ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.12.31 2023年総決算、どんな1年だったか

2023-12-31 23:56:20 | 日記

 2023年大晦日。
 今日は母を呼び、ほぼ半年かけた断捨離でそこそこ綺麗になった我が家で年越ししている。27日に年内最後の治療をし、休む間もなく実家の引越し準備と断捨離をした。エンハーツを継続していて、もし同じ日が治療だったら、今頃寝込んでいた筈。感謝しなければなるまい。

 心は穏やかである。とはいうものの、振り返れば今年も色々なことがあった。
 昨年3月末、37年勤続した職場を定年退職し、あっという間に一応専業主婦(つまり無職)の1年が過ぎた。あれもこれも出来ると思っていたが、なかなかどうして、である。

 3年前2020年7月にスタートした新薬エンハーツ治療は、これ迄の治療で一二を争うほど副作用がきつく、5月から5週間毎と、更に投与間隔が長くなった。“28日元気で10日耐える”生活はそれほど長く続かず、8月の44クールを最後に9月1か月の休薬を挟み、10月から3週に1度のカドサイラを6年半ぶりに再開した。耐性が出て30クールで終了したカドサイラがこの後、どのくらい奏功してくれるのかは、神のみぞ知る、である。

1月  
 結婚33周年の旅行は、息子も相乗りで奈良へ3泊、大阪で2泊。最終日に見事に転んで左足首を捻挫
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第10回目
 息子の転職内定、4月から東京勤務が現実になる。

2月
 降雪の東京を離れ、沖縄へ3泊4日のフリー旅行、2月にインフィニティプールを楽しむ。
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第11回目
 ロシアのウクライナ侵攻開始から1年経過
 息子の彼女を紹介される。都心ホテルでアフタヌーンティー

3月
 広島へ3泊4日の祈りの旅へ。宮島、呉まで足を伸ばす
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」、第12回目
 高校オンライン交流会で瞑想ヨーガお試し(夜のヨーガニドラー)クラス開催
 息子引っ越し作業テコ入れのため(過保護・・・)2泊3日で大阪へ。
 息子転職のため、9年ぶりにかつての子ども部屋へ転がり込み、同居スタート。引っ越しで持ち込んだ段ボールは恐るべし、53個!
 定年退職から丸1年経過。
  
4月
 息子の9年にわたる関西生活お礼参りも兼ねて、京都へ6泊7日の旅。。mikaさん美容院へ初めての訪問
 家族揃って母のサ高住見学、年内引っ越しを目標にウエィティングをかける(この時19番目)。
 「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第13回目。
 大学OB・OG合唱団練習スタート
 ぐっすり眠れる夜のオンライン瞑想ヨーガトライアル実施、7月からレギュラー開催へ

5月
 断捨離フルサポート申込、トレーナーが自宅初訪問により本格的断捨離スタート
 コロナワクチン6回目接種
 宮古島へ4泊5日の旅・・・の予定が、母救急搬送により2泊3日で強制終了、息子病院送迎等大活躍
 「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第14回目
 息子、彼女にプロポーズし、承諾を得る

6月
 義妹夫婦を招待し、ちょっと贅沢な軽井沢1泊旅
 高校卒業以来40年振り、久々に帰国した米国在住の友を囲んでプチ同窓会
 母を連れて、息子運転により三島まで1泊2日の誕生日兼父の日旅行。無事62歳を迎える。
 「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第15回目
 息子、彼女のご両親に正式に挨拶し、結婚の許しを頂く

7月
 エンハーツ治療丸3年経過、43クール終了
 母の卒寿祝いに都心一泊、息子も一緒にホテルディナー。フィアンセからは大きな花束が。
 来年10月開催ドイツレクイエム練習初参加、92歳のレジェンドY先生の指揮に感激
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第16回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第1回目
 息子フィアンセと我々夫婦が揃って初顔合わせ

8月
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第17回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第2回目
 月初と月末、2回治療の月。
  
9月
 夫誕生日は都心ホテルに1泊
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第18回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第3回目
 月に1度のパーソナルヨガレッスン受講スタート
 都心ホテルで両家顔合わせ、その場で彼女のお父様と夫が婚姻届にサイン

10月
 7年振りに開講された「オンライン瞑想ヨーガ指導者養成講座」再受講スタート、以降毎週火・木開催
 コロナワクチン7回目接種
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第19回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第4回目
 校友会音楽祭参加、昨年から練習を重ねた、初心のうた4曲を歌う
 京都1泊、mikaさん美容室へ再訪
  
