5月31日は世界禁煙デーというのだそうだ。先日職場に文書が回覧されてきた。既に20年も経つそうだが、恥ずかしながら全く知らなかった。世界保健機関が設立40周年を迎えた1988年4月7日が「第1回世界禁煙デー」と定められた後、世界禁煙デーを毎年5月31日とするとされ、翌年以降この日に実施されているという。
日本では、5月31日から6月6日までの1週間が禁煙週間とのこと。今年の禁煙週間のテーマは「女性と子どもをたばこの害から守ろう」。参考までにWHOの標語は「ジェンダーとたばこ~女性向けのマーケティングに重点をおいて~」(Gender and tobacco with an emphasis on marketing to women)だそうだ。
厚生労働省のHPの趣旨には「たばこが健康に悪影響を与えることは明らかであり、禁煙はがん、循環器病等の生活習慣病を予防する上で重要である。「健康日本21」やがん対策基本計画の目標でもある「未成年者の喫煙をなくす」ためには、喫煙による健康影響を認識させることが重要である。また、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に基づく第2回締約国会議において、「たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン」が採択され、我が国もより一層の受動喫煙防止対策が求められていることから、平成22年度においては、喫煙及び受動喫煙による健康被害等についての普及啓発を積極的に行うものである。」とある。
昔に比べて愛煙家にとって肩身が狭くなっているのは事実だろう。電車でもほとんどが禁煙席となったし、駅では全面禁煙が一般的になった。オフィス内でも基本的には禁煙だろう。かつて煙もくもくの中で仕事をしていた20代の頃を考えると、本当に今では空気が美味しい。
そうはいっても「灯台下暗し」で、我が家は夫がいまだに禁煙が出来ない。禁煙パッチを処方してもらったりもしたのに、さっぱり成功しない。息子と私がかなり悪し様にああだこうだ、と言ってもどこ吹く風、である。息子が「(ママが既にがんであるのに)これでパパまで肺がんにでもなったら、僕は一体どうすればいいんだ。」と詰め寄ってもしかり。
結婚したら止める、妊娠したら止める、子どもが生まれたら止める・・・・、そして今に至っている。
もちろん私が嫌煙者であることは夫も百も承知の上なので、私や息子の前では吸わないし、家ではベランダの蛍族もしくは換気扇の下で。外で食事をするときにも禁煙席に陣取って吸いたいときには必ず席をはずす、のではあるが。
さすがに私がこの病気になったら止めるのかなあ、と思っていたけれど、トライはしたもののダメ、だそうだ。さらに再発してもダメ、なのだから、もう一生禁煙は出来ないのだろうな、と思っている。息子には「私の葬儀の折には必ずそのこと(ずっと禁煙が出来ずじまいで妻が亡くなったこと)をきちんと公表してね。」とまで言っているのだけれど。まあ本人が喫煙が原因で発病するのは致し方ない、と自分でも言っているが、息子への影響を考えると実に悩ましく困ったものである。ちょっとした値上げは関係ないそうだ。
40歳の頃に禁煙を試みたときは、10日を過ぎたあたりから不眠症となり、それが2週間も続いた頃には、もうこのまま死ぬんじゃないかというくらい疲労が激しかったという。そんな恐怖体験(?)から、「自分の体細胞はニコチンによってつながり、コントロールされているため禁煙することは人として成り立たなくなる」というのが夫の言い分である。実になんともはや、の言い分である。
息子は「絶対にタバコは吸わない。」と言っているのがせめても、である。
日本では、5月31日から6月6日までの1週間が禁煙週間とのこと。今年の禁煙週間のテーマは「女性と子どもをたばこの害から守ろう」。参考までにWHOの標語は「ジェンダーとたばこ~女性向けのマーケティングに重点をおいて~」(Gender and tobacco with an emphasis on marketing to women)だそうだ。
厚生労働省のHPの趣旨には「たばこが健康に悪影響を与えることは明らかであり、禁煙はがん、循環器病等の生活習慣病を予防する上で重要である。「健康日本21」やがん対策基本計画の目標でもある「未成年者の喫煙をなくす」ためには、喫煙による健康影響を認識させることが重要である。また、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に基づく第2回締約国会議において、「たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン」が採択され、我が国もより一層の受動喫煙防止対策が求められていることから、平成22年度においては、喫煙及び受動喫煙による健康被害等についての普及啓発を積極的に行うものである。」とある。
昔に比べて愛煙家にとって肩身が狭くなっているのは事実だろう。電車でもほとんどが禁煙席となったし、駅では全面禁煙が一般的になった。オフィス内でも基本的には禁煙だろう。かつて煙もくもくの中で仕事をしていた20代の頃を考えると、本当に今では空気が美味しい。
そうはいっても「灯台下暗し」で、我が家は夫がいまだに禁煙が出来ない。禁煙パッチを処方してもらったりもしたのに、さっぱり成功しない。息子と私がかなり悪し様にああだこうだ、と言ってもどこ吹く風、である。息子が「(ママが既にがんであるのに)これでパパまで肺がんにでもなったら、僕は一体どうすればいいんだ。」と詰め寄ってもしかり。
結婚したら止める、妊娠したら止める、子どもが生まれたら止める・・・・、そして今に至っている。
もちろん私が嫌煙者であることは夫も百も承知の上なので、私や息子の前では吸わないし、家ではベランダの蛍族もしくは換気扇の下で。外で食事をするときにも禁煙席に陣取って吸いたいときには必ず席をはずす、のではあるが。
さすがに私がこの病気になったら止めるのかなあ、と思っていたけれど、トライはしたもののダメ、だそうだ。さらに再発してもダメ、なのだから、もう一生禁煙は出来ないのだろうな、と思っている。息子には「私の葬儀の折には必ずそのこと(ずっと禁煙が出来ずじまいで妻が亡くなったこと)をきちんと公表してね。」とまで言っているのだけれど。まあ本人が喫煙が原因で発病するのは致し方ない、と自分でも言っているが、息子への影響を考えると実に悩ましく困ったものである。ちょっとした値上げは関係ないそうだ。
40歳の頃に禁煙を試みたときは、10日を過ぎたあたりから不眠症となり、それが2週間も続いた頃には、もうこのまま死ぬんじゃないかというくらい疲労が激しかったという。そんな恐怖体験(?)から、「自分の体細胞はニコチンによってつながり、コントロールされているため禁煙することは人として成り立たなくなる」というのが夫の言い分である。実になんともはや、の言い分である。
息子は「絶対にタバコは吸わない。」と言っているのがせめても、である。