ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2025.2.19腫瘍内科診察 ポートフラッシュ後 がんセンターへ梯子 夜からエスワン5クールスタート

2025-02-19 23:33:07 | 治療日記

 昨夜はブログアップ後、早々に消灯した。寝つきに少し時間がかかったが、日付が変わる前には十分寝付いたと思う。
 今朝は平日仕様のスマホアラームが鳴る迄しっかり眠り、ベッドで暫しニュースを視ながらゆっくり身支度。
 夫におはようLINEを打つのを遠慮していたら、夫から先に飛んできたので暫しやり取り。出かける時間とがんセンター最寄り駅到着時間を確認する。

 昨日、コンビニで調達したミックスサンドイッチとヨーグルトと桃のジュース、ダージリンティで朝食。食後はミヤとタケキャブ。スインプロイクはお休み。排便は少し硬めで少々。
 母にMeet通話するも出ないので、ダメ元で携帯にかけたら繋がった。今日は昨夜より声が出るようだった。今日は朝のサインのためフロントまで行かずに緊急ベル連絡にするように、寒いので温かくして寝ているようにとアドバイスした。
 朝ドラを視て、荷物等を整理してからゆっくりチェックアウト。手荷物を預け、身軽になって病院へ向かう。外は今迄で一番寒いのではないかというほどの寒さ。分厚いタイツに上は何枚重ねているだろうというほどの今季最強の厚着だ。それでも風が吹くと寒い。

 息が切れないようにゆっくりマイペースで歩き、予約時間の10分前に病院に入った。マスクをして歩くとやはり苦しいし、鼻血交じりの鼻水がすぐにマスクを汚してしまう。受付のIDカード機には列もなく腫瘍内科受付へすんなり移動。待合椅子はそこそこ埋まっていて、少し椅子が増えていたソファ席に陣取った。

 態勢を整えてから血圧測定。114-67、脈拍が98。やはり脈が若干速めか。血圧測定を終えたら、読書再開。今日のお供は昨日の続き「息が詰まるようなこの場所で」。中受の話題は今もリアルに迫ってくる。面白くて頁を繰る手が止まらない。
 予約時間を10分ほど過ぎて、電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出た。荷物をまとめてよたよたと中廊下に移動する。今日は一番のようだ。荷物等を整理していたら「〇〇様、お待たせしました。」と呼ばれる。

 「おはようございます。」とご挨拶をして、体調報告。スインプロイクを飲むとタケキャブを休まず飲んでいるのに胃痛が続き、1日置きでなく、2日置きでも十分お通じがあり、胃痛に良いようです、と言うと、調整して大丈夫とのこと。
 それ以外は咳も殆ど出ずによく眠れていること、夜中に咳が出ない分朝は血の混じった痰が出るが、食欲もあり、体重も栄養指導のあったゼリー等を頂きつつ、少し増えてきていること、訪問看護センターの方たちの訪問で随分生活に張りが出てきていること、立った時に立ち眩みやふらつきがあること、エスワンは今回はキチンと飲み切れたこと等をご報告する。
 
 夫のこともご報告。おかげさまで飲み薬と注射の治療が始まったことをお伝えする。今日も注射や内服薬を飲んでみて、副作用報告等のための受診があるので午後から付き添う予定であることをお話する。

 一昨日撮影した造影CTとレントゲン、採血の結果の説明がある。CT画像は今迄輪切りの画像ばかり見ていたが、今日は骨シンチのような正面のほぼ全身にあたる画像を見せて頂いた。これまで右の肺の腫瘍はポツポツと多数点在していると理解していたが、今日見たら、殆ど繋がって肺の長さを若干短くしたようなものになっていた。これはびっくり。そうだったのか。

 先生が仰るには、右上の影は大きくなっているように見えるが、無気肺ではないかとのこと、下の方に行くと少し薄くなったり小さくなったりしているように見える。総じて薬が効いているという判断だという。嬉しい。
 それ以外、新しい転移病変はなく、骨転移も不変とのこと。レントゲン画像は4枚が並んでいるが、前回に比べて不変。採血で貧血の値が進み、と低栄養を示すアルブミンの値はまた下がっているが、これは抗がん剤エスワンの副作用かもしれないとのこと。無理せずしっかり食事を摂っていきたいと思う。マーカーはコンマレベルで下がっていたが安定とのこと。
 ということで、エスワンは今の私にとって十分な働きをしてくれていることが判ってほっとする。

 薬の処方は、エスワンは規定通り14日分を今夜から飲み始めること、ミヤ、タリージェ、タケキャブ、MSコンチンと3日分のオプソ、スインプロイクはひとまず今回も10日分、次回から7日分にする予定、口内炎がすぐに消えて効果抜群のうがい薬アズノール、AHクリーム、ヒルドイドローションを処方して頂いた。

 診察室でのSpO2は98%で心拍数94、体温は朝ホテルで測って36度3分とお応えする。
 そして、トルコ旅行に必要な診断書と薬の処方箋(英語)をご用意頂き、その場で確認、サインをして頂いた。「文書をお渡しするのと、ポートフラッシュもあるので」と言われ、中廊下で待つ。
 
 お礼を言って診察室を出て、中廊下で看護師さんに呼ばれるのを待ちつつ門前薬局に処方箋を撮影してLINEで送る。
 今日は初めての看護師さんだったので名前は分からず。別の診察室で座ったままのポート針刺しだったが、殆ど痛まずお上手だった。針を抜く時にも殆ど痛みなくラッキーだった。