11月
 息子が引っ越し、彼女の誕生日に無事入籍
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第20回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第5回目
 30数年ぶりにかつての職場の同僚、後輩と地元でランチ

12月
 断捨離祭り参加、体験談が入選する。
 「パワーアップ・乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」第21回目、「ぐっすり眠れるオンライン夜の瞑想ヨーガクラス」第6回目
 1か月早く結婚記念日旅として今年3回目、沖縄へ3泊4日、30数年ぶりに新採時代の先輩と再会
 
 日記を遡ると、8月まではエンハーツの治療後は体調が悪く寝込んでいる時が多い。その後10月からカドサイラに変更したことで、殆ど寝込むことなく普通に生活が出来ている。
 オンラインでのヨガ、がん関係イベントには参加しているが、基本はおうち時間が長かった。その中でも思い切って実現させた“本当に逢いたかった”リアルな友人たちとの30年以上振りの再会は嬉しかった。

 今年の3大ニュースは、
 ① 9年振りに転職後東京勤務となった息子と7か月余り同居、その後、11月に息子は入籍・新生活スタート。
 ② エンハーツ44クールで打ち止め、6年半ぶりにカドサイラに変更。治療はスキップなく予定通り。6,7回目のコロナウイルスワクチン接種、インフルエンザ予防接種も済ませる。
 ③ 自宅フルサポートで約半年間大断捨離実行。断捨離体験談に応募し、入選する
 ③ コロナウィルスは一応5類扱いとなるも、オンライン瞑想ヨーガクラスは継続、夜のクラスもスタートしたこと、だろうか。
 
 読書量はやはり少ない50冊。昨年は61冊だったから10冊ほど減っている。仕事を辞めてこれまでより時間があることを考えると、全然増えていない。断捨離に力を注いだことと、家にいるとどうしてもあれこれ家事が気になってしまうことが原因か。
 8月まではエンハーツの治療だったし、本当に具合が悪いと好きな本すら読めないということを実感する。治療開始以来コンスタントに100数十冊、一番多かった頃は300冊を超えていた。体力を考えると、そんな日はもう戻ってこないだろう。

 今はレビューを書く時間もとれないが、そのために無理はしない。当日の治療日記で、面白く読めた本の題名に触れる程度で精一杯。これで十分だ。

 映画は、コロナ禍、録画して観ることが多かった。WOWOWの録画やアマゾンプライムが殆どで43本。昨年より更に20本ほど減っているが、具合が悪くても横になっていてもダラダラ見流すことが出来た。映画館で観たのは12本。観っぱなしで、レビューが書けていないのもこれ迄と同じ。ブログの記事に何を書こうかと考えながら観て、疲労困憊するのはナンセンスだと知った。

 5月から断捨離を開始したため、半年ほど遠出はしなかった。それでも2月、5月、12月と沖縄(宮古島含む)を訪れた。来年こそは、動けるうちにもう一度海外旅行を、と申込を済ませた。
 
 きつい治療を続けながらも、身体を動かせそうな時には出来るだけ身体を動かし、体力をなるべく落とさないように、体調をある程度コントロール出来るようになったつもりでいたが、本当にしんどいとそれも叶わなかった。治療を続けていく上で体力維持が必須であることは分かっているけれど、どう頑張っても動けないの時は致し方なかった。
 筋肉を落とすと、抗がん剤は効きにくく、副作用も酷いということも分かっている。エンハーツからカドサイラに変更し、再び咳が目立つようになっている。それでも普通の生活が続けられているわけだから、感謝しなくてはなるまい。

 コロナ禍のせいもあり、土日に誰かと会うためにどこか遠くまで出向くことはなかった。お出かけはほぼ夫か息子、母とだけ。退職したことで母とは墓参、ランチ、アフタヌーンティー等極力一緒に過ごせる時間を取った。サ高住の引っ越しが決まり、年末から本格化させた実家の断捨離も含めて1月はドタバタしそうだ。
 本当にこの人に会いたいと思えば、リモートでも会える有難い世の中である。けれど、今年も思い切って逢うことを実現させた感想は、やっぱりリアルに勝るものはなし、である。

 治療後の体調不良の時間も減ってきて、疲れやすいとはいえ普通に動けている。思い切ってトレーナーに付いて貰って、本格的な断捨離を実践したことで家の掃除も随分楽になった。

