ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.5.30 リニューアル・オンライン瞑想ヨーガクラス第2回無事終了、その後の過ごし方

2021-05-30 22:28:13 | ASHARE (アシェア)
 今日はASHAREさん主催「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」リニューアル後の第2回目。薄曇りではあるが、まあまあのお天気だ。今日も気温が高くなりそうだ。

 いつもよりちょっとだけ寝坊。朝食を摂りながら、洗濯機を廻す。ベランダ一杯に洗濯物を干し終え、リビングをクラス仕様に整える。着替えを済ませたらクラス実施の準備完了である。

 10分前に入室すると、既に何人もの方たちが入室済みで、PC上に沢山のお顔が並んでいる。
 開始時間になり、スタッフTさんからクラス受講の注意事項、続いて代表Uさんからご挨拶があり、参加予定の方たちが全員揃ったところで時間通りにバトンが廻ってきた。

 今回も初めましての方がおられるので、まずはアイスブレイキングを兼ねて自己紹介。先月に引き続き、オンラインだからこそ参加してくださる遠方の方も複数おられる。今回も、どなたでも簡単にゆったり身体を解せる動きをメインに取り入れたクラスを用意した。前回同様60分のクラスである。

 ヨーガの智慧でお伝えしたいことをお話してから、聖音ॐ(オーム)を唱えクラスを始める。
 まずはウォーミングアップで身体を温める。立ちポーズに備えて凝り固まった足指を開いて5本の指を意識する。足の指と手の指を握手するようにして前後左右に動かす。ゆっくり呼吸をしながら腕を大きく上げ下げし、ひねりのポーズも取り入れる。
 寝っ転がって手足を上げて細かく揺すった後は膝にげんこつを入れて膝下リンパ節を刺激しながらかかとで腿の裏やお尻をトントンとマッサージ。チャイルドポーズでお休みを挟みながらローランジ、蜥蜴のポーズ、蛙のポーズで股関節や内腿を気持ち良く伸ばす。気温も高くなっているのでいつでも水分を補給して頂いてOKとお伝えする。呼吸を整えてゆっくりもとの楽な座位に戻る。

 今日も先月に続いて帰命敬禮の動きをご紹介する。マントラを最初に紹介し、動きの見本をお見せし て一緒にマントラをつけた動きを3回繰り返す。
 続いて朝ヨガの上下、左右、回旋の動きを復習した後は、完全呼吸法をガイドして、そのまま瞑想タイムへ移行。座っていたい方はそのままで、寝っ転がりたい方は寝っ転がって頂く。これまでよりも少し長めの時間を確保することが出来た。
 シヴァのキールタンを唄い、リンを鳴らしてゆっくりと覚醒して頂き、お馴染みのハレルヤ・キールタンを歌って60分、パンクチュアルに終了。皆さんとても優しいお顔で終えてくださったので安堵した。

 クラス終了後は、スタッフTさんから、今日は一緒にお話するには人数が多いので、お喋りタイムは2つのブレイクルームに別れますというご案内がある。若干のお手洗い休憩を挟み、事前に送って頂いたアロマプレゼントのハーブティを頂きながらプチお喋り会スタート。

 リアル開催の時には、クラス後のランチ会で病歴等の自己紹介などをしながらのお喋り会だったけれど、先月同様今日はお昼になるまでの1時間弱のティータイムだ。Tさんから今日のキーワードは“リラックス”と提示され、各人のリラックス方法や不安の解決法などを自由にお話ください、という前振りがあった。
 私は半分ずつ2つのグループに参加させて頂くことになった。ルームをワープする感じが“どこでもドア”のようでとても楽しい。

 最初のグループは代表のHさんが司会進行を担当された。簡単に各人が自己紹介をし、コロナワクチン接種を術側に受けるか等についての意見交換等があり、あっという間に30分弱が過ぎ、次のグループ代表のUさんのグループに移動。こちらでもコロナワクチン接種についての話題の途中だった。