 クラークの方から文書を頂き、文書料の説明があり(和文の倍額)、お礼を言って腫瘍内科の会計を通して、総合会計へ移動する。12,000円弱のお支払いをカードで。

 外に出ると、日差しはあるが、風が強く実に寒い。ロングのダウンコートの襟を立て、ストールを上半身に隙間なく敷き詰める感じで前を留めて歩く。門前薬局からはまだ準備が出来ました、のLINEは届いていなかったので、待合椅子で待つ。結構混んでいたが、10分ほどで担当のIさんから呼んで頂く。体調報告をして、一緒に薬をチェックして13,000円強を電子マネー払い。今日の病院と薬局滞在時間は2時間。最短記録か。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめる。そのままがんセンター最寄り駅に向かえば、夫が到着する時間より早く到着しそうだ。暫し本を読んでゆっくりと移動に。
 乗ろうと思った電車の1台前に乗り、夫よりも15分ほど速い到着になった。駅ナカカフェでランチ。夫にはここにいると連絡をしたが、とてもそれでは足りないと夫はラーメン屋さんに行って腹ごしらえを済ませ、カフェに再度やってきて一緒にお茶をした。

 がんセンターのシャトルバスに乗って病院に入ったのは予約時間7分前。再診受付をすると、今日も採血があり、とのこと。そのまま採血室に行くと、殆ど待ち時間なく呼んでもらえた。今日は2本で済んだとのこと。それでも結果が出るまで診察はないから、判っていたら1時間早く来るんだったね、と言い合う。

 2階の診察室へ向かう。お昼休みなのか診察待ちの方の番号が1つだけ。夫の番号が出るまで1時間10分ほど待った。
 先生にお目にかかり、副作用を報告。採血結果でCPKの値(筋肉の破壊)が高いと言われ、次回も上がるようなら薬剤のせいかもしれないが、日曜日に息子宅まで自転車で行ったのが原因では、と。なんとこんなお土産が付いてくるとは。

 副作用はそれほどきつくなくおかげさまで、とお礼を言い、来月のトルコ旅行に薬を持ち込むので念のため英文の処方箋を頂きたいとお願いしたところ、診断書とセットで出して頂けることになった。その結果、診察後に文書の窓口に行くことになり、そこで書類を書いて待つこと40分ほど。
 それから会計を待って支払を済ませ、門前薬局へ。殆どどなたもおらず、すぐに薬が出てきた。夫はせっかく待ち時間短縮のための処方箋送付アプリを入れたのに、今日はうまく使えずに使い方を確認していたが。
 そして、前回同様8万円以上のお支払いと思いきや、高額療養費の手続きが自動的にされたようで、びっくりするほど安い値段だったと夫が驚いて窓口から戻ってきた。病院と薬局での滞在時間は3時間強。

 今日は薬局バスがいなかったので病院シャトルバスに並んだ。結構混んでいて補助席まで使っていたが、無事駅に到着。流石に疲れてこのまま帰る元気はなく、夫と駅ナカでまたお茶。小腹が空いてしょっぱいものが食べたいと、パスタをシェアして(食欲旺盛な夫に脱帽)焼き菓子とお茶と結構しっかり頂いた。すっかりまったりしてしまい、通勤時間と重なり、帰りは混んだ電車で帰って来た。

 帰宅して生協のお届けを夫と一緒にピストン輸送して、諸々片付けながら母にMeet通話。今朝は殆ど出なかった声が大分出るようになっていた。朝と昼はいい加減な食事だったが、夜は食堂の夕食を届けて頂き、ちゃんと食べられたそうだ。
 水分も摂っているし、熱はないし、薬が効いているので、くしゃみも咳も出ないとこと、今夜はお風呂もやめてこのまま早く寝る、明日はデイサ―ビスに行けるというので、風邪をうつしたら皆さんに申し訳ないから止めた方がいいのでは、どうしても行きたいなら昼食を食べて早く帰ってきたら、と言ってみたが、そんなにデイサービスが楽しいとは何よりである。

 薬の整理やら家計簿付けやらで、夕食の時間が遅くなってしまった。届いたばかりの生協のおうどんとお弁当だったけれど、夫が味噌汁を作ってくれた。

 というわけで病院梯子の長い一日が終わった。万歩計は8,000歩弱。
 明日は今日頂いた英文書類とともに医療用麻薬輸出入申請書を送るため郵便局に出向き、元気なら岩盤浴だけでもしてきたいと思う。
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2025.2.17エスワン4クール20日目のこと 休薬6日目 ウトウトの後は検査通院3か月半ぶり造影CT撮影~頚部から骨盤 採血レントゲンも無事修了

2025-02-17 23:33:10 | 治療日記

 昨夜も、今朝の早起きに備えて入浴して休むつもりだったが、夫の就寝前のうがいのタイムキーパ―を待っていたらまたしても日付が変わりそうに。それでもベッドに入ると、咳込むこともなく、安心して横になれるのだから有難いことだ。最近では瞑想CDも要らないくらいすぐに眠りに落ちている。


 平日仕様のスマホアラームが鳴り、何とか起きる。リビングに行くと夫はもう食事中。洗面や身支度を終えて夫を送り出す。今日は洗濯もお休み。BSと地デジの朝ドラを2回視ながら朝食。食後は食洗器等片付けモノをしてからリビングで毛布にくるまってドラマの録画をウトウトしながら視る。
 MSコンチンを飲み、またウトウトしているうちに出かける準備をしなければ、という時間に。急いでまとめたごみを捨てに出る。

 昼食は抜きなのでお茶だけ飲んで予定の時間に出かける。前回のCTは息子の結婚式を終えた10月末だった。ドセタキセルを7月までで終了しフェスゴを3か月続けた結果、両肺と縦郭リンパ節の腫瘍増悪という結果になった。
 頑張ってドセタキセルを7クール迄延長して投与したものの、3か月しか持たなかったということでかなり凹んだ。それから主治医と今後のことを相談し、新しくエスワンを飲み、これが効けば続け、効かなくなったり辛くなったりしたら積極的治療は一旦終了ということに決めた。