 これまで同様、クリスマスもお正月も、特段の準備もしなかった。専業主婦生活2年目、普段の家事をこなすだだけでかなり時間を取られている。丁寧かつ完璧な家事仕事は全く出来ない。年末の治療もあったので、早めにカーテンを洗い、窓拭きやサッシの掃除もした。上等だろう。

 振り返れば病を得てほぼ19年、高額な医療費で社会の皆様に助けて頂いているから、少しでも長く自分自身で掛金払い込みを続け、自分の保険証を持ち続けたいと願ってきた。2年限定で手にした任意継続保険証もまもなく期限が来る。来年からは国民健康保険証のお世話になることになるが、まさか、ここまで生きていられるとは。
 今後いつまでカドサイラ治療が続けられるかわからない。このところ咳が酷く、コデインを1日3回飲んでも一旦咳が出るとなかなか止まらない。定年まで働き、さらに2年近く生き伸びている。生きているだけで丸儲けの人生第二章がいつまで続くだろう。

 病を得た時には8歳だった息子も成人し、自分で所帯を持つまでになった。私の喫緊の役目は終わったようにも思う。叶うならば来秋に予定されている挙式と披露宴に高齢の母と共に参列したい。生かされている身、まだ修行が必要だという神様のご指示のもと、気負わず自分らしく、コツコツと精一杯日々を重ねていこう。
 私なりに、私らしく、細く長くしぶとくがモットーであることは命ある限り変わらない。

 明日からスタートする2024年はどんな年になるのだろう。辰の年、亡くなった父の干支である。生きていれば96歳になるのだなぁとぼんやり思う。理不尽な侵略戦争がまたしても年を越し、再燃した紛争も長引きそうである。誰も平和を望んでいないわけではないのに。

 長々と書き連ねてしまいましたが、今年も一年お付き合い頂きまして、どうもありがとうございました。
 来年も気力・体力が続く限り綴っていきたいと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 2024年辰の年を迎え、皆様がより健やかで穏やかでありますことをお祈りして、今年最後の記事としたいと思います。
 どうぞ良いお年をお迎えください。
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2023.12.31 咳と息切れにもめげず大晦日も淡々と家事に勤しむ

2023-12-31 21:15:36 | 日記

 昨夜はブログアップ後に入浴。ベッドに入ったのは日付が変わってから。なかなかその日のうちに眠ることが出来ない。
 ずっとお休みだと一体今日は何曜日だったか、とふとした瞬間に不安になるが、今日は2023年大晦日、日曜日である。日曜仕様のスマホアラームが鳴る少し前に目が覚める。
 コデインを毎食後3度3度飲んでいてもちゃんとお通じがある。やや緩めなので、飲んでいなかったら結構酷い下痢のタイミングだったなぁと思う。
 筋トレをした後のように身体中が痛い。実家の断捨離と引っ越し作業で思いのほか足腰を使っているようだ。

 ノロノロ起きてリビングに行くと、30分ほど前に起きたという夫が朝食の支度を途中までしていてくれた。バトンタッチして食卓を整え、洗濯機を廻しながら2人で朝食を摂る。
 相変わらず咳き込むと結構苦しくて辛い。呼吸苦で亡くなるのはしんどいだろうなぁ、と余計な心配をする。

 最後の掃除をしなくては、と始めたところ、夫が今回初めて張り込んで注文した豪華お節(某航空会社のファーストクラス仕様らしい。冷凍ではなく常温での引き渡しなので個数限定だそうだ)を受け取りに近くのファミレスまで出向く時間になる。
 夫が出かけたところで、私は2回目のおしゃれ着洗いをしたニット類等を干す。夕飯のお米を研ぎ、サラダを作る、というルーティンを数日振りに。

 少し動くとすぐ息切れがしてしまう。休息を取りつつ掃除は後回しにして、駅前スーパーまで明日使いたいもの等を少し買い出しに行く。大晦日のスーパーは相変わらずの混雑だ。そしてギフトカードを使える有人レジはやはりとんでもなく長蛇の列。
 見れば皆さん籠一杯(人によれば籠2つ分)の買い物なので、諦めて今日もセルフレジへ。ギフトカードを使える日が来るかどうか。
 えっちらおっちらと坂を上って帰宅するとちょうど夫が帰ってきたところだった。お届けくださった方たちとランチをしたという。

