ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-48 100周年記念 柚月裕子トークショー

2022年04月26日 | 日記
前々回に引き続いて
午後から作家である柚月裕子さんのトークが行われた。
人気作家だけに午前の部に比べて2倍以上の参加者であった。
(事前申し込みが必要だった)
彼女の講演はあれこれ3回お聞きしている。(釜石出身)現在は山形在住。
40歳でデビューして14年。話題作を次から次へと出版。
「盤上のひまわり」はNHKでドラマ化され放映されている。

魅力的なのは専門家ではないジャンルを緻密な調査で描写していく巧みな文章力にある。
トークショーの後半は質問コーナーだった。

思わず質問した。
半沢直樹のような普通なら自分の得意分野を自信をもって描くだろうに
または書くときは、
脚本家、倉本聡のような人物の生い立ちの設計図を準備したりするが
裕子さんは「何が書かせる」という動機なのだろうかと。

「最後の1行なのです。」ということだった。
そのためにかくのだと。
それを聞いて隣の男性が「普通ではないな。」と唸っていた。
人並みはずれた豊かな感性の持ち主であることが感じとれる言葉だった。

会場を出て並んで歩いた夫婦がいたので「どちらからと」何気なくきいたら
「宮城県から講演を聞きたくて足を運んだ」と。
このように県外からの参加者もいたようだ。今後の作品も注目したい。





コメント
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