 体調は悪化する一方で、咳込んで眠れぬ夜が続いた。このままだったらあとどのくらい生きられるのか、と本気で思った。体調不良の中、包括支援センターや緩和ケア病棟やらに出かけたのは正直しんどかった。その後MSコンチンを処方されてからは嘘のように咳と喘鳴が消え、11月末からスタートしたエスワンが地味に効いてくれているようで小康状態を保っている。今回はその評価測定のための撮影だ。

 それを考えると、今はモルヒネのおかげで思いのほか元気でいられる。もちろん息切れやふらつきはあれど、作業療法士さんや看護師さんの訪問も始まり、若い方とテンポよくお話することが良い刺激となり、爪センターお薦めのウオーキングシューズで毎週のお散歩も快適だ。

 日中は暖かいというが、しっかり厚着をして家を出て、予定した電車に乗る。
 車内のお供は信長直子さんの「ぼけますから、よろしくお願いします。おかえりお母さん」(新潮文庫)。
 テレビでも放映され、ドキュメンタリー映画も拝見し、毎回本も読ませて頂いているが、コロナ禍お母様が旅立たれてからも一人暮らしを続けておられるお父様は無事104歳のお誕生日を迎えられたというのだから本当に凄い。一人娘として愛情一杯に育てられた信長さんのご両親に対する優しさと愛情の深さにいつもながら同じ一人娘としての我が身を振り返って下を向きつつ胸を突かれながら読み進む。

 予約時間の15分前に病院に入るように指示されており、その5分ほど前に到着した。自動受付機をすんなり通って、まずは採血の受付をしてピンクの受付番号表を手にするも、いつも採血室に向かう2時間以上前なのでまだ何人かの方が待っている。
 これはダメだ、とエスカレーターで2階の放射線受付に上がる。こちらは空いており、待合椅子にはどなたもおられない。すぐに受付して頂けた。保険証、受付票、IDカードを出し、CT準備室の前で待つように言われ、そのまま移動する。

 準備室前には数人いらしたが、予約時間15分前に名前を呼ばれ、準備室でルート確保。ロッカーに荷物を入れて造影剤注入のためのルート確保の針刺しだ。
 初めましての若い看護師Kさんが担当。今日も検査対応で、ブラトップと無地のニット、パンツはファスナー付きだけれど、検査の時にずらすだけでOKだから着替えは不要。いつものように右腕を差し出して、名前と生年月日を言い、紙テープで、とお願いする。

 造影剤用の針は採血の針より太いから大抵痛むが、今日はぐっと入る時以外はあまり痛まなかった。中廊下に出て10分ほど待つ(これで予約時間ぴったり)と名前を呼ばれた。靴を履いたまま、服を着たままCT装置に寝っ転がる。
 ベッドに寝て顎をやや上げ加減にして、両手万歳の姿勢になったらもうお任せ。静かに目を瞑って呼吸を整える。1回目は造影剤なしで、次に造影剤を入れて2回撮影するが、始まってしまえば10分もかからない。

 ドクターがいらして「造影剤が入ると身体が熱くなります。が、それ以外のことがあったらすぐに教えてください。」といつもの注意をされる。注入が始まると薬液の匂いが鼻を突く。
 幸いなことに、長く造影剤検査をしているがこれまで1度もアレルギー反応が出たことはない。あっという間に造影剤が身体中を駆け巡り、体の芯がカーッっと熱くなるのはいつも通りの反応だ。「ご気分悪くないですか。」と訊かれ、「はい、大丈夫です。」と応答。前回は咳込んで頷くことしかできなかったのを思い出す。
 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。「看護師が針を抜きますから、そのままでお待ちください。」と言われ、看護師さんが現れる。腕をバンテージテープでぐるぐる巻いて固定して針を抜いてくださったが、それほど痛まず。「バンテージテープは15分くらいしたら自分で外してくださいね。」とのこと。

 ロッカーから荷物を出すと、その場で止血確認のため待機することなく解放される。2階の放射線受付に戻ってファイルを戻し、今度は受付票バーコードをスキャンしてレントゲン受付番号を取る。中廊下に入ると殆ど待たずに名前を呼ばれる。着替えは不要なので、すぐに検査室に入り、前からと横からの2枚撮影をして無事終了。
 ようやく採血のため1階に降りる。さすがにもう自分の番号が出ているが、頂いた筈のピンクの番号票が行方不明。番号と受付票が行方不明なことを告げて再発行して頂く。荷物を持ちながらファイルを出したり入れたりするので小さな紙きれはよほど注意してどこかに入れておかないとダメである。

 今回はマーカー測定も含むフル検査で、5本の採血。
 今日は3人の技師さんがいらしたが、若い男性臨床検査技師のSさんから「どうぞ」と呼んで頂く。既に右手には止血テープが貼ってある。CTと採血が同日ということはあまりないので、2度近い部分を針刺しされた。刺す時ぐいっと奥に入る感じでちょっと痛んだ。抜く時は問題なく終了。
 お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら腫瘍内科受付を通して、総合会計窓口へ。15分ほど待って自動支払い機にIDカードを通す。15,000円弱をカード払い。病院滞在時間は1時間弱。

 流石にお腹ペコペコ。空腹のまま駅まで歩く元気がなく、途中の珈琲店に入る。大抵はそれほど混んでおらず、一人で4人テーブルを使わせて頂くのだが、今日は混雑していて「カウンターではいかがでしょうか?」と言われるも、荷物もあるし、出来れば・・・と唯一空いていた2人席にして頂く。
 レモンティーとホットドッグ・ポテトのセットを完食出来た。朝もしっかり食べたのにやけにお腹が空いている。スインプロイクの効果は続いていて、出がけに硬い排便があったので、今日も飲むのをやめておく。

