昨日から
東京JAZZ2013のテレビ放送が始まりました。
今回はダイジェストで全ての出演者1曲づつ、といった構成で、要は今回の東京JAZZはこんな感じだったんだよ、というのがよくわかったのですが…。
毎年東京JAZZはどんな人が出るのか楽しみにしていて、もちろんその度にこの日は行きたいとか思うんだけどまだ行ったことなかったりして。とにかく毎年楽しみにチェックは必ずしていたわけです。
で、今年はというと、プログラムが発表されるにつれ…今回はなんだかそそられるものが全然無かったというのが正直なところ。
LARRY CARLTONにJOHN OATESとBILL LABOUNTYが共演したり、BOB JAMESとDAVID SANBORNそしてSTEVE GADDの出演、もちろん過去にはこの東京JAZZを仕切ったCHICK COREAの出演(なんか気味が悪いくらいCHICKさん痩せていてちょっとびっくり)もあったりして、決して目玉出演者が不在、ということでもないんだけど、なんかこう、地味というか、あんまり面白くなさそうというか…。何がこう、という指摘はできないんだけど、東京JAZZの位置付けがちょっと変わってきているようにも思います。
昨年はBURT BACHARACHが出て、今年はその路線からかTONY BENNETTの出演と、大御所ボーカリストの出演が続きました。なんとなくそういったボーカリストの方々がフィーチャーされてきているような感じもするし、今回は特にファンク系バンドが無かった、という点もそうかもしれない。シルバー世代を意識したプログラムに偏ってきているのかな…なんて感じたのが正直なところですね。もちろん桑原あいとかCHICK COREAのユニットも含め若手にスポットをあてたコーナーもあったりしてますが、ちょっと弱いよな…。大江千里のビッグバンドとの共演というのもいいんだけど、なんだかお互いを活かしきれていない中途半端なイベントになっているようにも思うし、昨年の松田聖子に比べなんだか無理やり感のある八代亜紀のゲスト出演とか…なんだか今回の放送を見るにつけこの東京JAZZもそろそろ曲がり角にあるような気がしてならないのです。
とりあえず来週、再来週の土曜日深夜には続きの放送があるようですから、それはそれで楽しみしておくこととしましょう。
今日の通勤音楽
THE VERY BEST OF NICOLETTE LARSON / NICOLETTE LARSON
THE RIGHT STUFF / STUFF