ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-21 あの日から8年

2019年03月11日 | 日記
昨日、ある集会が県民会館であった。参加者360名。
県内の44団体で構成されたものだった。
実行委員会のメンバーで開会の言葉の担当だった。

会場で伝えたいことが2つあった。

1つは福島の現実だ。
昨年お聞きしたことを紹介した。
農産物が4年過ぎて出荷できる状態出会ったにもかかわらず
風評被害で買いたたかれてる現実。
コーラスで7年過ぎてようやく「ふるさと」を歌えるようになったと。
今まで悔しさが先立って歌えなかった心情。
モニタリングポストが当初から8割撤去。
まだ岩手の4倍の放射線があるのに。等。

2つめは同じ福島の詩人和合さんの
被災6日目のツイッターで載せた詩だ。

本日で被災6日目になります。
物の見方や考え方が変わりました。
行き着くところは涙しかありません。
私は作品を修羅のように買いたいと思います。

放射能が降っています。静かな夜です。

ここまで私たちを痛めつける意味はあるのでしょうか。

この震災は何を私たちに教えたいのか。教えたいものなぞ無いのなら、なおさら何を信じればいいのか。

放射能が降っています。静かな静かな夜です。

(略)
数年前、被災地、浪江町を訪れた。
解除準備中だった。
そこは全く音が無かった。
生きている気配が感じられない町だった。
遠くで鳥のさえずりが聞こえてきた。

そのことをこの集会の開会の言葉で紹介した。





コメント
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