 出張先直帰だから早めに帰宅出来るという夫に連絡して、本を読みながら時間調整出来るので最寄り駅で合流することに。読書の続きをして、1章だけ残して読み終え、お店を出た。
 帰りの電車に乗ると、なんと空席がなく、立つことに。ずっとだったら辛いな、と思ったが2つ先の駅で無事席が確保出来て、読書の続きをして無事読み終えた。
 乗換駅で夫から詳細な到着時間が届き、ウインドウショッピングのつもりが、旅行用に軽くて機能的なショルダーバッグを見つけたので購入した。準備を続けて気持ちを上げていきたい。
 無事夫と合流して、ウオーキングシューズを買いにアウトレットモールへ。私が昨日見たのはサイズは夫の25.5cmだったが、これはメンズではなくレディスもので履いてみたら幅がきつく、グレーで26cmのメンズ・ワイド幅があったのでそれを購入した。これで旅行の歩きは2人とも万全だ。

 早めに夕食を摂ることにしてイタリアンへ。まだ遅いランチを食べて3時間も経っていないのにあれこれ注文したら食べ切れず。ワインを飲んだ夫もイマイチ美味しくなかったようだ。会計を済ませ、帰途へ。
 
 帰宅してから母にMeet通話。デイサービスは昼食を頂いてから早めに引き上げて、クリニックに行ったそう。診察が始まる30分前に行ったけれど風邪ひきさんでかなり混んでいたそう。コロナでもインフルでもなく、ただの風邪とのことで、鼻水止め、痰切剤等3つか4つの薬を出して頂き、それを整理していたら訳が分からなくなってお盆に移していたとかで、今日もなかなか出なかったが、とりあえず大丈夫そうでほっとした。

 その後は夫とダラダラと録画したドラマを視てMSコンチンを飲み、今に至っている。
 明日は治療前泊。前日検査である採血レントゲンが今日済んでしまったので、ただ前泊するだけとなってしまい、なんだか申し訳ない感じだ。


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2025.1.29 栄養指導後腫瘍内科診察 ポートフラッシュ エスワン4クール 夜からスタート   

2025-01-29 23:40:04 | 治療日記

 昨夜はブログアップ後、眠くて眠くてタリージェとコデインを飲むまで起きているのが大変だった。アラームが鳴るやすぐに飲んで早々に消灯した。岩盤浴と温泉とサウナのおかげで心地よく疲れていたのだろう。
 咳込みもなく、お手洗いで目が覚めたのは5時前。5時間半ほど連続で眠れたが、朝温泉は出来ないし、起きるにはまだ早いので、二度寝。いつも通りの平日仕様アラームで起きる。
 夫におはようLINEを打ってから、今日は検査が遅いのでゆっくり起きられるのだと思い出して、早くに起こしたのは失敗だったとお詫び。それでも電車が止まっている区間があったようで、余裕をもって出かけることにした模様。

 昨日コンビニで調達したミックスサンドイッチとヨーグルトと果物ジュース、お茶で朝食。食後はミヤとスインプロイク。
 朝ドラを視て、荷物等を整理してからゆっくりチェックアウト。手荷物を預け、身軽になって病院へ向かう。外はかなり寒い。分厚いタイツに上は何枚重ねているだろうというほどの厚着だ。それでも風が吹くと寒い。とにかく筋肉と脂肪が落ちてかなりの寒がりになっている。

 息が切れないようにマイペースで歩き、予約時間の15分前に病院に入った。マスクをして歩くとやはり苦しい。受付のIDカード機には列もなく腫瘍内科受付へすんなり移動。待合椅子は早くも埋まっていて、なんとかソファ席に陣取った。

 態勢を整えてから血圧測定。100-66、脈拍が98。やはり脈が速めか。血圧測定を終えたら、読書再開。今日のお供は昨日の続き「その復讐、お預かりします」。
 今日は5話のうちの第3話からスタート。遺産争いのお話。なかなかリアルで面白い。

 予約時間を20分ほど過ぎて、看護師のHさんが「先生がまだ(病棟回診で)いらしていなくて、今日は2番目なので先に栄養指導を受けてきてから戻ってきてください」とのこと。隣の受付に移動すると、中待合で待つように言われる。
時間通りに栄養士のHさんが見える。こちらの状況をお話して体重が1年で大分落ちていることをお伝えすると、昨日の食事と今朝の食事の内容を聞かれる。
「昨日・今日はかなりしっかり食べられている。バランスよくというよりも食べるのがしんどい時には食べやすいものを食べたいタイミングで、菓子パンでも何でもOK。」とのこと。そして「紅茶はストレートよりもミルクと砂糖を入れた方がカロリーが摂れるのでお薦め、おやつもOK。なるべくカロリーを摂れるように。」とのこと。

 “患者さんとご家族のための化学療法を乗り切る食事のヒント”という病院手作りのパンフレットに沿ってお話があった後、牛乳が苦手な人用のカルシウムが摂れるゼリーや、エネルギー・タンパク質が摂れるゼリーのカタログを頂いた。
 予約時間通りしっかり30分の面談。「常駐しているので何かあれば介入できますのでお声かけください。」と言って頂く。お礼を言って再び腫瘍内科の待合に戻り、クラークさんに戻ったことを告げる。
 10分ほどして電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出た。荷物をまとめてよたよたと中廊下に移動する。前にお一人いらしたので20分ほどしてから「〇〇様、お待たせしました。」と呼ばれる。ちょうどMSコンチンを飲むアラームが鳴ったので飲んでから入室。

