こないだEAGLESはホテカリじゃなくて最初は「THE LONG RUN」からだった、てなことを書きましたが、小生にとってBILLY JOELをリアルタイムで聴いたのは1980年「GLASS HOUSES」の「YOU MAY BE RIGHT」から。代表曲である「STRANGER」は後追い聴きだったのでした。故にBILLY JOELがいわゆるピアノマンじゃなくて当時は例えばROD STEWARTみたいなロックンローラーみたいなイメージがあったんですね。
そして1981年「SONGS IN THE ATTIC」。これで初めてBILLY JOELの実力、ピアニストとしてもね、を知るに至るわけです。平行して特に気に入った「STREETLIFE SERENADE」に後戻りして聴いてみたり、「STRANGER」を聴いてみたり…。そんなわけでBILLY JOELにかなり興味を惹かれていた時期に発生したBILLYのオートバイ事故。ピアニストとしての生命を断たれかねない状況であったにもかかわらず、指をテーピングかなんかで固定してレコーディングしたとかいう話もある、「THE NYLON CURTAIN」が1982年にリリース。ポップな作りながらも重い内容の歌詞、その陰と陽の狭間に音楽のメッセージ性・社会性というか、深みを知ったのも、BILLYのこのアルバムでした。
そう思うとあの「GLASS HOUSES」ってなんだったのかな。売れたのは間違いないし、ロッカーとしてのBILLYを確立したのもそうなんだけど、今になって思えばその前後の作品と比べるてしまうとどうも軽薄で売れ線狙いの不真面目な印象にいつのまにやらすり替わってしまっている。その意味では「GLASS HOUSES」って聴きたいとは思わない、むしろ嫌いな作品になっているのです。それに対して「THE NYLON CURTAIN」、真面目に作られているな~、らしさが出ているな~、メロディもよくできてるな~と思うのです。30年も前のアルバムなんだけど、やっぱり聴きたい、って思うし聴くと改めてハマるのです。セールス的にはイマイチだったようだけど、小生にとっては「STREETLIFE SERENADE」に並ぶくらいのいい作品だったんだな、と改めて思うのです。ちなみに「AN INNOCENT MAN」も良い作品なんだけど、その後のBILLYの作品は全く、と言っていいほど聴いていません。ちょっと前に出た「LIVE AT SHEA STADIUM」は聴いているけど、もちろん久しぶりにINNOCENT MAN以前の曲が聴きたかったからだったしね。
小生聴きだしたらそのアーティストを結構しつこく追っかける性分なだけに、これだけ聴いた時期と聴かない時期が極端にあるのも我ながら珍しい。やっぱりBILLY JOELが好き、というのではなく、彼の作る特定の曲がめっちゃ好き、ということなんだろうな。その意味ではこの「THE NYLON CURTAIN」においても、「PRESSURE」はなんか力み過ぎていてイマイチ。だけど「ALLENTOWN」は涙が出るほど好き。「LAURA」へと続く展開もいいですね。「GOODNIGHT SAIGON」もよくわかんないけど、重さと気持ちが伝わってきます。ちなみに「SCANDINAVIAN SKIES」ってなんかJOHN LENNONっぽい声質で歌っているし、後期のBEATLES的な不思議な曲。この辺は評価の別れるところか。
BILLYさん、最近はどうしてるんでしょうね。BILLY JOELのジャズアルバムとかも聴いてみたいものです。
THE NYLON CURTAIN / BILLY JOEL
BILLY JOEL(vo,keys)RUSSELL JAVORS/DAVID BROWN(g)DOUG STEGMEYER(b)DOMINIC CORTESE(accordion)ROB MOUNSEY(keys)LIBERTY DEVITTO(ds,perc)BILL ZAMPINO(ds)EDDIE DANIELS(sax)CHARLES McCRACKEN(strings)
今日の通勤音楽
THE NYLON CURTAIN / BILLY JOEL
THE SEVENTH ONE / TOTO
そして1981年「SONGS IN THE ATTIC」。これで初めてBILLY JOELの実力、ピアニストとしてもね、を知るに至るわけです。平行して特に気に入った「STREETLIFE SERENADE」に後戻りして聴いてみたり、「STRANGER」を聴いてみたり…。そんなわけでBILLY JOELにかなり興味を惹かれていた時期に発生したBILLYのオートバイ事故。ピアニストとしての生命を断たれかねない状況であったにもかかわらず、指をテーピングかなんかで固定してレコーディングしたとかいう話もある、「THE NYLON CURTAIN」が1982年にリリース。ポップな作りながらも重い内容の歌詞、その陰と陽の狭間に音楽のメッセージ性・社会性というか、深みを知ったのも、BILLYのこのアルバムでした。
そう思うとあの「GLASS HOUSES」ってなんだったのかな。売れたのは間違いないし、ロッカーとしてのBILLYを確立したのもそうなんだけど、今になって思えばその前後の作品と比べるてしまうとどうも軽薄で売れ線狙いの不真面目な印象にいつのまにやらすり替わってしまっている。その意味では「GLASS HOUSES」って聴きたいとは思わない、むしろ嫌いな作品になっているのです。それに対して「THE NYLON CURTAIN」、真面目に作られているな~、らしさが出ているな~、メロディもよくできてるな~と思うのです。30年も前のアルバムなんだけど、やっぱり聴きたい、って思うし聴くと改めてハマるのです。セールス的にはイマイチだったようだけど、小生にとっては「STREETLIFE SERENADE」に並ぶくらいのいい作品だったんだな、と改めて思うのです。ちなみに「AN INNOCENT MAN」も良い作品なんだけど、その後のBILLYの作品は全く、と言っていいほど聴いていません。ちょっと前に出た「LIVE AT SHEA STADIUM」は聴いているけど、もちろん久しぶりにINNOCENT MAN以前の曲が聴きたかったからだったしね。
小生聴きだしたらそのアーティストを結構しつこく追っかける性分なだけに、これだけ聴いた時期と聴かない時期が極端にあるのも我ながら珍しい。やっぱりBILLY JOELが好き、というのではなく、彼の作る特定の曲がめっちゃ好き、ということなんだろうな。その意味ではこの「THE NYLON CURTAIN」においても、「PRESSURE」はなんか力み過ぎていてイマイチ。だけど「ALLENTOWN」は涙が出るほど好き。「LAURA」へと続く展開もいいですね。「GOODNIGHT SAIGON」もよくわかんないけど、重さと気持ちが伝わってきます。ちなみに「SCANDINAVIAN SKIES」ってなんかJOHN LENNONっぽい声質で歌っているし、後期のBEATLES的な不思議な曲。この辺は評価の別れるところか。
BILLYさん、最近はどうしてるんでしょうね。BILLY JOELのジャズアルバムとかも聴いてみたいものです。
THE NYLON CURTAIN / BILLY JOEL
BILLY JOEL(vo,keys)RUSSELL JAVORS/DAVID BROWN(g)DOUG STEGMEYER(b)DOMINIC CORTESE(accordion)ROB MOUNSEY(keys)LIBERTY DEVITTO(ds,perc)BILL ZAMPINO(ds)EDDIE DANIELS(sax)CHARLES McCRACKEN(strings)
今日の通勤音楽
THE NYLON CURTAIN / BILLY JOEL
THE SEVENTH ONE / TOTO