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オリンピック選手の品格

2010年02月27日 21時10分17秒 | 社会で学ぶ!
バンクーバーオリンピックも間もなく

閉会を迎えようとしています。

今回のオリンピックは、選手団が出発するときに

スノーボードの国母選手の服装の乱れに関して

多くのマスコミに取り上げられ、大きな話題となりました。

今から始まる!!という大事なときに

無用なダメージを受けることになったと思います。


そのときは、確かにみっともないけど、

今時のファッションなので、そこまで強制、指導することは

できないのかな?と思っていました。


ところが・・・先日、

かつて冬季オリンピックの選手だったという方に

ちょっとお話を伺うことができたので、

オリンピックに関して少しお話を伺ってみました。

「オリンピックに出場してどうでしたか?」

「いやぁ、とにかく何でも揃っていて、凄いです!」

「今回の国母選手の服装について、どうお考えになりますか?」

「あれは、ダメですよ!!

 オリンピック選手のユニフォームですから、

 それに関しては凄く厳しく指導をされているはずです。

 国を代表して行くわけですから、それに従えないなら、

 出場すべきではないと思います。

 自費で好きな大会にだけ出ればいいんじゃないですか?」

「なるほど・・・。

 確かにオリンピックは、国を代表して国費で参加するわけで、

 先日の事業仕分けでも対象になっているという話も聞きました。」

「強ければ良いという選手の選び方も

 間違っているのではないかと思う。」

「そうですか・・・。確かに国を背負って出場するのですから

 国の代表としての自覚はあっていいですよね。

 ところで、ステッカーを剥がしたために

 出場できなかった選手がいましたが・・・

 それに関してはどうですか?」

「あれは、選手のせいにしたら選手が気の毒な気がします。

 選手は、自分の競技のことで頭がいっぱいなので、

 その辺(ステッカー等に関して)は、

 コーチがやるべきだと思います。

 とにかく、オリンピックでは、スポンサーのステッカーなどが

 一切ウエアーや道具にないかどうか、

 凄い厳しいチェックが入ります。

 万が一、オリンピックの公式スポンサーのライバル社の

 ステッカーなどが残っていてテレビに映ろうものならば

 多額の賠償金が発生する可能性もあるのです。」

「なるほど~!ライバル社の名前がテレビで放映されたら

 それは損害賠償という話にもなるかも知れませんね。」

と、ここまでしかお話を伺うことはできませんでしたが、

経験者だからこそ語れる、貴重なお話を伺うことができました。


オリンピックに出場する選手は、国の代表であることへの

自覚や誇りを是非持って欲しいと思いました。

そう考えると、公式ユニフォームはきちんと着て欲しいですね♪

また、お詫びの記者会見での態度は、

余計に印象を悪くさせるような反省のカケラも感じさせない

態度だったので、そこもナントカできなかったのかと思います。

友達思いの凄くいい奴!!と話される友人もお持ちなのに、

外見や態度で内面まで批判されるようになっては、

ご本人にとってもマイナスだと思います。

公私の区別がきちんと付けられる日本代表であって欲しいですね。


過日、引退した元横綱朝青龍関に横綱としての品格がどうのと

大きな話題になっていましたが、

大相撲の世界だけでなく、

オリンピックに関しても、日本代表としての品格を

是非備えて欲しいなと思いました。

選手はもちろん!指導する方々は選手以上に

その点に関して気をつけて頂きたいと思いました。


今回のオリンピックでは、全ての競技を見ていたわけではありませんが、

フィギュア女子シングルの浅田真央選手は、

オリンピック選手として、素晴らしい品格のある選手だと感じました。

浅田選手は、SPでトップのキム・ヨナ選手に

5点近い差を付けられたにも関わらず、

自己最高得点を出せたことに凄く満足していました。

トリプルアクセルを決め、自分でも満足できる滑りができ、

順位ではなく、自分の力を十二分に発揮できたことに

素直に喜んでいました。

また、フリーを終えたときには、

点数ではなく自分が普段ミスしないようなところで

ミスをしてしまったことに悔しい!!と話されていました。

何度も違うチャンネルでもインタビューを聞きましたが、

キムヨナ選手に負けて悔しいとは、一言も口にしていませんでした。

自分の力を充分に出せなかったことに対して

悔しさをハッキリ表現でき、

またSPのあとは、トップとの差が5点ぐらいあったにも関わらず、

「いつもは10点差ぐらい付けられているので、5点差で良かった!

 と思いました。」と、笑顔で非常に素直な感想を述べてました。 


フリーの演技でミスなく自分の力を出し切っていたら、

その結果の銀メダルだったら、

きっともっと喜んでいただろうと思います。



「銀メダルは次へのステップ」と

色紙に書いた浅田選手!!


個人的には、ラフマニノフの「鐘」という曲は重苦しすぎて

真央ちゃんにはミスマッチではないかしら?と思いますが、

今後4年間の活躍から目が離せません!!


これからも応援したいと思います!!