 「おはようございます。」とご挨拶を。スインプロイクを飲むとどうも胃が痛くなるので、今朝も手持ちのタケプロンを飲んできたことを報告すると、「タケプロンは1週間飲んで漸く効果が出るが、タケキャブの方が効果が出るのが早いのでこちらを出しますので、頓服ではなく毎朝飲み続けてください。」とのこと。1回飲めば落ち着くので勝手な飲み方をしていたことを反省。
 皮膚は湿疹ではないが、どうにもかゆいので掻いてしまうが、尿素入りのクリーム等は出して頂けないか、とお話ししたところ、尿素は刺激が強いので、ステロイドとヒルドイドのいつものAHのクリームの方が良いとのことで出して頂く。顔以外なら塗って良いとのこと。

 訪問看護ステーションからの訪問も始まり、看護師さんに月1度、作業療法士さんに週1度いらして頂くことになり、トルコ旅行に行けるようにと体力アップのために喋りながら一緒に外を散歩することになった、とご報告して指示書を書いて頂いたお礼を言う。そして要介護2の認定を頂いて介護保険証が届いたこともご報告。

 夫のことも報告すると、考えられる分子標的薬やホルモン剤等の薬剤名をいくつか教えて頂いた。それ以外にも抗がん剤はあるようだけれど、分子標的薬やホルモン剤が使えるならば身体は楽だ。ちょうど今日はシンチの検査に行っている。私は骨シンチの検査は注射後2,3時間の待ち時間で撮影して1日で終わったが、夫は注射後4時間待って撮影、明日も注射後24時間の撮影があるそうだ。

 レントゲンと採血の結果の説明がある。レントゲンは前回とその前の4枚が並んでいるが、前回に比べて一番大きな右の腫瘍が少し薄くなっているような感じ、それ以外もちょっと細くなっているところもありそう、ということでエスワンは今回期せずして休薬してしまったが、体調を戻すことが最優先だったのであまり気にすることはなく、むしろ頑張ってくれている、との判断で治療続行になった。
 採血の結果も貧血が少し改善された。それ以外低栄養は相変わらずだが、今日の栄養指導も参考にしながら、しっかり食べていきたい。マーカーは若干上がったが、上昇というほどではないので、気にしないで良いとのこと。

 薬の処方は、エスワンは前回の休薬4日分を引いて10日分を今夜から飲み始めること、ミヤ、タリージェ、MSコンチンと3日分のオプソ、スインプロイクは1日置きで十分に効果がありますと言って10日分、口内炎の塗り薬、漢方はまだ十分残っているので、うがい薬のアズノールのみ、AHクリーム、毎朝のタケキャブを処方して頂いた。

 診察室でのSpO2は97%で心拍数89、体温は朝ホテルで測って36度丁度とお応えする。
 今日は念のためポートフラッシュをしていって下さい、と言われ来月の診察前にCTの予約を入れて頂いた。前日が一杯だったので診察2日前の午後だが、採血、レントゲンはその日に一緒にしてよいとのこと。
 トルコ旅行に必要な医療用麻薬の輸出入書類に添付する医師の診断書と薬の処方箋(それぞれ英語)を次回までにお書き頂くようお願いする。
 お礼を言って診察室を出て、中廊下で看護師さんに呼ばれるのを待つ。
 今日は化学療法室のHさんがベッドを抑えたのでそちらで、とのことで久々に寝っ転がって針刺しして頂いた。針刺しはびっくりするほど全く痛みなく、逆血も問題なく針を抜く時に出血も全くなくパーフェクトのポートフラッシュだった。

 終わった時に化学療法認定看護師のKrさんが出てきてくださった。殆どお会い出来ず、ご挨拶出来ないまま化学療法室を卒業になってしまったので、気になっていましたと色々報告してお話したところ、結構な時間が経ってしまった。Hさんには「あれ、まだいたの。」と言われる始末。すみません。
 お手洗いを借り、スインプロイクの効果も出て門前薬局に処方箋の写真をLINEで送る。
 腫瘍内科の会計を通して、総合会計へ移動する。1,000円ちょっとのお支払いでなんだか申し訳ない気分。

 外に出ると、日差しはあるが、風が強く飛ばされそうだ。ロングのダウンコートの襟を立て、ストールをグルグル巻いて前を留めて歩く。飛ばされそうで足元がよろめく。門前薬局からはまだ準備が出来ました、のLINEは届いていなかったので、待合椅子で待つ。割と混んでいたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。体調報告をして、一緒に薬をチェックして11,000円弱カード払い。今日の病院と薬局滞在時間は3時間半。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめる。割と時間がかかってお昼時間を十分過ぎたので駅ビルでお昼を摂ることに。眠くてたまらない。一周して結局いつものイタリアンに入る。
 それほど混んでおらず、ゆったりした4人席に座らせて頂いた。前菜3種盛りとパスタにレモンティのセットにしたが、パスタが食べ切れなかったのでデザート盛り合わせはお願いしないでいたが、本が面白く読み切りたいので、追加する。紅茶のシフォンケーキと自家製パンナコッタ、苺ミルクジェラートの3点盛りで美味しく、大当たりだった。

 5話の途中まで読み、お店を後にする。再びスインプロイクの効果が出て、快速電車に乗って眠気を我慢して本を何とか読み切った。そのまま最寄り駅まで戻り、荷物も多いのでタクシー乗り場にまっしぐら。生協のお届けがあり、えっちらおっちら取り入れて収納したら、がっくり。

 夫は注射の後の待ち時間4時間を界隈を散歩して潰し、駅ビルでお昼を摂ったそう。検査には1時間半もかかり、シャトルバスにも乗れず、歩いて最寄り駅まで行き、前回とは違うルートで帰ってきたら30分ほど早かったそうだ。次回からはそのルートで行けば大分楽そうだ。
 夫が帰って来る迄3時間ほどあったが、薬の整理等諸々片付けるのにかなり時間がかかった。ようやく座ったのは2時間ほどしてから。断捨離番組の録画をウトウトしながら視ていたら夫が帰宅した。