 皆さんから今日の感想も頂けた。ハレルヤ・キールタンを歌いながら、何故か涙が出たという方、ゆったり身体を動かせて心が癒やされたという方、ハレルヤを唱いながら色々な方たちの顔が浮かんだという方、心も身体もリフレッシュ出来たという方等など、今日も沢山の嬉しいお言葉を頂くことが出来た。
 コロナ禍も2年目を迎え、緊急事態宣言も延長、延長で皆さん知らず知らずのうちに色々我慢してストレスを溜めていることが多いのだな、と改めて思った。出るべくして出た涙が気持ち良く流せて少しでも自分自身を癒やすことが出来たのであれば、とても良かったと思う。

 お約束のお昼になるまでお喋りに花が咲いた。術後2ヶ月だという初参加のAさんからの、不安だったけれど、沢山の先輩たちの話が聞けて前向きになれたという感想は嬉しかった。Nさんの画面には可愛い猫ちゃんも登場して皆が眼を細めた。
 こうして第2回目も無事終了。代表Hさんのご挨拶で幕を閉じた。皆さんが退室されてから事務局スタッフの皆さんと今後のクラス開催日程についての打ち合わせも済ませた。

 片付けまで全て終了した後は簡単にランチを摂り、ゴミ捨てをし、洗濯物を取り入れる。
 そして3週間に一度、夫と一緒に恒例のお出かけである。
 以前、夫が仕事先で訪れてランチを摂ったレストランがとても良かったので、是非一度ディナーに行ってみたいというのでOKすることにした。予約などは全て夫にお任せである。
 ゆっくりと出かけ、近くのお寺を散策して参拝を済ませレストランへ。今日はイタリアンのフルコースである。お茶もせずにお腹を空かせ、お散歩もして準備万端。

 夫が言うだけあってとても雰囲気のある建物だ。案内されたのは庭園が見える窓側一番奥の特等席。夫はガス入りミネラルウォーターで、私はレストラン自家製のレモネードで乾杯。
 今日のクラスも夫にはとてもお世話になった。「クラスの最中、家人がいたのでハレルヤを唱うのが恥ずかしかったけれど、先生はご主人が傍にいて恥ずかしくないですか」というご質問を頂いたが、まぁ、私が恥ずかしがっていたらクラスが成立しないわけで。夫の意見を聞いて欲しいと言われ、夫も声だけ生出演した。妻(私)が自分の世界に入っているのは余り気にならないとのこと。へえ、そうだったんだ、と思った。

 スターター2種に続いて前菜、パスタにお魚、お肉とコースは進む。フォッカッチャもオリーブオイルも美味しくてついついおかわりまでしてしまう。ここまででかなりお腹一杯になった。
 デザートとお茶はダイニングを離れてラウンジで頂けるというので、お庭等の案内をして頂きながら、ラウンジへ移動した。すっかりお腹も心も満ち足りて大満足のディナーとなった。

 こんなに美味しく食事が頂けるのもあと数日。気づけばまた次回の通院日が3日後に迫っている。今出来ることを精一杯、今を一生懸命愉しんでこれからも過ごしたいと思う日曜日の夜である。


 (追記)ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。

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2021.5.29 リフレとヨガで普通の土曜日に思うこと

2021-05-29 22:11:59 | 日記

 土曜日。治療直前、体調の最も良い休日を迎えた。
 昨日は午前中会議があったため、出勤。午後から在宅勤務とした。朝ドタバタと干して出かけた洗濯物を取り入れて畳む。曇天ではあったけれど、そこそこ風があったのかすっかり乾いていて助かった。夫が美容院を予約していて夕食不要というので、勤務終了後は拭き掃除も出来た。

