6月11日、雨が降りそうで降らない梅雨時らしい空模様の中19名が参加して
日野市の「まちの生ごみ活かし隊」が運営する
コミュニティガーデン「せせらぎ農園」を訪問、
畑での生ごみ堆肥づくりや野菜づくりを見学させていただきました。
当日は折よく、麦刈りや刈った麦を天日干しするための「はざかけ」作業も体験できました。
せせらぎ農園は新興住宅地の中にぽっかりと残っている農地です。
今回は2011年に続き2回目の見学でしたが、
子供からお年寄りまで誰でも自由に参加できて規則も会費もない、
「みんなの居場所」として受け入れられ、
コミュニティガーデンの活動が地域に根付いることを感じました。
10:30過ぎ車で運ばれてきた100軒分の生ごみは、畑に広げられると
発酵促進剤として米ぬかを表面にまいてから耕運機で耕し、
ブルーシートをかけて発酵させます。
5日前に生ごみを入れた場所は、この日耕運機で切り返しをしました。
土の中はポカポカと暖かく、5日間で生ごみは元の形が分からなくなるほど発酵が進み、
1ヶ月後には種蒔き、植え付けができるとのことでした。
菜園では生ごみ堆肥で育てられているキュウリやトマト・ナスなどの夏野菜が
驚くほど元気に育っていましたが、
生ごみ堆肥以外に「雑草のおかげ」かも知れないとのこと。
この農園では雑草は「お宝」です。
畑の草だけでなく近くの土手の草をもらって来る事もあるとのこと。
草を野菜の根元にたっぷりと敷くことで、土中にミネラルが補給され、
根は草のすぐ下、土の表面にまでしっかりと張りだし丈夫に育ちます。
追肥は、おからを土の表面にパラパラとまくだけで良いそうです。
この日菜園には近くの保育園児が玉ねぎの収穫作業に来ていました。
玉ねぎの葉は枯れていましたが、根はしっかり張っているようで、
かなり力を入れて引き抜いては歓声が上がっていました。
植え付けから収穫まで子供たちが参加しているとのこと。
すばらしい
見学が終わるのを待っていたようにお昼過ぎから小雨が降り出しましたが、
午後は予定通り、神代植物公園を見学しました。
大温室の球根ベコニアが咲き揃っていて、その美しさに感動しました。(ikiiki)