 夕食は生協から届いた煮込みうどんとあんかけ焼きそばで簡単に済ませ、焼き菓子やアイスクリームでカロリー補充。
 眠くてたまらなくて流涙も手伝って目がしょぼしょぼする。母にMeet通話したら、昨日はケアマネさんがハンコをもらいにいらしたそうだが、30分ほどお喋りしたらしい。私が要介護2の認定を頂いたことを話したらびっくりされていたそう。それはそうだ。母が要支援2なのだから。それ以外は特に出かけずに明日のデイサービスに備えているようだった。
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2025.1.28 エスワン3クール21日目のこと 休薬12日目 採血、レントゲン後、前泊

2025-01-28 22:10:51 | 治療日記

 昨夜もブログアップ後、MSコンチンを飲んでからシトラスブレンドのバスオイルを入れた湯船にゆっくりと浸かった。夫も今日の出勤に備えていつもより早寝をするようだ。
 早々にベッドに入って消灯した。日付が変わる前に寝付いたのは久しぶりではないか。

 今朝は平日仕様のスマホアラームが鳴って目が覚めてお手洗いへ。アラームを消して、暫しベッドの中でぐずぐずしてからゆるゆると起きる。夫と動線がかち合わないようにリビングへ移動する。夫は洗面中。
 夫を送り出してから洗濯機を廻す。BSと地デジの朝ドラを視ながらゆっくり朝食を摂り、洗濯物が出来上がったタイミングで全て外干しに。今日は何やら結構多くて一仕事。
 今朝起きたタイミングでの体重は40.8㎏。夜寝る前は41㎏を超えるのだが、朝になると41㎏を保てない。昨日は3食しっかり頂き、間食もしたのだけれど。明日は栄養指導を予約しているので色々相談したい。
 
 諸々片付け終わってからメールチェック等を終え、前泊の準備。ホテルによって微妙に備品が違うので、持っていく必要のあるものだけ無駄なく用意するのがなかなか難しい。準備が済んでリビングで温かくしてドラマの録画等を視てゆっくり過ごす。
 1人ランチは冷凍麺とフルーツゼリーで簡単に済ませ、洗濯物を畳んで仕舞う。良く乾いて良かった。
 
 今日は、明日の受診とそれに伴う事前検査のため病院近くのホテルに前泊。車内のお供は原田ひ香さんの「その復讐、お預かりします」(双葉文庫)。
 帯には「読むほどに気持ちが晴れていく。ままならない世界で自分の人生を取り戻すための物語 理不尽な出来事に傷つき、思い悩む依頼人たちが訪れるのは・・・高額だけど満足度100%の復讐屋」とある。
 原田さんといえば「三千円の使いかた」でブレイクされたが、復讐というのはどうも穏やかではなさそう、でも面白いかな、と手に取った。

予定通りの電車に乗り、第5話のうち第1話を読み始め、眠いのだけれど面白くてやめられない。

 今日も前回に続き温泉、岩盤浴付きホテルを予約した。6階のダブルルームにチェックインして、いつものように荷物を置き、身軽になってから、病院に向かう。少し早く歩くとまだ息切れするが、以前より少し楽になっている感じがする。

 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、採血・生理検査受付へ移動する。時間が遅いので、待合椅子は誰もいない。受付票のバーコードをスキャンしてピンクの採血受付票を取る。
 今月は月末で今月2回の通院なので、マーカー測定等フル検査で、5本の採血。

 今日は3人の技師さんがいらしたが、「1、2の3」のかけ声で針刺しするほっこり臨床検査技師のOさんから「どうぞ」と呼んで頂き、ラッキー!と席についたが、刺す時ぐいっと奥に入る感じでちょっと痛んだ。抜く時は問題なく終了。
 お礼を言って採血室を後にし、止血をしながらエスカレーターで2階のレントゲン検査受付へ移動。こちらもバーコードをスキャン。前回はレントゲン検査がないのにその服装で行ってトホホだったけれど、今日はしっかり検査あり。予め無地のニットにブラトップを着て、検査着への着替えは不要にしてきた。

 前からと横からの2枚撮影をして無事終了。1階の受付に降りてから腫瘍内科受付を通して、総合会計窓口へ。自分の会計番号(7ではなかったが、トリプル6だった)が出て、自動支払い機にIDカードを通す。今日の検査に加えて、訪問看護の指示書の作成代が加わって5,000円弱をカード払い。
 ちょっと疲れて喉も乾いたので、院内カフェに入る。カフェラテとベルギーワッフルで一息ついた。カフェタイム込みで病院滞在時間は40分ほど。

 コンビニで明日の朝食等を調達しながらホテルに戻ってカツラを外して読書と休息。夕食には野菜たっぷり定食を頂き、ご飯以外はしっかり完食して部屋に戻ってきた。900カロリーは摂れた。
 母にMeet通話。今日はヘルパーさんがいらっしゃった日。ショッピングモールまで足慣らしに行ってきて、食事も済ませたので、心配ないと。明日はケアマネさんが来訪されるとのこと。宜しく伝えてもらうように頼んだ。
 
 明日は今月2回目の診察日。
 MSコンチンのおかげでよく眠れていること、16日に発熱し、エスワンを休薬にして頂いたが、翌日には平熱になったものの喉の痛みと鼻水が長引いて感染症には改めて注意が必要と思ったこと、訪問看護ステーションの方が見え始め、看護師さんとの会話や作業療法士さんのリハビリ等とても役立っていて心強いことなど、この3週間の自覚症状の報告と要介護2の介護保険証が到着したことを報告したい。