 そんなわけで大方の家事も済んでいるので、ついつい夜更かしをしてしまい、今朝は全く起きられなかった。午後には6週間ぶりにお楽しみのリフレクソロジーを予約していたので、昼前にヨガスタジオのピラティスのクラスに出てみようかと思っていた。けれど、目覚ましを消して二度寝を決め込んでしまい諦めた。
 遅い朝食を夫と摂り、ビデオを視て、あまり時間が空かないけれど遅い昼食を摂り(今年初めての素麺を頂く)、リフレに出かける。いつものように最寄り駅前のロータリーでオーナーにピックアップして頂く。

 サロンに到着して、チケットを忘れてきたことに気づく。今日の分で丁度なくなるので買わなくてはと思っていたけれど、本当にぼーっとしていて情けないことだ。いつものように下半身スッキリコースにハンドリフレをオプションで付けてお任せ。
 オーナーは産婦人科クリニックで妊婦さん相手に出張リフレをされていることもあり、医療関係者枠で既に2回のワクチン接種を終えたという。私と同い年だけれど、全く副反応はなかったそうだ。今日は凝りほぐしブレンドオイルをチョイスしてホットパックは肩に置き、施術が始まって少しお喋りをしたところですぐにウトウト。
 途中、足の踝の辺りが痛くてびくっとなったけれど、気づけば最後の深呼吸。

 左の鼠蹊部の辺りがかなり硬かったようだ。確かに痛かった。そして上半身、特に肺の反射区が厚ぼったかったそうだ。来月はせっかくの誕生月(10分延長のプレゼントがある)なのだけれど、体調のタイミングで次回の予約は7月になった。残念。
 帰りも最寄り駅まで送って頂き、再び電車で自宅最寄り駅に戻ってヨガスタジオへ。

 今日はT先生のベーシックヨガに参加した。15,6人の参加者でのびのびゆったり。★二つのクラスだけれど、ゆったり進むのでそれほどハードでなくマイペースで出来て有難い。
 明日の午前中は、私が講師を務める瞑想ヨーガのクラスだが、参考になりそうな動きもあった。人様のクラスに参加するのは勉強になる。リフレのおかげで代謝が上がっていて沢山汗をかけてサッパリした。
 帰途アウトレットモールで息子に頼まれたものを購入し、帰宅した。母にご機嫌伺いのDuo通話をし、夫が用意してくれた冷やし中華の夕食を頂く。

 リフレとヨガと、ダブルヘッダーが無事こなせた有難い土曜日であった。欲張りついでの我儘を言えば、こういう体調の良いタイミングで映画館が開いていたらなぁと思う。最後に映画館に足を運んだのは2月の半ば。今年になってから(既に5か月も経つのに)映画館で観た映画はたった3本。
 歩いて行ける映画館があるというのにこんなに縁遠くなったのもコロナ禍のお陰だ。WOWOWやAmazon primeで新作を視ても、やはり映画館で観る醍醐味は味わえない。ようやく6月からは時短営業が許されたようだけれど、来週末は治療直後でとても行けそうにない。なんとも残念なことである。
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2021.5.26エンハーツ15クール目さらに減量5回目投与後2週間目のこと 4か月ぶり造影CT検査~頸部から骨盤

2021-05-26 22:01:55 | 治療日記
 今日は午前中通常勤務。午後から休暇を取って、エンハーツ効果測定のための第3回目の造影CT検査だ。初回は3クール終了後、2回目の前回は9クール終わったところだった。それからまた6クール投与した。3クールまでは規定通りの5.4㎎/kg。4クール目は4.4㎎/kgと減らし、5クール目から2週間前の15クール目まではさらに3.2㎎/kgと減量して続けてきている。
 果たして減量を続けていてもしっかり奏功してくれているのか。間質性肺炎等の副作用は出現していないのか、ということだ。

 前回は投与後1週間での検査だったので、病院へ往復するのが体力的に結構辛かったけれど、今回は口内炎が若干気になる以外はほぼ元気になっている。
 昨年秋以降、一時は息切れ、咳、胸痛からもほぼ解放された。ただ寒い時期、雨の時期には胸痛が頭を擡げてくるし、マスクをすれば坂道でも階段でもどこでもかなり息苦しい。
 まったくの寛解は望み過ぎだとしても、投与後10日間は副作用で苦しんでも、後半の11日はほぼ何の制限もなく動き回れるという今のこの体調が続くのなら、本当に有難いことだと思っている。

