5月から準備を進めてきた
食と農のテーマパーク「ふきのとう」へのバス見学会は、
台風16号の影響で予定通り実施できるかどうか心配でしたが、
さわやかな秋晴れに恵まれた9月26日、楽しみながら学んできました。
バスは、7:30に最初の集合場所、葛西を出発、一之江、小岩と
参加者を乗せて茨城県行方市へ。
午前の見学は農業生産法人「くらぶコア」代表の五十野さんに堆肥場を案内していただき、
堆肥作りや有機農業についてご説明いただきました。
「くらぶコア」は有機JAS法を遵守し、持続可能な循環型農業に取り組んでいます。
40年ほど前までは日本中が有機農業でしたが
戦後の短い期間に化学肥料が主流となり田畑からゴミが出るようになりました。
しかし「くらぶコア」の堆肥場では、
農場の野菜くず・草・もみ殻・わら・米ぬか・木くず等々を、
写真のように堆肥化していました。
①70度の高温で発酵中 ②低温で熟成中 ③3年間野ざらし、肥料分を抜いて種蒔き用に
五十野代表の「これからの農業は作る人と食べる人ではなく、
農家と消費者が支え合う関係作りが大切」とのお話が心に残のりました。
続いては楽しみにしていたサツマイモと里芋の収穫を体験。
最後にヒマワリ油の搾油を見学しました。
耕作放棄地にヒマワリや大麦を栽培して、
ヒマワリ油を絞り、大麦はシフォンケーキとして販売されていました。
昼食は「くらぶコア」が運営する「ふきのとう」での
ピザ焼き体験
その他に完熟トマトの冷製パスタ、かぼちゃのスープ・リーフレタスのサラダなど、
とても美味しかったです。
デザートは大麦・さつまいも・ほうれん草と3種類のシフォンケーキ、
フルコースを完食しました。
食後には有機農業について質疑応答もあり、よく学び・よく食べた充実の見学会でした。(ikiiki)