TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

FACE VALUE / PHIL COLLINS

2013-10-25 23:51:55 | その他の音楽
これもまたEWF絡みということになるのでしょう、PHIL COLLINSのソロデビュー作「FACE VALUE」。忘れもしない、その昔「ベストヒットUSA」の「STAR OF THE WEEK」のコーナーでPHIL COLLINSの「FACE VALUE」からのシングル「IN THE AIR TONIGHT」とGENESISの「ABACAB」が取り上げられたのがPHIL COLLINS~GENESISとの出会いだったのでした。当時小生は多分中学生、なけなしの小遣いはたいて「ABACAB」のLPを買いましたよ。ただ当時「IN THE AIR~」はちとおどろおどろ過ぎて…まあ、GENESISの「MAMA」に比べりゃマシでしたが。
でもあのHUGH PADGHAMサウンドは改めて聴くとホントカッコエエ。「ABACAB」もそうだけど、「IN THE AIR~」のバケツの底のようなタム回し。こんなドラム叩いたら気持ちいいだろうな~と。
で、このアルバムの一つの特徴となるのがホーンセクション。プログレっぽい曲には入りませんけど、ポップなナンバーに効果的に入っているホーンセクションはEWFのラッパ隊である、PHENIX HORNS…米米クラブにおけるBIG HORNS BEEみたいな存在です。ホーンアレンジもEWF同様TOMTOM84によるキレッキレでノリノリなアレンジ。典型的なブリティシュであるGENESIS~PHIL COLLINSがEWFとどういう接点があって繋がったのかはよくわかりませんし、ダンサブルポップなR&BであるEWFとプログレの唯であるGENESISというとなんだか全く対角線上の存在のようにも思えるのですが、PHENIX HORNSは PHILの「FACE VALUE」、そしてGENESISの「ABACAB」と連続して参加しているのです。その後もPHILのソロ活動にとっては欠かせない関係に。また、EWFのPHILIP BAILEYのソロアルバム「CHINESE WALL」をPHILがプロデュースし、シングル「EASY LOVER」が大ヒットしたのもこのPHENIX HORNSとPHILの関係からなんでしょうか。
とにかくEWFのホーンとPHIL COLLINSバンドとしてのホーン、同じPHENIX HORNSでありながらも、ベースとなる音楽が違うだけに両者のアルバムを聴き比べれば、どこか異なる顔(音効果)が垣間見れるのが対比として味があって面白いところなのです。

FACE VALUE / PHIL COLLINS
PHIL COLLINS(vo,ds,keys,perc)DARYL STEURMER/JOE PARTRIDGE/ERIC CLAPTON(g)JOHN GIBLIN/ALPHONSO JOHNSON(b)PETER ROBINSON(keys)SHOROKAV/SHANKAR(strings)STEPHEN BISHOP(vo)
PHENIX HORNS~DON MYRICK(sax)LOUIS SATTERFIELD(tb)RAHMLEE MICHAEL DAVIS/MICHAEL HARRIS(tp)

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コメント
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