円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

頭髪四色中を立て直した話7

2023-08-29 19:51:42 | 生活指導
カテゴリー別目次
2023-08-29
頭髪四色中を立て直した話7
保健室の騒乱を収めたあとだったと思う。

朝、出勤すると僕の下駄箱のフタが、ボコボコに全面へこんでいた。
職員用下駄箱はスチール製で、一つ一つが、片側を軸に開閉するフタが付いていた。
僕の下駄箱の位置は、下から三段目くらいで、カカトで蹴り込むにはちょうどいい高さだった。

僕はフタをなんだこりゃと眺めた。
それから、フタを開き両手でもぎ取ろうとした。
左右にねじっても上下に体重をかけてガタガタゆすってもフタは取れなかった。

なんで何もしなかった大人じゃなくて、俺の下駄箱なんだ。
遅刻早退をなくし、授業と修学旅行と保健室を正常化した。
僕は靴を来客用の番号1の下駄箱に入れた。
それは、手を伸ばして上げる高さにあったからだ。
これなら蹴ることはできないだろう。
そんな気持ち悪い下駄箱に二度と靴を入れる気はしなかった。

2階の職員室に上がってから、誰に報告したか覚えていない。
23年前のことだから細かいことは忘れてる。
たぶん、学年主任とか生担とかに言ったんだろう。

でも、ボコボコのフタが話題になることはなかった。
生徒に聞き取りをするくらいはあってもいいんじゃないか?
こういう馬鹿げたことがあったとか全校生徒に話すだけでもいいんじゃないか?
数か月のうちに、僕のクラスのAとBや、隣のクラスのCの仕業だといううわさは聞いた。
結局、いわゆる生徒指導は何もなかった。
フタも少なくとも1、2か月、確かもっと、取り替えられることもなかった。

報復ではないが、隣のクラスからは想像できない変な反抗行為を受けた。
これはめんどくさいから書かないかもしれない。
次は9月の体育祭だ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 頭髪四色中を立て直した話6 | トップ | とてつもなくかわいい »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

生活指導」カテゴリの最新記事