大人にとっても、最もやりたくない仕事だ。

僕は三十過ぎに転職先を探したことがある。
残ったのは【清掃員】か【パチンコ屋】か地方の山深いホテルの【ボイラー整備員】だった。
六十直前には、唯一残った【アトラクション会場清掃員】の面接を受けることになった。

最後は【清掃員】だ。
その仕事を軽んじてはいない。
だが、毎日毎日(俺は次、このかたのように、駅の便所の清掃をするのか)と想像し、
「俺には、そんな度胸はない」
と思った。
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