ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2012-27退職者を囲む会にて想うこと

2012年06月02日 | 日記
 6月2日退職者を囲む会があった。
今年度の退職者の方々の功績に対して、
感謝状を渡し長年の労をねぎらった。

退職者の方々は多忙ストレスから解放されたせいか
すっきりした表情で第2の人生を歩み始めていた。
ここ数年、退職した方々へ
現職者からは、「今やめられて良かったね。」
という羨望の声が寄せられる。

それは、年々厳しくなる公務員バッシングからきている。
今年度から国家公務員の賃金7.8%カット。
地方公務員にも同様のカットが迫ってきている。
退職金についてもしかり。

公務員の賃金が切り下げられ雇用環境が厳しくなることに
他の労働者が喝采を送っている、この構図について
今週号の「アエラ」のコラムを引用する。

労働者が他の労働者の賃金水準の低下と劣化を喜ぶという倒錯。
幸徳秋水や大杉栄がこのさまをみたら絶句するだろう。
1つのパイを競合的奪い合うゼロサムゲームをしていると
人々が信じているからである。
途中略
日本人が隣人をパイを奪い合う競争相手とみなし
共に社会を支える同胞とみなす習慣を失ったことに
起因するように思えると
内田樹氏は分析している。











コメント
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