昨夜はブログアップ後、夫とお茶を飲んでリラックスしてから今日のお出かけに備えて早々に入浴し、日付が変わる前にベッドに入った。
お茶を飲んだせいで、夜中と明け方お手洗いに起きる羽目になったが、平日仕様のスマホアラームが鳴ってすんなり起きる。やはり朝起きられるかどうかは予定があるかどうかなのだ、と改めて思う。朝ヨガを済ませ、BS朝ドラを視ながら夫と朝食を摂る。お天気はあいにく小雨模様だ。
予定した私鉄に乗り、JRを2線乗り継ぐ。乗り換えがすんなりいったのか、集合時間10分前に到着するつもりがさらに7分早く到着した。お腹が快調すぎるほどなので、お手洗いタイムが確保出来た感じ。
集合時間前に今日の参加者が全員揃う。主催の断捨離トレーナーMさん(昨年自宅サポートをしてくださった)とHさん、そして近県、都内から参加のYさん、Rさん、Mさんと私の4名、計6名だ。
この駅を降りたのは数十年振りのこと。伯母の家に行くのに乗るのと同じ方面のバスに乗る。皆でゆっくりバス停に向かい、しっかり6人で席を確保して、今日の行き先、江戸東京たてもの園へ向かう。大昔、小学生の頃、社会科見学だか遠足だかで訪れたこともある。また、夫と一緒に桜を観に来たこともある広大な都立公園内の施設だ。
当時は武蔵野郷土館といったか。平成3年に惜しまれつつ閉館し、今の施設にリニューアルしたとのこと。トレーナーMさんのブログで告知を見、懐かしい思いで飛びついた形で申し込んだ。その時は、治療翌々日に参加するつもりではなく、息子の結婚式が終わる迄治療を延期して頂く予定だった。
けれど、ドセタキセルを止めたことで、大分副作用が軽減したこともあり、先生は3週間毎にきちんと投与した方が良いというご意見だった。そのため、スキップすることなく一昨日、当初の予定通りフェスゴ治療を行った。お腹が心配だし、疲れやすいのも心配で、体調万全ではないけれど、Mさんには病気や治療のことはお伝えしてあるし、無理はしないということで参加させて頂くことにした。
今回この場所を選んだのはトレーナーMさんの同期トレーナーHさん。私が住む隣の市にお住まいで、20年ほど前にご家族でいらしたとか。今日は案内役でおられる。
まずはビジターセンターのエントランスでチケットを購入し、中へ入る。大きな金木犀の木が2本、馥郁たる香りを放っている。傘をさすほどではないけれど、小雨がちらちらと降ったり止んだり。空気はしっとりと喉に優しい。
都指定有形文化財である旧自証院霊屋を見ながら、高橋是清邸へ。お屋敷には靴を脱いで中に入れる。住まいの主屋部分は総栂普請で、食堂の床は寄木張り。2階は是清の書斎や寝室として使われ、2・26事件の現場になったという。床の間には本人筆の掛け軸も飾られていた。明治時代のすりガラスから見える外の庭園の緑が美しかった。
そのまま、東ゾーンへ。上野消防署望楼上部を見ながら、赤いポストが脇に立つ万世橋交番の中に入る。仮眠室には寝具一式が置いてある。化粧品屋、荒物屋等、皆さん声を揚げながら、しっかり見学。ここはさながらミニチュア明治村のようだ。都立だからとてもリーズナブルな入園料なのが有難い。
ここでいい匂いが鼻をくすぐってくる。おうどん屋さんに入ってランチタイム。6人で大きなテーブルに陣取り、それぞれ食券で購入した温かい手打ちのおうどんを頂く。
お腹一杯になったところで、生花店、文具店、乾物屋、和傘問屋・・・と下町中通りと称する通りを進んでいく。一人(もしくは夫と)で見に来ていたら、もうちょっと簡単にスルーするだろうところも皆さん真剣にご覧になるので、なかなか先に進まない。さらにそこかしこにいるスタッフの方が説明してくださったりするので、一層見学に熱が入る感じ。
午前中は空いていてほぼ貸し切りだったが、午後からは子どもたちの社会科見学の一団や外国人観光客が。
旅館もあり、醤油店もあり。なんとその醤油店はトレーナーHさんが子供の頃実際にお使いにいらしていたお店なのだそう。初めてここにいらした時に、このなつかしさは何?と思われたという。
通りの突き当りには銭湯があり、男湯、女湯、それぞれの空の浴槽に入っている方も。大人の遠足、なかなか凄い。かなりの深さで、溺れそうに見えた。お腹が快調すぎて、一旦お手洗いに行って皆さんと離れる。
居酒屋さん、仕立て屋さん等の見学を終え、今度は西ゾーンへ向かう。ここでRさんがお子さんのお迎えに行くということで、お帰りになった。
