名 称:とうかん山古墳(とうかんやまこふん)
別 名:-
墳 形:前方後円墳
規 模:全長74m、後円部直径37m、高5.5m・前方部は幅42m、高さ6m
築 造:6世紀中頃と推定
指 定:埼玉県指定史跡(名称:とうかん山古墳 平成元年(1989)3月17日指定)
所在地:埼玉県熊谷市箕輪字北廓(旧大里郡大里町)
とうかん山古墳は、江南台地上、標高24メートルの地点に築造された古墳です。墳丘は宅地造成によって一部変
形していますが、同地に残された唯一形のわかる前方後円墳です。
前方部西側の墳丘下に設置されている『とうかん山古墳説明板』
『とうかん山古墳説明板』
褪色して判読できませんので書き写しておきます。内容については冒頭に記した概要と同じです。
埼玉県指定文化財 史跡 とうかん山古墳
指定 平成元年3月17日
所在 大字箕輪字北廓
この古墳の名称は、墳頂に稲荷社(おとうか様)や十日夜碑があることから、とうかん山古墳と呼ばれています。
古墳の形は、前方後円墳であり、規模は、全長74m、後円部の高さ5.5m、前方部の高さ6mです。時期に
ついては、発掘調査が実施されていないので明確ではありませんが、採集された埴輪破片から6世紀中頃と考えら
れております。
かつて、この地域には多数の古墳が存在しており、本古墳はその中心的な古墳であったと思われます。現在では
周辺の古墳は失われ幾つかが残るだけですが、その残された古墳の中でも本古墳は当時の原形をとどめていること
で大変貴重なものと言えます。
平成3年3月 埼玉県教育委員会 熊谷教育委員会
『古墳実測図』 どうにか分る程度に画像処理してみました
前方部の南側に設けられた階段を上がります
前方部に建立されている『稲荷神社』
前方部墳頂から見たとうかん山古墳南側の模様
稲荷神社
稲荷神社の左方向にある石祠
稲荷神社の右方向(後円部方向)にある石祠 『金毘羅大権現』とあります
〔くびれ〕辺りから後円部を
後円部北側の模様
〔くびれ〕辺りから前方部を
北側から見た後円部
北側から前方部方向を
後円部の北側にある崩落部個所 ←の所
東側を走る道路から 塀や民家で全体を撮るのは無理
東側から後円部の東端を見る
忠魂碑越しに同じく後円部の東端を見る
散策日:令和元年(2019)5月7日(火)