 私は夫にお茶を淹れて遅ればせのレンチンパスタのランチ。気を取り直して夫が掃除機をかけてくれたので、私は拭き掃除を終える。洗濯物は乾き切らず、浴室乾燥に移動させる。

 今日は、母がお楽しみ会でイレギュラーにデイサービスのお世話になっている。3時半には帰宅するということだったので、2泊分の準備もあるだろうと5時を目途に迎えに行くことにしていた。
 モタモタしていて出かけるのが15分ほど遅れてしまった。車内で突然母からの電話が鳴る。「今、電車だから」と切ったけれど、何を勘違いしたか、自分一人で我が家に来なければならなくなったのか、と不安になったらしい。いや、そんな予定変更を黙ってするわけないのだし、迎えに行くといった時間よりもまだ小一時間早いのだけれど。

 家を出てから1時間ちょっとで実家に着く。3日連続だ。既に辺りは暗くなっている。余力があれば、母がデイサービスから帰って来るまでに一人で片付けをしようかと思ったが、とてもそんな元気はなかった。大臀筋も腰もあちこちがミシミシギシギシいっている。
 ちょっと用足しをして、直ぐにタクシーを呼び、自宅まで折り返した。往復2時間のお出かけだった。

 帰宅後は3人で和食の夕食。母は昨日からお腹の調子が悪いようで、イマイチ食が進まなかった。直腸がんは卒業したとはいえ、やはり便通が待ったなしなので随分悩まされているようだ。
 紅白をちらりと視たが、例年のことながら、知らない人と曲ばかりで早々に退散。リビングでは裏番組の歌番組を夫と母が視ている。母は年越しそばも遠慮して早めに休みたいというので、では、そのように、と。明日のお雑煮の下準備を終える。

 明日は息子夫婦が午後にやってくるというので(夫が豪華お節を餌に声をかけたのである。車で来るのかと思ったら電車だそうだ。これはお酒も楽しみにしているらしい。)賑やかな元日になりそうである。
 昨年の大晦日は、旅帰りの息子がまさかのコロナ感染で、母も連れて4人で都心ホテルで年越しの予定が無残にも飛んでしまったのだった。今年は地道に掃除洗濯買い物と淡々と家事をこなすことが出来た。
 家がスッキリしたので、どこか外に行って年越ししようと思わなくなったのは断捨離の大きなご利益である。
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2023.12.30 メンテの後は実家断捨離2連荘

2023-12-30 23:01:15 | 日記

 昨夜はブログアップ後、入浴してベッドに入ったのは、日付が変わって暫く経ってから。何やら疲れているのに頭が興奮していてなかなか寝付けず、3時近くまで時間を覚えている。嗚呼。
 今朝は6時にお手洗いで目が覚め、その後、土曜日仕様のスマホアラームが鳴るまで眠れず。その後ちょっとトロリとしてから夫から起こされて慌てて起きた。

 夫が用意してくれた朝食を有難く頂く。今朝も朝食後忘れずコデインを飲む。それでも咳き込むことがあるので、飲んでいなかったらかなりしんどいと思う。
 今日は年内最終Wさんサロンでマッサージを予約している。夫がいるので、大きな袋2つ持参でも自転車籠に入れてもらうつもりでいた。が、昨日の実家の引越し準備の進捗状況から、Wさんサロン後、2連荘で実家訪問することにしたので、帰りはタクシーだ。ということで、夫も徒歩で駅まで向かった。

 私は出がけにマスクを忘れたことに気づき、一度鍵を閉めてからリビングまで戻ったため、荷物を分担出来たのは駅についてから。さすがの夫でも2つの大荷物を下げた後ろ姿は大変そうだった。申し訳ない。ところが、せっかく取りに戻ったマスクを途中で落としてきたことに最寄り駅の改札口で気づく。疲れているのかぼーっとしている。

 夫とは改札口で別れ、エキナカまでWさんが迎えに来てくださったので、私が2つの荷物を持ったのは数分ほど。今日も、先日お譲りした紫のニットカーディガンとファー付きのショートジャケットを着てくださっていた。ご主人からもお友達からも評判がいいそうで、嬉しいことだ。
 今日は殆どがボトムスで冬用のスカート、パンツ、ガウチョパンツ、アンサンブルとブラウススーツ、ニットワンピースが1点ずつ。一応店開きをしてから着替えを済ませ、施術に入る。ひとしきり昨日の実家の状況を愚痴りまくり、寝不足でかなり眠いのにもめげずお喋りしてしまった。昨日酷使したアロマハンドマッサージではどこもかしこもコリコリだった。