 3週間ぶりに温泉の大きなお風呂で手足を伸ばした。髪の毛は大分生えてきたのでベリーベリーショートで、黒いシャワーキャップもしないで済ませた。岩盤浴は出入りがあり3人から5人、温泉は5人だった。サウナは貸し切り。しっかり温まったので、既に眠くてたまらない。今日もMSコンチンを飲んだら早めに休みたいと思う。
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2025.1.8腫瘍内科診察後ポートフラッシュ あわやポート入れ替えの恐怖?! エスワン3クール 夜からスタート   

2025-01-08 23:30:59 | 治療日記

 昨夜はブログアップ後、タリージェとコデインを飲んで早々に消灯した。岩盤浴と温泉とサウナのおかげで心地よく疲れていたのか、ほどなくして眠ることが出来た。咳込みもなく、今朝、目が覚めたのは4時半過ぎ。
 5時間ほど眠れたようで、その後は二度寝が出来ず。夫におはようLINEを打ってゆるゆると身支度。今日は昨日より冷え込むという。

 昨日コンビニで調達したサンドイッチとヨーグルトとお茶で朝食。野菜ジュースも買っていたけれど、寒くてお腹が冷えそうなので止めておく。食後はミヤのみ。
 夫から出かけます、と連絡が入り、朝ドラを視て、荷物等を整理してからゆっくりチェックアウト。手荷物を預け、身軽になって病院へ向かう。なるほど寒い。分厚いタイツに裏地付きのウールのパンツを穿いてヒートテックのインナーと腹巻もしっかり。それでも寒い。とにかく寒がりになっている。

 息が切れないようにマイペースで歩き、予約時間の10分前に病院に入った。受付のIDカード機には若干列が出来ていたが、それほど待たずに腫瘍内科受付へ移動。待合椅子は早くも埋まっていて、なんとかソファ席に陣取った。クラークの方から、前回門前薬局の方に紹介状等を預けたことで、お支払いがまだのため、そのコメントが手書きで予約票に書き足される。

 態勢を整えてから血圧測定。101-768、脈拍が96。やはり脈が速めだ。血圧測定を終えたら、読書再開。今日のお供は昨日の続き「母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き」。
 母はいわゆる毒親ではなかったと思うが、それでも「ああ、このセリフ~“あなたのために”、何度となく言われたわ」というものがあり、頷くことしきり。そして、ことあるごとにダブルバインドに苦しめられた~あなたの好きなものでいいのよ、と言いつつ、ママはこれは好きではないわ、と言う~ことも思い出した。
 本人はあまり覚えていないのだろうけれど、それは大人になってつい最近になってさえも感じることだ。還暦過ぎても親からの呪縛に苦しんでいるとは・・・。

 今日はトップバッターだ。予約時間から20分ほど経って電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出た。荷物をまとめてよたよたと中廊下に移動する。ほどなくして先生が扉を開けて出ていらして「〇〇様、お待たせしました。」と呼ばれる。

 「おはようございます。今年もよろしくお願いします。」とご挨拶をして入室する。前回は直ぐに咳込んで話をするどころではなかったけれど、今回はMSコンチンのおかげで、立って挨拶をして席に座っても体勢を立て直すとほどなくして普通に話が出来る。
 「いかがでしたか。」と訊かれ、「おかげさまで、咳が鎮まり、横になって眠れるようになりました。あのままコデインを飲んでいたら、と思うとちょっと怖いです。」とご報告。「眠気が酷く、エスワンを1日飲みそびれてしまいました。4錠残っていますが、何とか飲めています。」ともお話しする。注意力散漫であれこれミスをすることも。

「それでもMSコンチンのおかげで夜眠れるようになったと思うと、本当に有難いです。年末から口内炎が酷く、食事が進まなかったので、また体重が落ちてしまったことが気になりますが、栄養指導等をお願いした方が良いでしょうか」と話を振ってみるが、採血の結果を説明されながら、貧血が前回より進み、アルブミンの値が下がっていること等についてはさらっと流され、肝臓、腎臓等に問題はなく、白血球、血小板等は心配するほど下がっていないし、良い状態が保たれていると思います、とのこと。

 昨日の心エコーの結果も駆出率(EF)が前回の61%が63%に上がっているので、ハーセプチン等の影響は心配しないで良さそうとのこと。このままうまく体調のやりくりが出来れば今のまま続けていけるでしょう、と仰る。
 手足の痺れが酷くなって細かい動きがし辛く、物を落としたり、小さな薬を掴めなかったりするので、ケアマネさんから「作業療法士さんに訪問して頂いてリハビリを始めることも出来るので、先生から指示書を書いてもらうように、と言われています。」と言うと、では患者サポートセンターのOさんに連絡して相談してください、とのこと。結局、早くても次回診察の3週間後になってしまうようだ。

 年末に先生に書いて頂いた主治医意見書が市に届き、今年初の審査会にかかる予定なので今週中にも介護保険証が届きそうだ、とご報告。紹介状を書いて頂いたおかげで、緩和ケア病棟のある病院の緩和ケア科の初診も済んだこともお話しする。
 そこでは緊急対応はしてくれるけれど、長く療養は出来ないので、別のホスピス専門の病院への登録も考えているが、それについてはサポートセンターのOさんから「また相談しましょう」と言われているとも。

 MSコンチンだけで落ち着いており、レスキューのオプソを飲んだのは年末の夜中1回であること、スインプロイクが良く効いて、すんなりお通じがあり、3回飲んだだけであるとお話しすると、スインプロイクはMSコンチンとセットの薬であるので、様子を見ながら一日1回飲んでもよいのでは、とのこと。
 今でもそれほど便秘で困っていないので、効きすぎて腹痛や下痢になる方が心配だが、その辺りまた調整しながら、である。
 