 午前中の仕事を片づけ、昼食抜きで病院に向かった。2週間ぶりの乗換えありの長距離電車移動だ。昨日あたりまでは便秘気味だったけれど、今朝はほぼ快調になったので、電車に乗るのもそれほどストレスではない。一週間前なら酷い下痢で大変だった。

 今日も着替えをしないでいいようにブラトップ、ボタン等がないかぶりのプレーンなブラウスにストンとしたジャンバースカートにした。手指の痺れや痛みもあるから、装飾物の類も一切なし。着替えなしで、荷物をロッカーに入れたらそのままCT装置に寝っ転がれる。
 病院滞在時間は短縮、糊のきいた検査着を汚すこともなく一挙両得。いつも通りである。
 予定通りの電車に乗ってスムーズに移動。

 日中の快速電車は空いている。今日のお供は川上未映子さんの「ウイステリアと三人の女たち」(新潮文庫)。表題作を含む4編の短編集だ。本を読んでいるとあっという間に病院最寄り駅に到着。
 予約時間の20分ほど前に病院に入った。自動再来受付機は待つことなくすんなり。エスカレーターで2階の放射線受付へ向かう。待合椅子に座っている方は2人。混んではいないので、直ぐに呼ばれる。

 殆ど待たずに受付が済み、CT準備室の前廊下へ移動した。ここでも2人待っていたが、全然動いていなかった。途中、ベッドや車椅子に乗った入院患者さんがいらっしゃったと思ったら、そちらに先を越され、なかなか呼ばれない。
 ようやく準備室で名前を呼ばれたのはもう予約時間をかなり過ぎてからだった。こんなに待つのも久しぶりだ。荷物をロッカーに預けて、造影剤注入のためルート確保の針刺し。造影剤用の針は太くて採血の時よりも痛いけれど、今日の看護師Fさんはお上手でそれほど痛まなかった。

 10mlの生食入りシリンジを渡され、準備万端となったが、その後全く呼ばれず。スムーズにいけばもう検査が終了して病院を出ても良いくらいの時間にようやく呼んで頂けた。
 ベッドに寝て顎を上げ加減にして万歳の姿勢をとり、最初は造影剤なし、次に造影剤を入れて、2回の撮影。この流れはもうお馴染みで、始まったら所要時間は10分とかからない。
 造影剤が注入されるや否や、薬液の匂いがツーンと鼻を突くし、味覚にも嫌な後味が残る刺激があって、口の中が気持ち悪い。血流と共に瞬く間に造影剤が体中を駆け巡り、体の芯までカーッっと熱くなってじーんと痺れる感じ。

 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。看護師さんから針を抜いてもらい「止血しますので、外廊下でお待ちください。」と言われ、ロッカーから荷物を出して廊下で待つ。時間が来て外して頂き、無事終了。放射線受付に戻ってファイルを戻し、会計へどうぞと言われる。

 1階の会計に向かうと、待合椅子はかなり混んでいたが、10分ほどの待ち時間で済んだ。自動支払機で8,000円弱カード支払。本日の病院滞在時間は1時間半弱だった。ランチタイム終了ギリギリである。

 外に出ると、陽射しが強く汗ばむほど。2週間前に続き、またタイ&インドレストランに。前回はパッタイとグリーンカレーだったけれど、今日はまだ口の中が本調子ではないので、マイルドなクイッティアオ(米粉麺)とガパオライスにした。
 もう遅かったので食事中なのは2組だけ。私が入ると、ランチメニューを片付けていた。文字通り最後の客となった。4人テーブルを1人で広々使わせて頂く。造影剤を使った後は水分を心して摂るように言われるので、それに従い、アイスチャイを氷なしでたっぷり。
 
