ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.6.12 これも副作用だった・・・

2019-06-12 20:47:00 | 日記

 末梢神経障害が悪化している。
 ハラヴェン投与により出現した手足の痺れと痛みが一向に軽減しない。
 これまでの長い治療歴において、タキソテールやナベルビンを投与した時に出現した経験があるので、抗がん剤によるこうした痺れの副作用は、一旦出てしまうと、なかなか軽快しない(軽減には年単位かかる。)というのは重々承知である。

 そして、この痺れと痛みを鎮めるために、ビタミン剤ビタノイリンカプセル(効能:神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺~効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)、漢方の牛車腎気丸(効能:体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り))、加工ブシ末(効能:痛みをとり 水分循環を改善する働きもする。そのため、体が虚弱な人で、冷えや痛み、むくみなどを伴うときに適す。)と3種類の薬を追加しているわけである。

 以前飲み続けた時には、残念ながら目に見えて効果が出たわけではなかったのだけれど、それでも飲まずにどんどん悪化したら・・・と思うとなかなか止められず、結構長く服用した記憶がある。

 今回の痺れはこれまで経験した痺れ、痛みよりかなり強く感じる。なんとか3種の薬が効いて欲しいと思う。
 もちろん、どんな薬でも作用があれば副作用がある。だからこの3種の薬を飲み続けることにより出てくるかもしれない副作用も当然考慮しなければならない。
 けれど、抗がん剤の副作用を軽減するために飲んでいる薬の副作用で、今のQOLを低下させるのは極力避けたいと思う。だが、哀しいかな、やはり既にあったのだ。

 ビタノイリンを飲み始めて、いきなり尿の色が真っ黄色になった、というのは以前にも書いた。
 今悩まされているのは頻尿(その他の副作用 0.1〜5%未満 過敏症:発疹、そう痒感、消化器系: 悪心、嘔吐、食欲不振、胃痛、胃部不快感、腹部膨満感、口渇、下痢 、その他:不眠、頻尿))である。これまたこんな出現率であるにもかかわらず、である。こう見ると、消化器系の副作用もあるからお腹の調子にも無関係ではないらしい。

 びっくりするほどお手洗いが近くなっている。それほど水分を大量に摂っているわけでない。気持ち悪い時期には、1日かけて500mlのマグのお茶すら半分も飲めない時があるくらいだ。なのに、1時間おきといってもいいくらいお手洗いに向かうのである。

 痺れが気になり始めたのと同じ頃、浮腫みも酷く出始めていた。皮膚が痛くとても不快だったから、飲み始めた当初は加工ブシ末には利尿作用もあるようだし、そのせいかなと高をくくっていたのだ。けれど、実際のところ、夜中に2回以上お手洗いに起きることで眠りが妨げられるのが辛い。ワイパックスを飲んでいる日だけは6時間連続して眠れるのだけれど、だからといってワイパックスをずっと飲み続けるのだって、あまりよろしくないだろう。

 お腹の調子が悪いことが多いから、ただでさえお手洗いへの往復は頻繁だけれど、それに頻尿が加わって、一体職場でお手洗いを何往復していることやら・・・。
おかげで足の浮腫みは大分軽減しているけれど、痺れと痛みで歩くのが結構辛いので、何度も立ったり座ったりするのがちょっと憂鬱だ。

 抗がん剤ほど強烈でなくとも、どんな薬にも作用、副作用がある。これは厳然たる事実。
 出来れば作用は最大に、副作用は最小に、と思う。けれど、そうそう都合よく思い通りにもいかないのが恨めしい夜である。

コメント
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