今日は ASHAREさん主催の瞑想ヨーガクラスの日。初めて開催した一昨年1月から数えて通算17回目、無事3年目を迎えることが出来た。思えば昨年の今頃はかなり体調が悪く、当時のブログを見ても、この先どうなることか・・・という感じだった。その後、3月から開始したハラヴェン・パージェタ・ハーセプチンの3剤併用治療で、きつい副作用はあったものの、今でもこうしてごく普通の生活が続けられるほど体調が安定し、瞑想ヨーガクラスを続けられていることに改めて感謝である。
今朝は普段とほぼ同じ時間に目覚ましをかける。
夫は日曜日の夜から突然始まった腰痛で散々な1週間を過ごし、普段の夜更かしからは考えられないほど早寝かつ遅起きであった。珍しく2日連続で休み(休暇は有り余っている)、水曜日から出勤はしたけれど、行きは遅刻前提のライナーで。帰りもライナー、か普段は早く帰りたいから、と立ちん坊で帰ってくるのに、1台待って準特急に座ってくるなど、やはり相当辛かった模様。
職場直帰でかかりつけのクリニックに出向き、痛み止め等処方されて真面目に飲んでいる。私は薬局で頼まれた腰の加圧サポーターも購入した。そんなわけで、夫は自分のことで一杯一杯だったため、普段はすっかり甘えている家事全般をワンオペでこなさなければならなかった私は、早くも青息吐息。一日も早く復活して~と強く念じているわけである。
朝食の支度を整え、夕飯の下ごしらえを済ませた頃、夫が起きてきた。一緒に朝食を摂り、食後はまた下痢を2回繰り返し、駅でお手洗いに寄れるように少し早めに家を出た。
予報では明日以降お天気が崩れ、雪が降るかもということであるが、ひとまず今日はお天気が持ちそうで、胸をなでおろす。今朝もお腹に不安を持ちつつ予定通りの準特急に乗り、無事に席を確保。レッスンプランを見直しながら、クラスの流れをイメージして過ごす。
会場に到着すると、数人の方がもうスタンバイである。スタッフの方たちにご挨拶して身支度。マイマットと象柄のラグを敷き、小道具もセッティングして着替えを済ませる。準備OKである。
今回は、初めて参加の方がゼロ(17回目にして初めて!)で、2回目がお二人、あとは5回以上のリピーターの方ばかりということだった。それでも体調不良だったり、ご家族の事情だったりで、直前にキャンセルされた方が続き、8名の参加者にスタッフ2名の参加で10名様の開催になった。
定刻前にいつものように代表のAさんから話題提供。お嬢さんのインフルエンザ罹患でせん妄を間近に見られたというお話に続いて、フラのご旅行帰りで幸せオーラを放っているHさんのご挨拶。少し早めにバトンタッチされ、クラスがスタートした。
皆様のおかげでこのクラスも3年目を迎えられたこと、何度もご参加頂いていることへのお礼の言葉から。初めての方がおられないので、いつも繰り返す自己紹介等は省き、いきなりヨーガのお話をして、レッスン時間を長めにとるプランを考えた。
これまで毎回お話ししてきているので、改めて「私たちはなぜヨーガをするのでしょう。ヨーガとは何でしょう。」という質問を常連のOさんに訊いてみる。大正解が返ってくる。ここで、ヨーガスートラの1節「ヨーガは心の動きを鎮めるものです」をサンスクリット語で繰り返して確認する。
「はじめのマントラ」を唱え、聖音、オーム(ॐ)の音を実際に皆で唱えたら、その余韻を楽しみながらクラススタートである。このクラスの間中、ご自身の呼吸に集中して頂くお願いをする。
マントラ付きの2つの動きに始める前に、耳を引っ張ったり、足裏や足回りを解す。続いてビフォー・アフターを。手を後ろで組んで上げる角度がどのくらい変わるか、を前肩のストレッチの中で実践して頂いた。鏡にそれぞれご自身の姿を映して確認する。少しのことで身体はびっくりするくらい変わる、そんなことを体験して頂くと、場がぱっと盛り上がって明るくなる。その後、身体を温めるためにワシのポーズやチェアポーズにもトライした。集中力を高め、肩甲骨を広げ、体幹を鍛えるのに有効なポーズである。ちょっときついポーズではあるが、あっという間に身体が温まる。さて、これからいつものマントラ付きヨーガタイムだ。
これまでずっと練習してきている2つの動きに入る。大空と大地と、その間にある全てのものに感謝と尊敬を表す動きである帰命敬禮。上半身を反って胸を大きく開き大空へ挨拶した後は、前に倒れて両手の甲と額をマットにつけて大地への挨拶。前後の動きはとてもシンプルだが、集中力を高めるのに効果的だ。マントラを無心に唱えて「聖き者よ、尊き者よ・・・」と繰り返す。呼吸と“今”に集中する。