 帰路の車内には下校中の高校生たちが沢山いたけれど、無事席を確保。読みかけだった文庫を読んだ。
 いつもより若干早く帰宅が叶った。生協のお届け物を取り入れて、一段落したところで夫が帰宅。明日は通常勤務である。
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2021.5.23-25 エンハーツ15クール目さらに減量11回目投与後11-13日目 徒然に思うこと

2021-05-25 20:42:58 | 日記
 日曜日。
 珍しく何の予定もない。朝のうちに洗濯を済ませてからは、夕方まで夫と2人、それぞれ思い思いに過ごした。夕方お散歩がてら一緒に駅前まで行ったけれど、特に収穫はなかった。緊急事態宣言下の日曜日とはいえ、それなりの人出だ。

 夫がカフェでお茶をご馳走してくれたので有難く頂き、夫とはそこで別れてそのままA先生のアロマビューティヨガのクラスに参加した。4週目にして今月初めての参加、アロマはリンデン(菩提樹)だった。甘く優しい香りに癒された。人気なのか6割定員36名のところ30名以上の参加者で、空いているマットを探すのが大変なくらい。

 スタジオを出る時に日傘が傘立てにないことに気づいた。慌ててカフェに戻ってみたら短縮営業でもうクローズしていた。ヨガクラスの直前、お手洗いに寄ったので、もしかしたらそこに忘れたのか、と気づいたのは家にほど近くなってから。
 帰宅後、念のためカフェに電話をしたけれどさすがに出なかった。ビルの代表電話にかけたら拾得物係に回してくれて、現状では届いていないけれど、届いたら連絡します、ということになった。テナントで見つかった物は全てこちらに集約することになっているという。

 この日傘はいつか車内にも置き忘れしたことがあるが、捜索の結果、戻ってきたという曰く付きのものである。まあ、このご時世、誰が使ったか分からない傘を持ち帰ったりする人はいないだろう、とあまり心配せずに休んだ。

 月曜日。5月最終週がスタートした。
 就寝前に口内炎の塗り薬を塗って眠ると、翌朝、割と痛みが落ち着いている。薬の効果に加えて飲み食いをしないし口も動かさないから、である。ただ、一旦起きて歯磨きをし(歯磨き粉が沁みて、歯ブラシが当たる刺激)、朝食を摂って(食べ物が当たり、沁みる刺激)、普通に話をする(舌が歯に当たる刺激)と、やはりまだまだ痛む。後は時薬しかないのだけれど。

 夫は休務日。私は通常出勤である。お天気はぱっとしないが蒸し暑くなるという。昼までには、置き忘れた日傘が見つかったという連絡がない旨夫からのLINEで知る。
 昼休みに、ダメ元で件のカフェに行ったところ、日傘、と一言言っただけで、すぐに「預かっています」とバックヤードから出してきてくれた。

 お礼を言って奪還した旨夫に連絡してから、急ぎランチをかきこんで仕事に戻った。やはりこの傘、私のところに戻って来ることになっているのね、と一人でニヤニヤする。
 いや、そもそも何度も置き忘れすること自体忘れ物大王とそのジュニアを笑えないことになっているのだけれど。トホホ。

 勤務終了後はT先生のビューティヨガのクラスに参加した。20名ほど。肩周り股関節周りを重点的に動かし、たっぷり汗をかいてスッキリした。
 帰宅後は夫が用意してくれた夕食を有難く頂く。日中家に誰かがいてくれるということは本当に凄いことだなあと改めて思う。

 今月2回目のお花が届いていた。この季節だけのお楽しみ、プレミアムな芍薬である。白、淡いピンク、濃いピンクの今にも開きそうな蕾の芍薬が5本、淡いブルーのデルフィニウム、ソリダコ、ニューサイランの葉が1本ずつ。花言葉はそれぞれ「はじらい」、「生命」、「振り向いて」、「素直」だという。早速花瓶に活けて玄関に飾った。なんともゴージャスな様相。

