生ごみ堆肥作りはコツをつかめば難しいことではありません。
土の中の小動物や微生物の助けを借りて分解する自然の営みです。
生ごみ堆肥作りの基材としてよく使う土や腐葉土の中には目に見えない微生物の他に、
ダニ・ダンゴムシ・ミミズ・トビムシ・ハサミムシ等々いろいろな生き物が棲んでいます。
プランターやバケツなどの容器を使った生ごみ堆肥作りでは、
水分が多くなるとコバエが湧いたり、アメリカミズアブなど不快な虫がが発生することもあります。
いろいろな生き物と上手に付き合いながら堆肥作りを楽しみましょう
腐葉土を使った堆肥作りでは、
大量のダニが発生して困ったという相談を受けることがありますが、
多くはササラダニの仲間でヒトに害をなすことはありません。
生態系の一端を担う重要な役割を果たしていますが、
大量に発生して不快に感じると言う声もありますので、その対処法をご紹介します。
プランターにダニが湧いたら
表面に新聞紙を乗せて、プランターごと ポリ袋(ごみ袋) に入れて口を閉じ、
日当たりのよい場所に一日置く。
しばらくすると袋の中は水滴がつきます。
夕方袋を開けてみると、新聞紙はびっしょり、
ダニは姿を消しています。
ポリ袋に入れたプランターの中は直射日光にさらされて高温多湿になり
ダニ以外のほかの生き物にとっても過酷な環境になっていることでしょう。
地球上に必要でない生き物は何一ついない。人間にとって嫌いでも不快でもそれぞれに役割があると
NPO大地といのちの会の吉田俊道氏が講演会でお話されていたことを思い出します。(ikiiki)