ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-46 県立図書館創立100周年記念トーク

2022年04月23日 | 日記
県立図書館は大正11年(1922)4月20日開館。
今年で100周年を迎えた。当時の首相、原敬はその図書館設立を推進し自ら
建設費用当時7万円のうち1万円(現在1000万)を寄付したというのは有名である。
(残念なことに完成まえに暗殺されてしまうのであるのだが。)
2代目が今の歴史文化館の場所で高校時代、よく利用した場所でもある。
3代目が2006年に移転して現在の盛岡駅西口になったのであった。
今日は100周年を記念して、関係者のトークが開かれた。
退職前の数年、専任司書教諭として携わっていただけに図書館の歴史には興味があった。

内丸の中心部から駅の西口に移転するに当たって、当時は反対意見もあったという。
別の候補地として、岩山や、盛岡短大跡地などの意見もあったとか。初めて聞く話であった。
しかし、利用者は盛岡市民だけでなく、広く県民である。交通の便を考えると今の場所が適切である。
と納得させたとか。
また収容能力は150万冊。を想定。これは画期的な広さである。多いのではとこれも反対が多かったようだが
30年後のことまで考慮。現在の冊数はその半分。先見性があったといえるのだった。
図書館を移転するに当たって視察したのは3か所だったと。
1つ目は滋賀県立図書館。ここは公園下に収納庫があり、何冊でも可能とのこと。空調設備が必要であるが。
2つ目は徳島県立図書館。美術館、博物館など複合型文化施設が一体になった活用の工夫。
3つ目は大阪中央図書館。自動開架式だったとか。今は多くがそうだがかつては少なかったそうだ。
図書館の入館料はどうなっている?という質問もあったそうだ。
勿論、図書館法で定められているのだが。このように建設に当たって様々な苦労があったようだ。

図書館を利用する一利用者として、とても参考になったトークであった。



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