 2時間近くは瞬く間で、施術後は、エキナセアブレンドのハーブティを頂く。来年3月までの予約を確認し、「良いお年を」とご挨拶してサロンを後にした。
 Wさんは今日が仕事納め。私が正真正銘最後の客だったそうだ。

 近辺を散策して時間潰しをしてくれていた夫と待ち合わせして、Wさんサロン近くのバス停から実家最寄り駅行きのバスに乗り込む。30分ほど揺られ無事到着。駅前の中華食堂で簡単にお昼を済ませ、新しい部屋の見取り図を拡大コピーしてから実家に到着したのは、昨日より30分ほど遅かったか。

 母は昨夜から何も触っていないということだったけれど、また発掘してこっそり取っておいてはいないかと目を光らせるシビアな娘である。
 今日はまず台所にトライ。レンジ下の食品類や食器棚の食器、お鍋等を断捨離。かなりの食料品があったが、未開封の賞味期限切れが出るわ出るわ。私がお土産に渡した佃煮やらカレーやら、見事に全て賞味期限が切れている。はああ。脱力である。

 どんどん捨てて(中にはまだ賞味期限が切れて1週間足らずの缶詰もあったが、調味料など酷い物は10年前のものすらあった。箱と中身を別けてごみ袋にいれないとならないので手間がかかる。)、救えたのはごく一部だった。こんな実態を見てしまうと、母の家では怖くて何か頂く気分にはなれないし、一体何を食べて暮らしているのだろう、お腹は壊さないのだろうかといささか心配になる。

 タッパーやら保存容器やら、どう見ても使っていないモノについては迷わず処分して、最小限の食器類を新聞紙にくるんで段ボールに詰めていく。流し下のゴキブリホイホイには大きな獲物がかかっている姿も見て、半べそで片付ける。頑張ったおかげで食品類、食器類等の棚は空っぽになった。
 夫は持っていく箪笥の壊れた取っ手を直してくれて助かった。どこに何を置くか大物家具にテープを貼っておく。その後、下駄箱から厳選して10足に選んでもらい、これも段ボールに詰める。

 昨日思い切って新しい物以外の下着類を全てごみ袋に詰めてしまったら、母が今こちらで着るものがないというので、私が名代でガレージ迄ごみ袋を漁りに行って3組ほど救出した。処分したモノは全くの新品ではないけれど、どれも綺麗で勿体ないことだが、そうも言っていられない。

 夫が温かい缶コーヒー等を買ってきてくれて、人心地着く。
 今日は夕食まで頑張って、夕食から帰ってきてから作業を再開するのは止めようと夫と申し合わせていた。が、最後に気になっていた母の寝室の押し入れをチェックしたら、またしても大量の衣類が発掘される。一体どれほど隠し場所があるものか。さらにもう一枚もない、と言っていた父のセーターやジャケット等も数多く出てきて唖然とする。

 着る人がいなくなった衣類は当然として、母の衣類も夫が有無を言わさず「これはもうずっと着ていなかったものですから、捨てましょう。」とどんどんごみ袋に処分してくれた。母は、でもこれは・・・と握りしめていたが、どちらか一つだけ、などと迫られてさすがに観念した様子だった。 

 ということで、今日は台所回り、玄関周り、そして寝室の押し入れの下半分の処分が出来て、段ボールも9個ほどになった。目標は段ボール20個以内だが(そう考えると、息子が我が家に持ち込んだ53個というのはどう考えてもとんでもない数であった。)ひとまず衣類、靴、食器等、暮らしていくのに最低限必要なものの段ボール箱詰めがほぼ終わったので、精神的に少しだけ楽になった。

 私が、大変なのは承知の上で出来れば段ボール詰めと一緒に断捨離をしたいと急ぐ理由は、母が引越後に、お散歩がてら毎日のように実家にやってきて、残した荷物を運び込んでまた溜め込んでしまうのでは・・・、という恐れがあるからだが、夫がそれを理解してくれたので有難かった。
 母の気持ちは分からないでもないのだけれど、ここはモノに対する執着から離れてもらわないと前に進まない。