 火曜日。在宅勤務。気持ちの良い青空が広がった。
 夫を送り出し、勤務開始前までに2回洗濯機を廻してベランダ一杯に干し上げる。ニット類はいよいよ最後の洗濯となりそうだ。クリーニングに出した方がいいかなと思うようなものまでデリケートモードで洗ってしまったけれど、何ともなかった。

 乾いたニット類を片付けながら、今年はコロナ禍で袖を通すチャンスがなかった衣類が多かったと思う。ついついポチっとネットショッピングをして、買って届いただけで満足してしまったものも少なくない。来年着るだろうと思わずに、思い切って断捨離した方が良いのかもしれない。

 昨夜は蕾だった芍薬があっという間に花開きだした。まるでペーパークラフトのように薄い花びらから甘い良い香りが広がり、なんとなく笑顔になる。
 口内炎発症からそろそろ1週間になる。あと1週間すればまた治療日だからそれまでに何とか完治していてほしいものだけれど。

 緊急事態宣言は来月20日まで再々延長の様相を呈してきた。一方、オリンピックは“犠牲を払ってでも”(誰の犠牲なのか、何の犠牲なのか定かでないが)やらない選択肢はないらしい。
そもそもの目的だった復興五輪はどこへやら、おもてなしも十分に出来ず殆ど何の意味もないオリンピックと化しているのではないか。この状況での強行開催に一体どんな意味があるのだろう。
 ない頭で考えてもどうにも見つからない答えに日に日に暗澹たる思いが強くなっている。
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2021.5.22 エンハーツ15クール目さらに減量11回目投与後10日目のこと 口内炎が痛い・・・

2021-05-22 21:52:02 | 日記

 やっとのことで週末、土曜日になった。
 在宅勤務だった昨日はお天気がイマイチではあったけれど、洗濯機を廻し、厚地のものは乾燥機にかけてその他のものは部屋干しが出来た。勤務開始前後や昼休みにちょっとした家事が出来るのは、本当に有難いことだ。
 吐き気が収まり、欠食おばさんと化すほど食べられるようになった途端に下痢、と前の記事で書いたけれど、それにプラスして今度は口内炎にも見舞われた。

 あ、痛い!と気づいたのは水曜日の夜。鏡を見たら左頬の内側にぷっくりと大きな血豆状の水膨れが出来ていた。それに加え、右側の舌の先端からサイドまで、さらに裏側が赤く爛れた感じになっていて、ちょっと歯が触れるだけで飛び上がるほど痛い。
 火傷でもしたのかしら、と思っているうちに案の定べったり口内炎と化した。

 化学療法中の口内炎は手ごわい。粘膜が弱くなっているから一旦発症するとなかなか治らない難治性と化す。吐き気がある時は丁寧なブラッシングや歯間ブラシ等での手入れが難しいので、普段以上に清潔を心がけるのは難しい。口の中はますます悲惨なことになる。ここのところ口内炎にならなかったから、ラッキーだったのだけれど・・・。

 ということで今日もまだまだ痛いけれど、昨日一日が一番酷く痛んだ。左頬の内側の水膨れは潰れ、その痕に触れないようにして何かを食すことはまだ可能だけれど、舌はどうやったところで食べ物に触れてしまう。
 舌を全く動かさずして物を食すことは出来ないことを実感する。
 どこに当たっても涙が滲むほど痛い。熱い飲み物は沁みるので飲めない。喋ると当たるので喋りたくない。昨日在宅勤務だったのは本当に有難かった。メール等のやり取りだけで、誰とも話さずに済んだからだ。夕食は夫と頂いたけれど、話しかけられても答えるのが億劫で、とにかく不機嫌に終始した。

 そして今朝。朝一番で歯科クリニックの予約である。朝食の支度をしていると夫が起きてきて、自分も血圧の薬を貰いに隣のクリニックに行くというので、一緒に出掛けることにした。食後は口内炎に触れないようにしながら、とりあえず今出来る限りの歯磨きと歯間ブラシとフロスをかけて家を出た。
 今日は陽射しが出るということだったけれど、今にも降りそうなお天気だ。

