空 の 箱/記事一覧
2014-03-27up
学級活動レクリエーション中学校9フルーツバスケット
★これまた、聞いたこともしたこともない教員がいます。
★全然、参加しない生徒もいます。その時どうするか。腕が試されます。
[準備]
1 生徒用イス生徒数分
[やり方]
1 説明と本番
「フルーツバスケットー!!!」
「りんご。みかん。いちご。みんなで言って。りんご、みかん、いちご!」
「一人ずつ決めるから、先生の目を見てて」
(円陣の生徒の或る一人目から、目を見て、指差してはっきりと言って回る)
(生徒一人ひとりに)
「りんご、みかん、いちご、りんご、みかん、いちご、りんご・・・」
「確かめます。りんごの人!」
(手を挙げさせる時は、教師が大きく手を上げてみせる)
「みかんの人。いちごの人」
「これから、先生が、みかん!と言ったら、みかんの人は立って、別の席に座ります」
「先生も参加します。だから、誰か一人余ります。その人が鬼」
「鬼は真ん中で、大きな声で、りんごかみかんかいちごか、どれかを言う」
「言われた人は立って、別の席に座る。余った人が鬼」
(知ってる! フルーツバスケットって言ったら・・・)
「良く知ってんな―。それはあとでね。じゃー行くよ。りんご!」
(三、四回やって、声の小さい生徒はフォロー)
(五回目くらいで、教師はわざと立ったまま鬼になる)
「二つ説明。
一つ目。隣の席に座るのは禁止。簡単すぎます。
二つ目。りんご、じゃなくてフルーツバスケットって言ったら、全員立ちます。
全員動く。隣りの席はダメだよ。ズルなし。じゃー、フルーツバスケット!」
(何度かやって頃合いを見て終わる)
[効能とコツ]
1 フルーツはなんでも良いが「3種類」にする。多くても少なくても面白くない。
2 今思いついたが、キャベツ・トマト・ニンジンで野菜バスケット―!、なんて面白い。
3 しばらく続けると、きっといつも鬼になってしまう生徒がいる。
それを、教師が言葉でフォロー。生徒がフォローするクラスは優秀。
だが、頃合いを見て「次でおしまい!」と、サッと終わる。
4 全然参加しない生徒が「一人」いた例
新卒で僕が初めて中3を担任したとき。26歳か?
ちょっとしたツッパリが腕組んだまま、全然動かない。
足を投げ出して、隣りの席も占拠している。
絶対怒らず、構わず続けたが、まだ僕が初心者だからかなり気になる。
「Aよ~。やろうよ」
動かない。が続ける。他の生徒は担任がどうするか必ず見ている。
どうしよう???
あ、もしかして、と思った。
「そうかあ。Aくんは、Cくんが何度も鬼になるからその席を空けててくれんだな。
さーすがー」
Aは何も言い返さず、少しニヤリとした。
僕はその時、勝負あった、と思った。
これで、クラスは一年間うまくいく、と思った。
三十年近く前の一瞬だが、はっきり目に浮かぶ。
<レクでは絶対怒らない>
<レクリーダーのフォローと機転が勝負>
5 全然参加しない生徒が「五、六人」いた例
これも中3。
転勤してすぐの3年クラスで、四月の一週目だ。
こいつ、なんだよ、3年にこんなことやらせやがって。
女子が五、六人、グデーっと座ったまま一度も動かない。
違いはですね。僕が訓練を積んで、ひとつも動じないことでした。
39歳の時です。
何もないかのように、どんどん進めて、他の生徒はキャーキャー楽しそうだ。
注意もしない。声もかけない。でもニコニコしてその五、六人の顔は見ている。
6 こういう「原則」というか「コツ」を知るか知らないかは天地の差だ。
二十代のとき、何ヶ月間か毎週木曜の夜、レク講習会に通った。
ナントカセンターに、宿泊のレク講座に行った。
毎年四月の一週目には、レクをやり続けた。
授業中にも時々レクをしてしまう。
そうして、レク指導がうまくなる。
生徒は楽しむ。
教師は「授業のテンポ・リズム」や「空白を生まない技術」を身につける。
良いことばかりです。
熱狂度★★~★★★★★
(このあたりから、レクリーダーの修行の差がでてきます)
(でも「フルーツバスケット」は、単純だがやっぱりいつも楽しい古典的レクです)