 実家到着から4時間ちょっと。さすがに疲れて夕食に出かけることに。今日は特に予約をせず、一番近くのファミレスに行ったら、5組目というので、少し足を伸ばしてもう1軒に行く。こちらはすんなり入ることが出来た。息子夫婦も外食中のようで、楽しそうな写真が送られてきた。
 皆それぞれ好きなものを頼んで、ちょっとずつ味見もして、夫はデザートに大好きな練乳いちごのパフェもお腹に入れて(さすがに昨夜は疲れているのにワインを飲んでかなり酔ったようでお酒は自粛していた)満足の様子。
 隣接したスーパーでお正月用の足りない買い物を済ませて実家に戻り、タクシーを呼んで帰宅した。
 今日は昨日より30分ほど早い帰宅が出来た。

 明日は自宅の掃除をざっと終えたら、夕方デイサービスから帰宅した母を迎えに行き、我が家で年越ししてもらう予定である。
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2023.12.29 実家断捨離で顎を出す

2023-12-29 23:54:06 | 日記

 昨夜はブログアップ後、入浴してベッドに入ったもののついつい読みかけの本を読んでしまい、電気を消したのは2時・・・。

 今朝はいつも通りにスマホアラームが鳴り、もう朝ドラはないんだったとお手洗いから戻って二度寝。早く起きて洗濯を、のつもりがなんのことはないただの寝坊助になってしまった。
 夫が途中まで用意してくれた朝食の支度をバトンタッチして食卓を整え、ニット等おしゃれ着洗いで1回洗濯機を廻す。
 今朝もミヤBM、タケプロンに加えて咳止めとしてコデインを飲む。少し咳が抑えられているだろうか。外はいいお天気だ。昨日よりは気温が随分上がるという。

 洗濯物を干した後は、溜まった日記を書く。
 夫は今日は力仕事だし、と一人でサーロインステーキを焼いて昼食をしっかり摂っている。私はなんとなく空腹を感じず、フィナンシェとみかんを昼食代わりにする。

 洗濯物を早めに取り込み、実家に向かう。今日は夕食も母と一緒に摂り、帰りはタクシーの予定なので、長丁場である。
 JRの2回の電車乗継が良く、ドアツードアで1時間ちょっとで実家に到着した。外はポカポカと暖かい。コートの前を開けていても寒くない。
 頑張っている、ということなので少し期待をしていくが、やはりそうは問屋が卸さなかった。

 家に入り、とっちらかっている部屋を見ながら、私がついついお小言を言い出すと、「具合が悪いからあまり言わないで・・・」、「眠れなくて・・・」といきなり言い訳が出る。ならば座って休んでいてよいから、とどんどん断捨離スタート。ところが、前回捨てるという分類にしていた袋のものが引っ越し用の段ボールに入れてある。???どういうことか。

 今日は仏壇が置いてある6畳和室の押し入れの下段にある、開かずの箱からひとまず中身を全部出す。殆ど使った形跡のないタオルやらシーツやらがどんどん出てくる。次いで、天袋からは大きなプラスチックケースが3つ、全てタオルやらシーツやらがギッチリパンパン。到底母が持ち上げられる代物ではないから、父が元気な時に上げてそのままの物だ。ということはどう考えても少なくとも10年はそのまま、のものである。

 ところが、いざ出してみると、使っていないし、これから自分が使うとも思えないのに、捨てたくないのである。誰それさんにあげる、とかなんとか。
 私も自分が衣装持ちであることは重々承知していたが、母はその更に上をいった。まあ60年近くほぼ何も捨ててこなかったのだから当然か。70年前の洋裁学校の卒業制作のスカートは前回捨てる、と言ったのに、また持っていくモノに分けていた。

 今回下着や靴下などは今着ている古いものは全て処分し、買いだめした新しいモノを持っていくということにして段ボールに詰めたが、これから生きている限り毎日取り換えても着る事が出来ないであろう位の量が押し寄せてきて、処分しながら気分が悪くなった。一体どうしたかったのか。

 箪笥5段全てに下着や靴下がぎっしり詰まっている。私が何年も前に贈ったパジャマやら何やらも、そのまま箱か袋に入れたまま。1985年の誕生日プレゼントにしたエプロンも、箱に入ってタグが付いたまま。大切にしていたというけれど、全く使ってもらえないで忘れ去られていたとなると、モノにとってこれはとても失礼な話である。
 それでも、新しい家に行ったら着るとか使うから処分はしないというばかり。