続いて五体投地。右足、左足、両足の3つの動きで1セットになるが、爪先で立ったり、中腰になったり、体幹が整わないとふらつきやすい立ちポーズが続く。初めてだと1セットを3回続けるのは結構きついので、これまでなかなか実践出来なかったのだけれど、今日は思い切ってノンストップで3セットにトライした。ノープロブレムで皆さんがこなされた。素晴らしい。
1つ1つの動きに合わせたマントラがスタジオ内に共鳴する。皆さんの声が美しく溶け合って余韻が部屋中に満たされていく。いつもながら穏やかでとても幸福な空間にいられることに感謝の気持ちで一杯になる。
最後に、スタッフの方たちも今ではやらないと気持ち悪い、というレベルに達したという朝ヨガの簡単な3つの動きをしつこく復習する。慣れてきたら基本の3つの動きをバランスよく取り入れながら自分でカスタマイズしてOKである。
今日は時間どおりに後半に突入。新しい年、再び基本に戻って今日は完全呼吸法をして頂くことにする。久しぶりのトライである。各々キャンドルライトを灯して頂き、部屋の電気を消す。柔らかな橙色の光が揺らぐのをぼんやり見つめていると、心が静まっていく。腹式呼吸のガイドから始め、続いて完全呼吸法をガイドしながら10分ほど座った後、10分ほど安らぎのポーズ、シャヴァーサナの時間を取ってゆったりお休み頂く。
シヴァのキールタンを歌い、ゆっくりと心地良く覚醒して頂く。皆さんとても穏やかで、優しいお顔だ。今日も穏やかな笑顔になって頂けて本当に良かった、と頭を垂れる気持ちになる。
残り時間は15分ほど。キールタンを唄って締めの時間となる。
今日もハレルヤを一緒に3回歌う。殆どの方が難なく歌えるので、安心して歌えたのではないだろうか。もう少し時間があったので、ガネーシャのキールタンも唄うことが出来て無事クラス終了の時間に。スタジオ内の美しい余韻に心が何とも言えない癒しを頂く。
こうして今年最初のクラスを無事終えることが出来た。
インフルエンザが流行する寒い季節2月はお休みして、3月以降は日程が整ったらまたアナウンスいたします、と締める。いつまでもこのまったりした気分を味わって頂きたいのは山々なのだが、会場撤収の時間までそれほど時間がないので、慌てずにテキパキと片付けを、ご質問があればランチタイムで、とご挨拶してお開きとした。
今日のお楽しみアロマプレゼントは「いよいよ新しい10年のスタート、その1回目となる今回は冬場に嬉しい保湿&リラックスのアロマグッズと恒例の美味しいお土産を用意しました♪」ということで、「ラベンダークリーム」、「冬のリラックスアロマバスソルト」、お馴染み「女王様のティータイム」ハーブティの3点セットが配られる。そして1月限定、一昨年、昨年も頂いてあまりの美味しさにびっくりしつつ、今年も楽しみに(!?)していたHさんの故郷のキンカンも。Tさんの仙台土産のお菓子まで入っていてニッコリ。
お着替えを済ませたら、皆でレストランへ移動。今日もスタッフ3名、参加者8名様全員と私を含めた12名だ。
最上階のレストランの一番奥、大きなテーブルを囲んだ。遠くスカイツリーも見渡せる。少し青空が見え隠れしている。今日は2回目のMさんやNさんが正面に、両隣には何度もお見えくださっているOさんとTさんが座ってくださった。
いつものように各人が好きなメニューを注文し、食後に自己紹介タイム。今日は初めてさんに向けた話もせずに即クラスに入れたせいもあり、ちょっときつめ、でも濃いめのクラス構成になったのだが、どなたも満足してくださったようで、とてもリラックス出来た、とか涙が流れた等の感想を頂き、講師冥利に尽きる、であった。
1時間半ほどお喋りに花が咲き、お開き。事務局スタッフのTさんから新薬の話題なども出て、皆でまた心を強くした。参加者の方たちを見送り、スタッフの皆さんと30分ほど3月以降の日程の打ち合わせ。スタッフの方たちとは最寄り駅が異なるので途中までご一緒してお別れした。
乗換駅で荷物を預けちょっと一息、セールでニットを買って準特急に座って帰途に就いた。
最寄り駅前のシネコンで夕方からの映画「CATS」のチケットを替え、カフェでお茶を飲んで時間調整。実写版は猫人間があまりにリアル過ぎてちょっとイマイチとは聞いていたけれど、すっかり猫世界に浸って帰宅した。
夫は大分復活したようで、なんと1週間ぶりに夕食の支度をしていてくれた。有難いことである。帰宅後に私が支度をするのでだらだらしていてね、と言ってあったのだけれど。復活、万歳!
この瞑想ヨーガクラスに初めの頃からいらして頂いていたお二人のNさんが、それぞれ体調を崩しておられると知り、とても心配である。少しでも痛みなく穏やかに過ごされることを祈ることしか出来ないのが、とてももどかしく、切ない。
(追記)
ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。