西ゾーンは西洋風の建築群だ。田園調布の家や建築家前川國男氏の自邸等、どこも靴を脱いで、履いて、階段を上って・・・とだんだん腰が痛くなるし、顎も出てくる。三井八郎右衛門邸は3階建て。ここは1階だけ見学し、皆さんが階段を上がるのを横目にパスさせて頂く。見ればエレベーターで2階までは行けたのでそちらだけ拝見したが、急な階段を上り下りする元気がない。玄関で皆さんが戻ってくるのをお待ちした。
3階は蔵で窓もなく、圧迫感が強かったらしい。断捨離的に空間から放たれる感じが全然違ったという。
ここで今日の解散予定時間迄30分ほど。時間通りに解散するのか、お茶をして解散するのか確認して、ドイツ人建築家デ・ラランデ邸内の茶房に入る。
大きなシャンデリアと赤い絨毯の素敵なカフェで、皆でケーキとお茶を頂く。お話をしている間に、瞬く間に1時間以上が過ぎる。既に予定解散時間を1時間近く過ぎている。
閉館まであと30分。皆さんまだお元気で、ここだけ見てから、と仰ったが(その写真館を見ればほぼコンプリート)、私はかなりへばっていたので失礼することにして離脱。来た道を戻ってバス乗り場へ急いだ。
10分近く待ってバスが来る。来た時はガラガラだったが夕方のバスは混んでいる。1停留所過ぎた所で座れてラッキー。けれど、車内放送で、JRが人身事故で50分ほどの遅延だという。なんと。けれど、少し待つと乗換駅止まりの電車が来てくれて、ラッキー!と乗り込む。ここでも1駅過ぎた所で席が確保出来た。
随時夫にLINEで連絡する。ところが、急遽途中駅でその駅止まりとなってしまう。特急も2時間近く遅延している等と車内放送がある。アチャーと降りて、次の電車を待つ。ここでもそれほど待たずに電車が滑り込んできて、何とか乗り込んだ。今度は乗換駅まで無事運んでくれて、別の路線に乗り換えた。
既に皆さんと別れてから1時間以上経っている。途中でMさんにJRが人身事故で遅延しています、というLINEを打つと、バスに乗っておられるところだった。閉館ぎりぎりまでおられたようだ。
私鉄に乗り換え、最寄り駅に到着したのは皆さんとお別れしてから1時間半以上経っていた。夫が迎えに来てくれて重いバッグを籠に入れさせてもらえて助かった。一人で出かけると、当たり前だけれど、荷物を自分で持ち続けなければならないのがネックである。つい色々心配で荷物が増えてしまうのだけれど、これも断捨離していいのかも、と思った。まぁ、一人で出かけると、いつもどれほど夫に甘えているかを実感する。
最寄り駅では雨が降った跡はあったが、すっかり止んでいた。帰宅して、もろもろ片付け、夫が作ってくれたパスタとサラダを有難く頂く。1万歩以上歩き、お腹はぺこぺこ。綺麗にたいらげて洗い物は担当した。
母にMeet通話や携帯電話をするがなかなか出ずに、またしても家電にかけて漸く繋がった。今日は運動会イベントのため、イレギュラーでデイサービスに行ったが、今迄で一番豪華なお弁当だったそう。50人もの利用者が皆赤白ハチマキを巻いて、座ったまま、お手玉で玉入れ等をしたらしい。母は白組で負けたそうだ。明日も行くのだという。月木金土と週4日のデイサービス、お疲れ様だが、楽しそうなので何より。
夫は野球中継を観てからジムまで入浴に出かけた(というか、行くように背中を強く押した。)。
その後、オンラインで<教えて先生! -知っておきたいがん自由診療の問題点->を視聴した。既にスタートから30分ほど過ぎていたが、“がんに関する情報が溢れる中、知り得た情報が信頼できるものかを正確に判断するのは非常に困難です。皆様もインターネットや書籍、広告で「自由診療」について目にしたことがあるのではないでしょうか。「絶対に治る」「標準治療と併用可能」と一見魅力的に映る自由診療ですが、多くの問題点や注意点が潜んでいます。 今回は、皆様に必ず知っておいてほしい自由診療の問題点や根拠のある治療を見極めるためのエッセンスについて、国立がん研究センター がん対策情報センター本部 副本部長の若尾文彦先生にご解説いただきます。”という触れ込み。
グループ・ネクサス・ジャパン 理事長・全国がん患者団体連合会 理事長の天野 慎介氏が聞き手で、興味深く聴けた。質問も沢山出ていて、時間が若干オーバーしてお開きになった。すがりたくなる気持ちは分かるが、今現在、エビデンスのある有効な自由診療はないのだ、という先生の言葉が重かった。
明日は日曜日のOB・OG合唱団のゲネプロのため、朝から都心までお出かけ。そのまま都心ホテルに前泊する。今日のお出かけはちょっと冒険だったが、新鮮なオフ会だったので、良しとしたい。
今日は早く休もうと思う。