 今日処方されたのは、ミヤBM、タリージェ、エスワン、MSコンチン、オプソ、スインプロイク、そして口内炎のためのうがい薬アズノールと、漢方の半夏瀉心湯、オルテクサー口腔用軟膏。吐き気止めのノバミンは飲まないで済んだので今回はなし。それでもまた薬が増えてしまった。カスミがかかったモルヒネ頭でちゃんと管理が出来るだろうか。

 体温はホテルで測って6度3分。診察室でSpO2は95%、脈は86。この後、ポートフラッシュをしてから帰るように、と言われ、お礼を言って診察室を出た。今日はたっぷり30分診察室にいた。咳込まずに話せたのが凄い。中廊下で待っていると、化学療法室でもお世話になったSさんがいらして、別の部屋で待つように言われる。
 門前薬局のLINEに処方箋を送り、呼ばれるのを待つ。

 案内された部屋はベッドがなく、「座ったままで大丈夫ですか」と言われるが、今迄座ってポートに針を刺して頂いたことはない。ひとまずポートを出して椅子に座る。するとポート周りを触りながら、前もこの辺り腫れていましたか、と訊かれるが、私には鎖骨の下でちょうど見えない。
あれこれ押されて針を刺されて生食を流すが、入っていくのがよく分かり、ずっとチリチリ痛むと言うと、心配なので化学療法認定看護師のOkさんがいるので呼んできますとのこと。Okさんにはろくに挨拶もせずに化学療法室を卒業になってしまったので、これは願ったり叶ったり。今の状況をあれこれ報告しながら、私はOkさんと話したかったのだ、と改めて気づく。とりあえず体重計ってみて、と言われ体重計に乗ると、風袋毎で41.9㎏。

 万一ポートが傷ついて漏れていると、その辺りが冷たくなるが、鎖骨周りも大丈夫なので多分問題ない。けれど、レントゲン写真で確認しても造影剤が入ったものでないと正確には分からないとのこと。結局先生に診て頂くことになり、再び診察室へ。
 今日はポートへの針刺しが3回。ううう。3人ともお上手ではあったが、やはり痛むことには変わりない。先生はまあ大丈夫でしょう、今回ポートフラッシュをしたことで流れ始めたのかもしれない、とのこと。やはり6週間に1度流さないと詰まるのだなぁと思う。Okさんが先生に栄養指導を進言してくださり、次回ちょっと時間がかかるけれど、と予約を入れてくださった。

 1回目のポートを入れた時に、主治医からこれは一生ものだと言われたのに、僅か2年ほどで抜去、入れ直しになった苦い経験がある。二代目はもう10年以上頑張ってくれている。さすがに3度目の入れ替えは勘弁願いたいと思っていたので、ちょっとドキドキした。
 そんなわけで、結局病院滞在時間が伸びてしまう。門前薬局からは薬の準備が出来ました、とLINEが入っていた。

 腫瘍内科の会計を通して、総合会計へ移動する。前回紹介状などの支払いがまだだったので、ある程度の出費を覚悟していたが、見れば1,500円にも満たず。ひとまずカード払いをしたが、こんなに安い筈はないのでは、とまた腫瘍内科の会計に戻って確認して頂く。問題なかったようだが、いやはや。随分長居になってしまった。

 外に出ると、日差しはあるが、風が冷たい。ロングのダウンコートの襟を立て、前を留めて歩く。門前薬局はかなり混んでいたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。先日わざわざ拙宅まで薬を届けに来て頂いたお礼を言い、体調報告。薬の説明をして頂いているタイミングでMSコンチンを飲む時間になり、アラームが鳴る。失礼して立ったままマグのお茶で飲む。
 今回はオプソの処方が3日分だけだったが、それでも不足で次回廻しになった。まぁ前回の不足分76包がほぼ手付かずなので問題なし。12月で期限が切れたオプソ11包をお返しする。
 薬を一緒にチェックして12,000円弱カード払い。別の薬局と合併し、システムがすべて変わって大混乱だそう。コード決済も使えなかった。Iさんが忙しそうでかなりてんぱっていたので、今日はあまり話し込まずにさっさと失礼した。今日の病院と薬局滞在時間は2時間半弱。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめる。昼前なのでそのままJRの駅に向かう。眠くてたまらないが、各駅停車で席を確保して文庫の続きを読んだ。
 そのまま最寄り駅まで戻り、ぱぱっとラーメンを頂き、気分転換に映画館へ。今日観たのは「グランメゾン・パリ」。数年前に上映されたというテレビドラマは見ていないが、年末のスペシャル版が面白かったのでトライ。フレンチのお料理がとても綺麗でどれも何とも美味しそう。パリの街並みが懐かしくも美しく、また行きたくなってしまった(身の程知らずである。)。

 その後、カフェでいつもの蜂蜜トッピングのラテを頂き、夫のお土産にドーナツをテイクアウトして、荷物も多くなったし、と軟弱にもタクシーで帰宅した。生協のお届けがあり、えっちらおっちら取り入れて収納して、がっくり。
 その後、薬の整理等諸々片付けるのにかなり時間がかかった。そのまま眠ってしまいそうだったが、頑張って文庫を読み終えた。
 夫は仕事帰りに美容院でカットの予約が入っていたので、夕食は外でもよかったのだが、私がそれを知らずに生協で麺とお寿司を注文していたので、家で食べてもらわないと、と真っすぐ帰ってきてもらった。
 遅い夕食を摂り、ドーナツとお茶を頂き、今に至っている。
 眠くてぼーっとしているし、疲れて眼はしょぼしょぼするし、手先が痛いのでミスタッチも多いので、手戻りが多い。

 母にMeet通話したら、昨日はヘルパーさんに払い込み等をお願いしたそう。以前は自分でコンビニまで行って払い込みしていたが、足元がおぼつかない中でお金を持ち歩くのが嫌なので、とのこと。
 どうしても転んだことが尾を引いていて、活動範囲が狭まっているなあと思う。。
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