 モノのない時代に育って勿体ない世代、モノに溢れていることこそ幸せで裕福という価値観を覆すことはもはや無理だろうと思うが、母はバツの悪そうな笑みをたたえて呆然と突っ立っているだけ。
 夫に、出来上がったごみ袋をどんどんガレージに持って行ってもらう。家の中に置いておいたら、またそこから生き返らせてしまうことが目に見えている。どう考えても持っていけない量であるが、それがまだピンと来ていないらしい。

 とにかく心を鬼にして、どんどんごみ袋に入れていく。それにしても何の脈絡もなく、とりあえず置いておいたモノがあちこちにひたすら堆積している。整頓されていないから、何がどこに入っているのか、本人も全く分かっていない。いつも探し物をしている。どれだけ暮らしづらかったことか。探しても見つからないから、結局その辺にあるものだけで間に合わせてきたようだ。今回「これを探していた」等と言うが、こんなに溜め込んでいては当然見つからないだろう、とため息が出る。
 とにかく、入れる場所が沢山あるので、それだけの量のものが溢れて目障りとなったりせず、一見綺麗に片付いているように見えていたのが何とも始末が悪い。一軒屋、恐るべし、である。

 大きなビニール袋や指定のごみ袋も殆ど買い置きがないので夫がドラッグストアに走ってくれる。マジックはあっても書けないモノばかりだ。結局夫は2往復する羽目になった。申し訳ない。
 あれこれ無造作に積み上げている刺繍道具や洋裁道具等も、もう要らないというなら少しずつでも捨てておいてくれればよいのに、やり出したらすぐ嫌になって放置だったようだ。まあ、期待した私がお馬鹿だということか。

 実家到着からノンストップ飲まず食わずで断捨離すること5時間半、ぐったりして3人で予約した鰻屋さんに夕食を摂りに出た。さすがに遅い時間だし、待たずに入ることが出来た(予約していても待って頂くことがあります、と言われていたのだ)。
 夫はワインも飲んでご機嫌に。昼はステーキ、夜は鰻、スタミナが出る筈である。

 1時間ほどで帰宅し、もうひと踏ん張り断捨離すること1時間ほど。衣類を段ボールに詰め、不燃ごみ、可燃ごみ、プラごみ(隣の市なのに大分分別方法が違うし、袋の色も違うので混乱する)に分けてきた。
 さすがに目がしょぼしょぼするし、顎が出て咳も出てくる。
 夫の力を借りて天袋等を空にして、衣装ケースやハンガーラック等もとりあえず全部出して処分した。衣類だけで合計15の特大袋を出せた模様。それ以外もヘルパーさんやらご近所の方にあげたいというモノを分けて並べた。
 実家にいたのは8時間近くか。タクシーを呼んで帰宅。20分ほどで帰ってこられた。

 この調子では年明けも頻繁に段ボール詰めに行かない事には引っ越しが出来ない。90歳になるまで宅急便も送った事がない、モノを段ボールに詰めた事もない。そういう経験をしないで済んだのは恵まれているのかどうか。なんとも浮世離れした母である。これ以上本人に任せるのは無理と判断した。
 この惨状の実家を夫に「後は宜しく~」と言えなかったから、今回のタイミングで片付けることが出来て本当に良かった。自宅の断捨離を経験していなかったら、ここまで大ナタが振るえなかったかもしれない。

 帰宅して、洗濯物を畳み、夫とキャラメルラテで一服。さすがに夫は草臥れたのか、ワインが回ったのか、リビングでうたた寝中だ。

 明日は今年最後Wさんのマッサージを予約している。いつものように両手に袋一杯の衣類を持ち込む予定である。天袋に残る袋はあと4つくらいか。2月には我が家の天袋は空になる計算だ。


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2023.12.28仕事納めの木曜日は

2023-12-28 23:41:56 | 日記

 昨夜は、コデインを飲んだのに、入浴後、ベッドに入ってからも咳がなかなか止まらず。諦めてちょっと本を読み始めたが、さすがに眠くてダウン。

 今朝は、平日スマホアラームが鳴った後、消してまたトロリとして、次に起きたらちょうどいい塩梅にBS朝ドラの時間だった。
 視終わってからあと少しだけ、と寝直したら次に目覚めたら予定より随分遅くなってしまった。さすがに昨夜殆ど食事らしい食事を摂っていないので、空腹だ。
 鏡を見ると、昨夜就寝前に初めて塗ったキンダベート軟膏のおかげで、目の周りの爛れが随分綺麗になっていた。おそるべし、ステロイドである。