 口内炎にばかり気を取られていたけれど、今治療中の前歯の隣(同じく根元にヒビが入っている)がちょっと押すと痛むのも気になる。先生に抗がん剤治療とその後の口内炎で歯がきちんと磨けなかったこと、今治療している歯の隣の歯に圧を掛けると痛むことをご報告。
 一通りチェックして頂き、口内炎は内側の歯の尖っている部分に刺激されているようなので、その部分を何か所か削っておきましょうということになった(あまり丸くしてしまうのもどうなのかと思うが・・・)。
 背に腹は代えられないのでお願いする。そして、治療中だった神経を取り除いた前歯の詰め物を最終形にして、ひとまず治療は終了となった。

 口内炎の塗り薬と貼り薬を処方して頂き、次回は2か月後に予約が入った。
 押すと痛む気になるもう1本の前歯は、ヒビが入っているのが歯茎の中なので、今のところ如何ともし難いとのこと。ただ、内部で炎症が起きると歯周病も起きやすくなるという。なるべく清潔にして歯茎周りを丁寧にケアしておくしかないようだ。前歯を折ってから丁度1年が経過するが、まだまだ苦難は続きそうである。嗚呼。

 帰宅するとほどなくして夫も帰ってきた。
 続いては勤務する大学が主催するZoom教養講座の視聴である。今日の演者はオードリー・タン氏。台湾の新型コロナの封じ込めを成功に導いた、マスク在庫がリアルタイムで確認できるアプリ「マスクマップ」を開発した天才プログラマーで、日本でも人気の著名人だ。

 台湾政府の政策審議過程を徹底的に透明化し、デジタルを用いてオープンにしていること、すなわち「デジタル民主主義」を推進し、国民参加型で政策について討論するインターネットプラットフォームの構築により、デジタル民主主義国家台湾を実現した立役者の一人だ。学生へのフレンドリーな挨拶に続き、分かり易い講義の後には事前に募集した10つの質問にも丁寧に答えてくださっており、興味深い2時間弱だった。

 講義後はチャッチャとレンチンランチを摂り、月1回のお楽しみWさんサロンへのマッサージに出かけた。朝、思いのほか肌寒かったので、ニットのカーディガンを羽織り、晴雨兼用の傘を持って出かけた。
 口内炎と前歯の痛みを伝え、後はお任せ。治療後10日殆ど身体を動かさずにいたので、どこもかしこもカチカチ。いつものことながら瞬く間にウトウトしてしまった。オプションでアロマハンドマッサージをお願いしたところ、腕も指先までコリコリだった。
 施術後はハーブティを頂きながら、9月までの予約日程を確認して、吐き気防止のアロマオイルを頂いて、サロンを後にした。

 最寄り駅まで戻って、11日ぶりにヨガクラスに参加。T先生のビギナークラスに参加するのは3週間ぶりか。定位置に陣取れ、ゆっくり丁寧に身体を動かせて病み上がりにはちょうど良い運動量だった。マッサージ後で代謝が良くなっていたこともあって、たっぷり汗がかけて満足。シャワーでさっぱりした後は、夫と合流して駅前で夕食を済ませた。口内炎のおかげで食べるのが拷問というのが何ともトホホなのだけれど。

 帰途、今週初めから生活必需品扱い店は営業を再開したというアウトレットモールに寄ったところ、夫のシャツ等を買う羽目になった。1か月近いクローズで買い物に飢えていたのか、どれほどここに依存しているのか・・・。息子にもLINEで写真を送ったところ、これを着ると返事が戻ってきたので、また明日以降出直さなくては。

 そんなわけで口内炎が痛い痛い、と言いつつ朝から晩まで動き続けてしまった土曜日だった。
 明日は特に予定を入れていないので、一日のんびり過ごしたいものである。



 
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