2014-03-27up
学級活動レクリエーション中学校9フルーツバスケット
★これまた、聞いたこともしたこともない教員がいます。
★全然、参加しない生徒もいます。その時どうするか。腕が試されます。
[準備]
1 生徒用イス生徒数分
[やり方]
1 説明と本番
「フルーツバスケットー!!!」
「りんご。みかん。いちご。みんなで言って。りんご、みかん、いちご!」
「一人ずつ決めるから、先生の目を見てて」
(円陣の生徒の或る一人目から、目を見て、指差してはっきりと言って回る)
(生徒一人ひとりに)
「りんご、みかん、いちご、りんご、みかん、いちご、りんご・・・」
「確かめます。りんごの人!」
(手を挙げさせる時は、教師が大きく手を上げてみせる)
「みかんの人。いちごの人」
「これから、先生が、みかん!と言ったら、みかんの人は立って、別の席に座ります」
「先生も参加します。だから、誰か一人余ります。その人が鬼」
「鬼は真ん中で、大きな声で、りんごかみかんかいちごか、どれかを言う」
「言われた人は立って、別の席に座る。余った人が鬼」
(知ってる! フルーツバスケットって言ったら・・・)
「良く知ってんな―。それはあとでね。じゃー行くよ。りんご!」
(三、四回やって、声の小さい生徒はフォロー)
(五回目くらいで、教師はわざと立ったまま鬼になる)
「二つ説明。
一つ目。隣の席に座るのは禁止。簡単すぎます。
二つ目。りんご、じゃなくてフルーツバスケットって言ったら、全員立ちます。
全員動く。隣りの席はダメだよ。ズルなし。じゃー、フルーツバスケット!」
(何度かやって頃合いを見て終わる)
[効能とコツ]
1 フルーツはなんでも良いが「3種類」にする。多くても少なくても面白くない。
2 今思いついたが、キャベツ・トマト・ニンジンで野菜バスケット―!、なんて面白い。
3 しばらく続けると、きっといつも鬼になってしまう生徒がいる。
それを、教師が言葉でフォロー。生徒がフォローするクラスは優秀。
だが、頃合いを見て「次でおしまい!」と、サッと終わる。
4 全然参加しない生徒が「一人」いた例
新卒で僕が初めて中3を担任したとき。26歳か?
ちょっとしたツッパリが腕組んだまま、全然動かない。
足を投げ出して、隣りの席も占拠している。
絶対怒らず、構わず続けたが、まだ僕が初心者だからかなり気になる。
「Aよ~。やろうよ」
動かない。が続ける。他の生徒は担任がどうするか必ず見ている。
どうしよう???
あ、もしかして、と思った。
「そうかあ。Aくんは、Cくんが何度も鬼になるからその席を空けててくれんだな。
さーすがー」
Aは何も言い返さず、少しニヤリとした。
僕はその時、勝負あった、と思った。
これで、クラスは一年間うまくいく、と思った。
三十年近く前の一瞬だが、はっきり目に浮かぶ。
<レクでは絶対怒らない>
<レクリーダーのフォローと機転が勝負>
5 全然参加しない生徒が「五、六人」いた例
これも中3。
転勤してすぐの3年クラスで、四月の一週目だ。
こいつ、なんだよ、3年にこんなことやらせやがって。
女子が五、六人、グデーっと座ったまま一度も動かない。
違いはですね。僕が訓練を積んで、ひとつも動じないことでした。
39歳の時です。
何もないかのように、どんどん進めて、他の生徒はキャーキャー楽しそうだ。
注意もしない。声もかけない。でもニコニコしてその五、六人の顔は見ている。
6 こういう「原則」というか「コツ」を知るか知らないかは天地の差だ。
二十代のとき、何ヶ月間か毎週木曜の夜、レク講習会に通った。
ナントカセンターに、宿泊のレク講座に行った。
毎年四月の一週目には、レクをやり続けた。
授業中にも時々レクをしてしまう。
そうして、レク指導がうまくなる。
生徒は楽しむ。
教師は「授業のテンポ・リズム」や「空白を生まない技術」を身につける。
良いことばかりです。
熱狂度★★~★★★★★
(このあたりから、レクリーダーの修行の差がでてきます)
(でも「フルーツバスケット」は、単純だがやっぱりいつも楽しい古典的レクです)