 夫が用意してくれた朝食を摂りながら洗濯機を廻す。午前中は少し雲があるが、午後からはいいお天気という予報だ。治療日翌日の今日は原則休息に当て、午前中洗濯を済ませたら、夕方元気だったら(エンハーツの治療だったらあり得ない予定だったけれど)岩盤浴タイムにヨガスタジオに行き、夫にもジム納めにしてもらうことに。

 洗濯物を干し終え、文通しているIちゃんに今年中に、と返事を書く。けれど、今日の午後投函したところで土曜配達がないから、手元に届くのは週明けの元日か。この日は祝日だから年賀状の配達だけとすれば、さらに超えて翌日2日に配達があるのかどうか定かではない。年末年始、国内の普通郵便とはいえ、いかにも時間がかかり過ぎである。

 2通年賀状を追加したのを出来るだけ早く、と午前中に夫が投函しに行ってくれたけれど、集配は早くて午後。都内宛だが、これまた元日に着くかどうか怪しい。そんな郵便も来年からはがきも封書も値上がりだという。ますます「手紙やはがきを書く」というハードルが高くなりそうだ。デジタル世代の若い人たちは表書きの書き方さえ怪しいらしい。

 夫は遅いお昼に生協のきしめんをお腹に入れていたが、私はあまり空腹を感じず、パス。夕食のお米を研ぎ、サラダを作り、夫とリビングで洗濯物を畳み乍ら旅番組の録画を視る。そのうちだんだんお腹が空いてきて、出かける直前に助六寿司を少し摘まんでお腹に入れた。

 夫と駅前のドラッグストアに繰り出し、夫のサプリや赤青ヨーグルト等を買い出しした後、私はヨガスタジオへ、夫は荷物をおろしに一旦帰宅。
 先週、3か月ぶりに出席したY先生のビギナーヨガが終わった次の時間帯が岩盤浴タイムだったが、前のクラスに出て連続で岩盤浴という方がお一人いらした以外は私だけ。咳が出ないことを祈りつつ、軽くストレッチをしてただただ寝っ転がってウトウト。途中で一人入ってこられただけのほぼ貸し切りだった。
 私のように岩盤浴だけにスタジオに来る方は殆どいない。前のクラスに参加後のプラスアルファもしくは岩盤浴後、次の夜のクラスに出る方ばかりだ。スタジオは年内最終営業日。年明けは4日からの営業で、6日間の休業に入る。じっくり汗をかいてシャワーをさっと浴びて、良いお年を、とスタジオを後にした。

 帰宅すると、夫は予定通り年内最後のジムに出かけていた。
 諸々片付け、母にMeet通話。丁度夕食が終わったところだという。今日はデイサービスに行き、今はまたアルバムを整理しているそうな。引っ越しした後も、間に合わなければ毎日通って少しずつゴミを出すと言っているが、果たしてどのくらい出来るものか。それでもやる気になっているので、気持ちは大事にしたいと思う。

 夫が帰宅し、用意した夕食(お寿司やサンドイッチも食卓に載せた)はかなりアンバランスな内容だったけれど、ひとまず今日までに消費すべきものは消費した。
 食後、録画の残りを視終えたら、眠くてたまらなくなり、40分だけうたた寝するので起こして、と夫に頼んだところ、1時間もオーバーして寝かしてくれたので、こんな時間になった。

 今日も朝から咳をし始めると止まらない。いささか苦しいので、朝昼晩と3度コデインを飲んだ。そもそもコデインはロキソニンが効かない時の痛み止めとして処方されたものだが、今は専ら咳止めとして服用している。本当に副作用そのままで、あれほど緩かったお腹がすっかり通常便1回で止まっている。このまま飲み続けたらあっという間に便秘に突入しそうだ。

 それにしても、これだけ咳をするとかなり体力を消耗する。あれほど脱毛は嫌だと思いつつ、勝手なものでこの咳が取れるんだったら、治療を変えないとまずいかな、と思い始めている。もちろん脱毛は出来れば避けたいのだけれど・・・。

 明日は午前中家のことをしたら、午後から夫とともに実家に出向き、断捨離のテコ入れの予定である。

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