うちのスタッフが以前言ってたんです・・
「友達からワインもらったんですけどね」
「ふ~ん。どんなワインなの?」
「赤と白なんですよ、ちょっと古いけど
まだ大丈夫かな~?って思ってて」
「名前は?」
「わかりません」
会話はそれっきりでした
そしたら昨日わざわざ持ってくるんですもん
「これなんです」
「そんなわざわざ持ってこなくても・・
重かったでしょ。
携帯で画像撮ってくればよかったのに」
袋から取り出すわたし
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ちょっと、ちょっと、ちょっとぉ!!すごいじゃないコレっ!!」
「レオヴィルポアフェレ 1988年だよおお」
そしてもう1本は同じくボルドーはソーテルヌの
シャトーフィロー 1987年だわ、すごっ」
「まだ飲めますか?」
「こればっかりは開けてみないとわからないんだよね~」
でもソーテルヌは色がを見るかぎり大丈夫そうだよ
これは、なにかいいことがあった時のために
とっておいたほうがよいよ」
「じゃあ、こっちの赤は開けてみましょう!」
というわけで、めでたく試飲のはこびとなったわけです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ea/85f3dba00956b98148653542f3f4b48e.jpg)
色はかなり深いダーク系の赤 茶色がかなり入ってますね
やや、濁っていますな(ちょっと残念)
香りは乾燥したイチジクや芋、湿った土、タバコの葉など
口当たりは、やや軽くまだかすかにあるタンニンがあって
酸が微妙に見え隠れ・・・
約30分もするとやや開いてきて、均整のとれたプロポーションが
以前ここにあったんだろうな~~って想像させてくれる
まあ19年経過、保存もあまりよくなかったであろう2級シャトー
としては、まずまずのできではないでしょうか!
1988年・・・浅草のビストロで働いたころですな
デミグラスソースの仕込みに2ヶ月かける店でした
この年に初めてボルドー1級の「オーブリオン」を飲んだよなあ
まったく感動なし!
だってワインの味なんかまだわからんかったから!